福笑い
私のすきな人は
身長が高いです 野球部です 一生懸命です 頑固です
奥手です はにかんだ笑顔が素敵です いじっぱりなところがあります
そんなあなたにわたしは恋をしました。
出会いは 携帯出会い系サイト
彼氏募集中 なんて書いて 純粋なあなたと
恋愛経験ほぼ0なわたしは出会いました
初めて会ったのは 駅 です
あなたは 白いパーカーにジーンズ 少しよごれた赤いシューズ
日に焼けていて ゴールデンレトリバーみたいな横顔だった
「 友達に見つかるとやばいから 走って 」とわたしは言う
女子高 男子校に 通っていた私たちは 騒がれるのを嫌いました
初めてのデートは ゲームセンター
プリクラを撮ったとき あなたは
「 女の子とプリクラなんて撮ったことないよ 」
と少しはにかんだ声で言いました
緊張していたのか 早口で野球のこと学校のことを私に話してくるあなた
そんなあなたが大好きになりました。
あなたはまめで 電話をくれたり メールをくれたり
そんなあなたが大好きになりました 初めてできた彼氏でした
でも あなたとわたしは別れました
( 急になんで?
( 親にばれたから 。
こんなもんか と思いました 。
でも あなたのことが忘れられませんでした。
それからも 友達として連絡を取り合いました。
たまにくるあなたからのメールが嬉しくて嬉しくて。
毎朝 少し早い時間の電車に乗ってあなたを一目みるのが少し嬉しくて。
でも いつまでも今でもあなたとわたしは片思いでした
あなたは わたしをどう思っていますか
野球が好きになったわたし それはあなたの影響なんです
野球を見るたびに あなたを思い出します
一生懸命練習するあなたを思い出します 。
あなたは まじめで優しい人だから わたしみたいな
わたしみたいな みにくい女 相手にしません
片思いって 辛いんですね 。
私の今です。事実、わたしが体験したことです。