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第四話 AAA(農業調整法)
プルタブの衝撃から自我崩壊を始めたツプタンコスの断末魔をBGMにクルヌンティウスと石川は話し始める。
「サイゼリアなのかサイゼリヤなのかがいまだに曖昧な件については『サイゼ』という略称で呼ぶことで手を打とうじゃないか。」
「なるほど、言い得て妙だな。…あ、フリスク食う?」
ツプタンコスはすでにもう一本の髪の毛も残らないほど溶け去っていた。
その間にカヌパワ教信徒の軍は大田区を制圧し、魚鱗の構えで自衛隊を迎撃しようとしていた。
教徒軍第二遊撃部隊隊長のこごろう(仮)はこう語る。
「なんとしてもクルヌンティウスを見つけなければならない。やつがいないことにはわが軍は全滅であるのですよ!」
しかしクルヌンティウスは港区民であって大田区の情勢には興味がなかったのだ。