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異世界の扉を開けよう!

作者: さきら天悟

異世界、それは素晴らしい世界に違いない。

若者は憧れている。

過去においては、未開の地を開拓し、また未開の知を解き明かした。

だが、今の若者は・・・

すでに開拓され、解明され尽くしている。

さらに現実社会では、縛られ、抑圧され、身動きが取れない。

本当の自分を解放したいのに。

その思いが異世界を生み、また異世界に魅了されるのだ。

自分の真の欲望を満たす異世界に。



ここに朗報がある。

異世界に憧れる人にとってだ。

現実に存在すると言うのだ。

量子力学的には多重世界であるとの論文が発表されたのだ。

目に見えず、計測もできないが、世界が重なり合っているという。

もう一人の自分がいる?

そういうことではないが、別の世界が重なり合っているそうだ。

反物質世界という学者もいる。

反物質は小説やマンガの話ではない。

現実に反物質を生成できるのだ。

すでに多くの国が未来のエネルギーや物質を求め、研究を重ねている。


でも、世界が重なり合っているなんて信じられない?


でも、私は容易に想像できた。

スカスカだからだ。


怒らないで欲しい。

あなたがスカスカ人間と言っているわけではない。

いや、違うかな。

あなたも、そう・・・

あなた、いや、人間、いや、世界はすべてスカスカなのだ。


スカスカ?


そうスカスカ、中身が詰まっていない。

思い出して欲しい理科や化学・物理で学んだことを。

人は何で出来ているかを。

原子だ。

原子が結合し、分子となり、有機物を構築するのだ。

でも実は、原子はスカスカなのだ。

よく言われる原子の例は、野球場の中心に一円玉(原子核)があって、

その周りを点のような電子が回っている、だそうだ。

ということは、これくらいスカスカなら重なり合っていても不思議はないということだ。

もう一つ例がある。

銀河系の衝突である。

銀河系には太陽系のような星が無数にあるが、ほとんど星の衝突はないという。

だから世界が重なり合っても、不思議はないというわけだ。



最近、異世界へ行ってみたい、という人が頓に増えている気がする。

彼らは頭の中で異世界を創造し、小説やマンガやアニメを産み出す。

なかには科学者となる者もいるだろう。


そして、ついには異世界の扉の鍵を探し出すだろう。

それが二つの世界を消滅させると知っていても。

自分の欲求を満たすためだが、「神の啓示」と言って。

そして、扉が開き、現世界と反物質世界は対消滅を起こし、

膨大なエネルギーを放出し、無に帰する。

人間が汚しつくしたこの世界を白紙に戻す様に。

本当に神の意志とも知らずに。

近年の異世界ブームは、神が導いているのではないだろうか。

二つの世界の扉を開け、無から始めるために。

あくまでもイメージで書いているので、興味がある方はちゃんと調べてください!

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