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ワンナップ  作者: ぴかり
1/3

case.1

 ある日、突然・・・。

 俺の目の前に謎のウィンドウがポップアップした。



 条件を満たしました。

 ワンナップしますか?

 [YES][NO]



 ワンナップって・・・別にキノコを食べた訳でも無いし。

 特殊なアイテムをGETした訳では無い。


 どちらかと言うと風邪をひいて寝込んでいるから。

 何もしていない。寝ているだけだ。


 微熱と咳が出るくらいで特別しんどいという訳では無いが。やる気は出ない。

 なので大学をサボる良い口実として寝ているという方が正しいかもしれない。


 とはいえ・・・2日も寝っぱなしだと飽きても来る。


 夢なのか、熱が見せた幻覚なのかは分からないが・・・。


「イエス」


 何の反応も無い・・・。


 そうか。

 音声認識では無いのか・・・。


 ポップアップしたウィンドウの[YES]の文字を指で押した。

 すると。



 アップデートまでしばらくお待ち下さい。



 と、新たなポップアップが登場した。


 こういうの待ってられないんだよな・・・。

 別の事でもするか・・・でも、身体がダルくてスマホをイジる気も起きない。


 そうこうしている内に身体が暖かくなっていき、そのまま眠りに落ちた。




 あの日から俺は出来うる限りの努力はしている。

 出来る事が限られているので次の条件を満たすのはそう簡単では無いのかもしれないが。

 灯りを点滅させてみたり。TVを点けたり消したり。物音を立ててみたり。鏡に写り込んでみたり。

 と、やれる事はやってきた。


 だが。



 三次元から四次元へのアップデートが完了しました。



 という、ポップアップ以降。

 新たに謎のウィンドウがポップアップする事は・・・まだ無い。


 そうこうしている内にこの部屋に住む人が居なくなってしまった。

 俺はこの部屋から出られないのに・・・。


お読み頂きありがとうございます。


新作を書き始めては居るのですが設定を構築中なので繋ぎの投稿です(*'ω'*)

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