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ギルド内で

ご意見ご感想有りましたらよろしくお願いします。


「ちっちゃ!」思わず声に出してしまった。


それを聞いた連中の顔色が一気に赤くなり表情は険しくなる。


「てめぇ!優しくしてやりゃあ図に乗りやがって。オモテ出やがれ、このシロウト<ボカン>ぉがぁ?!」


「なにをしてるんだ、このゴロツキ冒険者共。邪魔だからどきな」さっきの爆乳お姉さんが左手に料理を乗せたお盆、右手には今叩くのに使った50cmくらいの棒を持ってる。


「痛ってぇ、、、毎回毎回叩くなよ、エーラ!」


「アンタらが毎回毎回くだらない事するからだろ。ごめんな新人君、メシお待たせ」


ゴトっと目の前に料理が置かれる、スパイスの効いたいい匂いが鼻をくすぐる。



ミロー牛のステーキ定食ー

スパイシーな香草と甘だれで焼かれた大ぶりな牛肉と小鉢にサラダにパン+タマゴスープが付いた味も量も満足な定食 お値段銅貨3枚なり



「旨そうだ!頂きます」俺は早速かぶりつく、、、「旨っ」


そんな俺をニコニコ見てるエーラと羨ましそうに見てる男たち。


「あんたらは何か食べんのかい?」とエーラは男たちに振り返る。


「いや、俺らは、、、いらねぇ」毒気を抜かれたのかスゴスゴとギルドを出ていく。


「悪かったね、新人君。あいつらも悪い奴らじゃないんだけどちょっと訳があってクエストが失敗続きで参ってるんだ」


「気にしないで下さい。逆に手出しせずにすんで良かったですし」


「おや、可愛い顔して大きな口を叩く新人だね。名前は何て言うんだ?」ぐしぐしと頭を撫でられる。


「エイジです、、、エーラさん」撫でられて嫌な気はしないから大人しく答えるとさらに笑顔になるエーラ。


「エイジか、、、面白い名前だね。まぁこれからよろしくな」


エーラは身を翻し厨房に去って行く。何ともさっぱりした人だ、きっとモテるだろう。



(さて、食べ終わった事だし宿探しにいくかな)


他の客に食事を出してるエーラさんを呼び止め銅貨を渡す「ご馳走様でした、エーラさん」


「お腹いっぱいになったかい?」


「はい、大満足です」


「そりゃよかった、また何時でもおいで」


「是非。で、良かったらこの辺で手頃な宿はありませんかね?」


「ならウチの叔母がやってる[大葉亭]にいきなよ、なかなか小綺麗にしてるし」


「本当ですか!助かります」


「ちょっと待ってな」エーラさんは紙に何やら書き俺に手渡す。


「一筆書いといたからこれ持って行きな、ギルドを出て右に真っ直ぐ行けば商業区だからそこで宿の客引きに聞けば分かるよ」


「色々ありがとうエーラさん。明日クエスト受けにまた来ますね」


「気にしない気にしない。なら明日はここで朝は食べていきなよ、用意しとく」


「はい、じゃあ明日」お辞儀してギルドを出る。さて、出て右だったな、、、





ーギルド内にてー

「随分親切にしてたわね、エーラ」


「なんだミリア、見てたの?」


「ふふふ、ちょっとね」


「可愛い顔してたし背も高い、しかも黒髪黒目なんてある意味完璧なイケメンだったからね」


「そうね、私も見た瞬間ニコニコしちゃった。目の保養になるわ」


「17歳かぁ。冒険者としてはまだまだ若いけど無事で過ごして欲しいな」


「うーん、こってり説明したけど何処かぬけてるような、、、よほど自信があるのかただ脳天気なのか」


「あぁ、さっきも絡まれてあいつ(手出しせずにすんだ)なんて言ってたからな」


「そんな事言ってたんだぁ、うふふ面白い子だね」


ーそんなような会話がお姉さん2人の間で交わされてるとは桜児は露とも知らなかったー

桜児くんは前の世界で必要以上に女性と関わった生活はしてませんから女性に慣れてません+この世界のイケメン基準もまだ知りませんから鈍感系では無く女心自信無い系ってやつかもしれません。



ちなみにこの世界の通貨は

鉄貨→銅貨→銀貨→金貨になっていてそれぞれ10枚で次のお金になります。


物価や価値観は大分違うようです。

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