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プロローグ

ご意見、ご感想ありましたらお待ちしております。

この物語はFPSが大好きだけど銃とは正反対の一子相伝古流暗殺武術を極めた男子高校生の異世界転移のお話ー


毎日くたくたになる迄実家の道場で祖父にシゴかれる高校2年の”成宮(なりみや) 桜児(えいじ)”の唯一の楽しみは祖父にワガママを言って買ってもらったFPSゲームだ。


物心つく前から桜児は実家の成宮活殺流と言う一子相伝の武術を叩き込まれていた、両親は無く祖父に。


ある日俺は使い道の無い武術に明け暮れる日々に嫌気がさして祖父に文句を言ったんだ。


すると祖父は言ったー「我らが成宮の一族は代々時の権力者の元で暗殺や警護と言った武の仕事をしておる。本来ならワシがお前を鍛える事は無かったがお前の父は当主としての役目を果たし亡くなった。よって次の当主はお前になる」


この毎日が平和な日本でこんな殺伐な武術を教わる理由を初めて聞いた俺はそれ以上反発はしなかった、、、いつか思う存分身につけた技術を奮う場はあると知ったから。


ただシゴキに耐える事に意味は出来たが日々勉学、武術に奮闘していた俺に彼女を作る暇もなければ友達と遊ぶ暇も無くそんな俺が唯一の娯楽がFPSゲームだったー



この日も俺はそんな毎日の楽しみをプレイしていた時に異変は起きたんだ、、、


「くそっ、近接で勝負しろ」コントローラーをガチャガチャうごかしながらFPSで無茶な要求を画面に呟くが、あっさりと画面のキャラは横に沈む。


「かぁー、全然ダメだ。ゲームは全然上達しないな。飲み物取りにいこう」溜息を一つつきながら俺は部屋をでると空気のピリつきに気づく。


「なんだ、、、爺ちゃんの気配もしないし、、、道場か?」


俺は自然と気配を消して猫足と呼ばれる歩法で歩く。すると道場の方で幾つか気配を感じ話し声も聞こえる。


「貴様ら、ワシを成宮活殺術11代当主と知っての襲撃か!」


襲撃者2人の腕をひねり上げながら周りの襲撃者を睨みつける爺ちゃんが見える、流石その姿には一分の隙も無い。

爺ちゃんを囲む賊もそれなりの使い手に感じるがあの程度では問題はなさそうだ。そう考えながらも俺は気づかれないよう加勢し易い位置を探りながら移動を開始していく。


「流石は音に聞く成宮貞春殿、老いてなおその技に衰え無しのようだ」


賊のリーダーらしき人間が腕を組みながらも余裕の態度を崩さない。


(何だ、あの余裕。俺の目にはどうやっても爺ちゃんには何人居ても敵う様には見えないが、、、)


賊の数はひねり上げられた2人+6人の計8人、装備は丁度さっきやっていたゲームの特殊部隊のような格好だ。


「やはり知っての襲撃か、、、だがこの程度では殺られてはやれないのぅ」


爺ちゃんはひねった2人をそのまま投げて戦闘不能に、即座に左側の賊に飛びかかる。

その素早さに全く反応出来ずまた1人爺ちゃんの餌食になった。


(”葉車”から”隼脚+雷咬”か、、、)成宮流活殺術には素手は勿論の事、刀、槍、棍、弓、その他日本のありとあらゆる武術を取り入れた総合術だ。そしてそれぞれが人を戦闘不能にする為だけに特化している。


「やれやれ、最近の若いもんは中途半端な腕前で勘違いしおるわ。その程度ではワシの孫にもカスリ傷一つつけられんぞ」


「それはそうだ、単純な武力で貴方方成宮流の使い手に敵う者などいないだろう」

あくまで腕を組み余裕を崩さない、、、何故だ?爺ちゃんも同じ疑問を感じたようだ。


「ふむ、、、どうやら始めから死ぬ気での襲撃か。わざわざワシ1人に8人で陽動とは流石に見抜けんかったわ。して何をするつもりじゃ?」


「神風と言うやつだ。悪いが近隣ごと消えてもらう」


(マジか!?)そう思った瞬間俺は激しい光と音に包まれたー


初めての投稿、不定期ですがゆっくり書いて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

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