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最弱スキル紙装甲のせいで仲間からも村からも追放された、が、それは誤字っ子女神のせいだった!~誤字を正して最強へと駆け上がる~  作者: 空地 大乃
第四章 シルバークラウンの冒険者編

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第40話 絶体絶命! 絶対無敵!

新章開幕!この話は一応メインの前のゆるい感じの回のつもりです(後に関係する要素は出てきます)

最初に公開したものでキャラにあってなさそうな箇所と行き過ぎた表現があったようなので少し修正しました。

誤字っ子女神は前の話の誤字を修正しました。

誤字を教えて頂きありがとうゴブります。

「フィトストラトスだ~!」

「おい! ネイチャーウルフもいるぞ!」

「畜生なんだってこんなに魔物に襲われるんだ!」

「あぁ! すみませんすみません! 護衛料は弾みますからどうか宜しくお願いします!」

「「「「「チクショー! こうなったらやってやらぁ!」」」」」

 

 冒険者達の嘆きとヤケッパチな声が交互に聞こえていた。

 その様子を見ている商人の一人は祈るように両手を組んで、護衛を担う冒険者達に縋っている。

 

 頭には帯状の布を巻いていた。一部の地域で帽子のように扱われているターバンという代物だ。

 

 それにしても、大変だな。ちょっと前にあの誤字っこ女神から話を聞いていたから良く判る。

 この商人、スキルのおかげで常に良いことと悪いことが交互に起きる。


 スキルには持っているだけで常に効果が発動し続けるタイプと、自分の意思で行使できるタイプがあり、彼のようなタイプは前者となる。つまり自分の意思でどうにか出来る話ではないので上手くスキルと向き合って生きていく必要がある。


 これでもし、俺の紙装甲のように悪いイメージだけがついて回るタイプだったなら、生まれ次第では蔑まれたりする人生を送ることになっていたかもしれない。


 ただ、この商人の場合悪いことが起きた後は、必ず良いことが起きるので、その利点を上手く活かせたというところか。

 

 まぁ、それでも敢えて自分のスキルを全員に明かすような真似はしていなかったようだ。実際俺もあの女神から聞いて知ったし。


 尤もたまたま出会って一緒になった商人のスキルをズケズケと聞く気になれなかったというのもあるけど。それに商人は他にもいるし、それら全員に細かく話を聞く気にもなれない。


 ただ、チラッとこのキャラバンの護衛を纏めるリーダーに聞いてみたら、流石に彼は知っていた。護衛以外では商人の中にも知っている人はいるようだけど、それでも彼と行動を共にしているのは良いことの部分で彼らにも何かしらの実入りがあるからなのだろう。


 そんなわけで、俺たちはシルバークラウンに向かうための最後の山を越えようとしていたところなんだけど、その途中の森で由々しき事態に遭遇しているわけだ。


 つまり、彼のスキルはまだ悪い方に針が向いているということだ。


 フィトストラトスは人型を模したような植物の魔物。これが厄介なのはその物量で、出現する時には常に軍となって襲いかかってくる。


 しかもその中で遠距離型、近距離型、そして相手の動きを封じ込める専用の工作型で分かれているという厄介さだ。


 遠距離型は植物の種を高速で発射。近距離型もやはり種だが、遠距離型より小粒の種を近距離で連射してくる。


 工作型は蔦を伸ばし、それを絡めて縛める。それが集団で来るのだから嫌らしい。しかも脇にネイチャーウルフも引き連れていた。


 これは頭が蕾のようになっているタイプで、胴体も木が絡み合ったような姿。動きが素早く蕾の頭を開くと中に大量の牙が生えている。


 それで噛みつかれても事だが、尻尾も絡み合った木が捻れあったような様相で、伸長させ槍のように突き刺してくる。


 全体的に見て面倒な敵達だ。ただ、この魔物は本体が全て植物であるという点が肝であり――


「行くでゴブります」


 ジェゴブがパチンッと指を鳴らすと、雷が放たれ、迫る軍勢を次々と感電させていく。チェインライトニングの魔法だ。


 植物の魔物は基本火に弱いとされる。だが、それより更に弱いものがある。それが雷だ。だからこそジェゴブの雷の魔法が非常に役立つ。


 それに――


「クロスエンド!」


 俺の片手半剣状態での神装技――先ずは横薙ぎに一閃し、その後特攻しながらの縦斬りで斬撃を交差させる。


 一連の攻撃が成功すると神の衝撃が十字形に広がり、広範囲の敵を一気に蹴散らす事ができる。


 植物系の敵は斧や大剣系の叩き切る系の武器に弱い。片手半は大剣の要素も含まれているので、両手で振るうことでダメージは上がる。


「螺旋流破鎧術竜巻横截(たつまきおうせつ)!」


 ドヴァンの大技が炸裂。横倒しになったような竜巻が軌道上の魔物たちを巻き込み、木屑へと変えていく。


 あの技は溜めが必要になるようだけど、その分放てば強力。あれだけ威力があると弱点とか関係ないな。派手に飛んでる飛んでる。


「はぁ! やぁ! え~~~~い!」


 なんとも可愛らしい声を上げながら戦っているのはヘアだ。髪の毛を武器に柔軟かつ素早い攻撃を植物の魔物に叩き込んでいる。


 一発一発の威力は俺達の中で一番低いけど、その分豊富な髪量を活かし物量で押しのける。


 相手も軍隊で来ているが、ヘアだって負けてない。何よりヘアの髪の毛は攻撃面ばかりではない。相手に巻き付けたりなど、フィトストラトスのお株を完全に奪ってしまっている。


 何せ向こうは部隊でやれることが分かれているが、ヘアはそれを一人でやってしまうポテンシャルを秘めている。


 距離も今のヘアなら五十メートル程度までなら髪が伸ばせる。そしてこの森のなかではそれ以上距離を離すような戦いにはならない。


 木々が障害物として邪魔しているからだ。そしてこの手の場所はより柔軟で細かい動きが可能なヘアにとって有利となる。


 そんなわけで――結局森のなかに潜んで魔物の大群は、大方俺達が片付けてしまった。


「いやはや参ったね。私達にとって君たちと出会えたこと、そして目的地が一緒だったことは僥倖という他ないよ。護衛の冒険者を代表して感謝する」

 

 茶色いヒゲを生やした穏やかそうな壮年の男性がお礼を言いに来た。

 流石にたくさんの冒険者を纏める存在だけに人間性はしっかりしてそうだ。


 その後も、様々な商人にお礼を言われた。中には専属の護衛として勧誘してくる人もいたけどそれは丁重にお断りした。当たり前だけどドヴァンやジェゴブにヘアもね。


 尤もヘアの場合別のお誘いも来てたけど。嫁に来ないか? とかいい出したのがいたから笑顔で割り込んでしまった。


 我ながら余計なお世話かなと思ったけど、何かヘアが困ってそうだったし――何故かジェゴブが笑顔で、ナイスジェントルですご主人様、なんて言ってたけど。


「ふぅ、何か妙に疲れたな」

「ははっ、大変そうだね」

「ん? あ、ディスティー」

「はは、前もいったけど僕のことはアイズでいいよ」

「あぁ、そうだったねアイズ」

 

 アイズが笑った。アイズ・ディスティー――中性的な顔立ちの少年で、護衛には一人で参加している。旅の剣士らしいけど全体的に柔らかい雰囲気なせいか、一見すると強そうには見えない。

 

 ただ、一度剣を握るとかなり様になっていて、護衛の仕事もしっかりとこなしていた。剛ではなく柔の剣といった感じで女性のようなしなやかさも感じる。


 当然だけど、彼と出会ったのはこの護衛を通してが初めて。でも人当たりが柔らかくて、話しやすいタイプだったからすぐ打ち解けることが出来た。


 まぁ、最初は女の子かと思ったんだけど。中性的な顔立ちだし、男だと言われないと勘違いする人が多そうなんだよな。


 実際、本人もよく間違えられて困ることもあるとか。中には男と知っても誘ってくる人がいて弱っちゃったよ、なんて自虐的な話を面白おかしく話してくれたりもした。


 そんな彼だからか、他の皆もすぐ打ち解けることが出来た。色んな冒険者とも知り合いになれたけど、一番仲良く慣れたのは彼かな。


 俺はその後、さっきの魔物との戦いを彼とも振り返りつつ、その日の夕食もアイズを交えて皆で楽しんだ。


 そして朝が来て、移動が再開。峠も越えたし、後はこのまま谷間の道を越えて平原まで出れば、シルバークラウンまで間もなくだ、と、そう思っていたんだけど――


『グオオオォオオオォオオオォオン!』

「お、おいまさか、まさか!」

「冗談だろ! あれ! スカイナガスだろ?」

「ま、まじかよ……なんでドラゴンがこんなところに――」


 進行上の空に突如現れたソレを目にしたことで冒険者達の表情が絶望に変わる。護衛されている商人もガクガクと震え、あのスキル持ちの商人は、私のせいで私のせいで! と嘆き出した。


 竜――魔獣と同じく人々から畏怖される存在。両方とも魔物とは別種であり、生体系は一般的な生物と魔物の両方の特性を持っているとされる。


 ただ、そのどちらの面においても桁違いの強大さを誇り、圧倒的な魔力を保有しそして絶望的な肉体を誇る。

 

 特に竜に関しては上位のクラスになると魔獣ですら余裕で捕食できるほどに強い。しかも飛竜ともなればその危険度が更に跳ね上がる。


「……なぁカルタ、あれでレベルいくつぐらいなんだ?」

「ははっ、レベル150だって……」

「ひゃ、150!」


 鑑定結果を伝えると、ヘアが上擦った声を発した。ドヴァンすらも苦悶の表情を浮かべている。


「……これは、参りましたな。空中三倍算とも言われているほどです。戦うのはかなり無理があるかもしれません」


 ジェゴブですらそう評した。空中三倍算とは地上から空中の敵を相手したときに必要なレベルの算出法だ。何せ空中の相手には地上からでは通用する攻撃が少ない。そういった条件も絡み、空中の敵を相手するときは最低でも相手の三倍のレベルに達してないと話にならないという意味である。


 つまりレベル150のスカイナガスを相手するならば、俺たちは最低でもレベル450必要って事だ。無茶言いやがって。


「流石に無茶が過ぎるぜ。正直悔しいが、ここは逃げるしか――」

「それを許してくれるといいのですが――」

「な!?」


 それは一瞬の出来事だった。スカイナガスは青く細長い胴体を有したタイプの竜で、一般的に知られている巨大な蜥蜴に翼の生えたようなタイプとは少々異なる。


 翼が無く、蛇の胴体にドラゴンの頭がついたような見た目。頭頂部から尾の先端まで鬣が生え揃っているのも荘厳に感じられる要素か。国によっては龍と称される事もあるらしい。


 その龍が、とんでもない速さで俺たちのすぐ近くまでやってきて、そしてその長くたくましい尾を振るった。


 それだけで暴風が起こり、俺の体もふっ飛ばされそうになるが――


「わ、ワァアアアァアアアァアアアア!」

「あ、アイズーーーーーー!」

「お、おい、前と後ろに巨大な竜巻の壁が!」


 な!? そんな、それじゃあアイズは――


「あ、あぁあああぁああ――――」

「アイズーーーーーー!」


 な、なんてことだ。アイズが後方の巨大竜巻の中に呑み込まれてしまった。


「そ、そんな、せっかく仲良くなれたのに……」

「クソ! こんなことってありかよ!」


 ふたりが悲痛な表情で嘆く。俺の心もかき乱される思いだ。


 くそ! まだ、まだ間に合うかもしれない!


「待て、君どうする気だ!」

「決まってますアイズを助けにいくんです!」

「馬鹿野郎!」

 

 護衛のリーダーに殴られた。そして怒りの形相で仁王立ちし。


「お前の気持ちもわかる! だが今の状況を考えろ! それに、そんなことしてアイツが喜ぶか? 喜ばんだろ! アイツの分まで俺たちは生き残るんだよ!」

「リーダー……」

「横から失礼致しますが、今はそれを言い合っている時間も正直。どうやらあの龍、何かとんでもない攻撃を仕掛けてきそうでゴブります」


 とんでもない攻撃? 俺はスカイナガスを見上げ、その攻撃方法を確認するが。


エターナルフォースハリケーン

一瞬にしてあらゆる敵を切り刻む暴風の息吹を吐き出す。相手は死ぬ。


 ……は? え、ちょっと待て、それもう使われたら終わり――


 だが、現実は無情だ。既にスカイナガスの口は開かれ、まさに死を呼び起こす、暴風の息吹が――


「そんなことは私がさせない!」


 その時だった。空に響き渡る華麗な声。何かが空中を舞った。


「な、なんだアレは!」

「鳥か?」

「ち、ちがう! 裸だ! 裸が空中を舞っている!」


――はい?


「女だ!」

「何かおかしいぞ!」

「まさか、あれは――全裸だーーーー!」

「「「「「うぉおぉおおおぉおおおぉおおおお!」」」」」



 そして、今の今まで絶望の表情を浮かべていた冒険者達が、急に騒ぎ出した。


 なぜなら、確かに空に浮かんだソレが、全裸だったからだ。いや正確に言えば顔だけは隠されている。あのターバンみたいに布で覆われている。ただ女であることは判った。それは全裸の違いで判る。


 いや、ちょっと待て、オレハイッタイナニヲイッテイルンダ?

 

 ゴシゴシと瞼をこする。見上げる。裸だった。

 もう一度見直す、やっぱり裸だった。


「……ジェゴブ、どうやら俺、思ったよりも動揺していたようで幻覚を見ているようだ」

「おおカルタ偶然だな俺もだ。何故か空中に全裸の女が見えるんだ」

「いえ、多分それは幻覚ではないかと――」

「もう、最低!」


 何故かヘアが怒っていた。


「あぁあああ! スカイナガスがついにブレスを!」

「もう終わりだぁあああ!」

「いや待て! みろ! ブレスが途中で消えていくぞ!」


 え? と俺が見上げると、確かにスカイナガスのエターナルフォースハリケーンが途中で掻き消えていた。


「無駄だ! この姿の私は無敵だ!」


 何を言っているんだ?


「そういえば聞いたことがある」

「「知っているのかリーダー!」」

「うむ、この国には旅のピンチに颯爽と現れ、見事解決して去っていく女がいると。そう、その名は確か、絶対無敵ゼンラマン!」

「ぜ、絶対無敵ゼンラマン!」


 何か凄い名前出た!


「いいぞゼンラマーン!」

「最高だゼンラマン!」

「何故全裸かわからないけど凄いぞゼンラマン!」

「こ、この世にゼンラマンがいる限り! 絶対に悪は流行らない!」


 自分から名乗った! そして流行らないのか!


「は、恥ずかしいからすぐに決めるぞ!」

「恥ずかしいのか」

「やっぱり恥ずかしいんだな」

「恥ずかしいのでゴブりますな」

「うぅ、なんで恥ずかしいのに全裸なのよ……」


 ヘアの意見はご尤もだ。


『グ、グォオオォオオォオオォオオォオオオ!』

「お、おい! 龍がゼンラマンに突っ込んでくぞ!」


 どうやら最大の技を掻き消されて龍も呆然としていたようだが、正気を取り戻してゼンラマンに怒りを覚えたようだ。


 大口を広げ、一気に呑み込もうと迫る。


「――舐めるな龍! 見よ必殺! 絶対無敵全裸眼!」


 だけど、俺の視界にはとんでもない光景が広がった。何かと言えば、仕掛けたはずの龍が、その胴体が、突如凄まじい勢いで捻れ、切れた――そう、スカイナガスの巨体がまるでタオルでも搾るかのように捩じ切られ、バラバラになり地面に落ちていったのである。


「「「「「「「「う、うおおおぉおおおぉおおおスゲーーーー! 全裸なのにツエーーーー!」」」」」」」」

「「「「「「「「凄いよゼンラマン! 最高だゼンラマン! 眼福だゼンラマーーーーン!」」」」」」」」


 そして、冒険者も商人も全員が一体となって喜んだ。このときばかりは全員の(主に男だが)気持ちが一つとなった。


「うぅ、またつまらぬ物相手に全裸になってしまった……と、とにかく私はこれで帰る! さらばだ!」

「ありがとうゼンラマン!」

「またどこかで全裸になってくれ!」

「ふぇええええええぇん、絶対に嫌なのに~~~~~~!」


 こうして風のように現れた彼女は、龍を見事一人で倒し、そしてどこかへ消えてしまった。


「全裸になると強くなるのか……俺もやってみるかな。カルタもどうだ?」

「全力で遠慮します」

「え? カルタが全裸、あ、それなら……」


 いや、どうしてそこでヘアが赤くなる?


「いや、それより、そうだ! アイズ!」

「え? あ、そうだアイズくん……」


 そうだった。アイズが、あの龍に飛ばされて竜巻の中に……倒されたことで竜巻は消えたけど、やっぱり流石にあの中じゃ……。


「お~~~~い!」

「え?」

「あ、アイズくんだ!」

「これは、なんとジェントルな」

「あぁ、全く運のいい野郎だぜ!」


 俺も思わず頬が緩む。まさか、あの竜巻の中で生きていたなんて……。


「はぁはぁ、良かった皆無事だったんだね」

「それはこっちの台詞だぜ。よくお前無事だったな?」

「あ、うん、丁度運良く竜巻の目に入れたんだ。だけど出れなくて右往左往していて」

「そうだったんだね。でも本当に運がいい……」

「確かにそれはジェントルな幸運でゴブリます」

「あはっ、僕、前から良く運がいいって言われてるから。でも皆も無事で良かったよ」

「あ、あぁ俺たちはなんというか、助けられたんだ。何か全裸の女に……」

「え? ぜ、全裸の女性、そ、そうなんだ。でも、助かって良かったね」

「あぁでもまさか全裸になれると強くなれると思わなかったぜ」

「ギクッ、どうしてそれを!」

「は?」

「え? あ、いや、なんでもないよ。そ、それにしても、そ、そうなんだ、あはは……でも、一体誰なんだろうねぇ」


 う~ん? なんだろ? 妙に動揺しているような? 


 でも、確かに、一体何者なんだろうかゼンラマン?

ゼンラマン一体何者なのか……

この全裸に関してだけは一応後にも関係してくる話なのでその部分はそのままになります。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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[一言] アイズデスヨネ~、ゼンラマン
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