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第一話 コードギアス
クルヌンティヌスはペットボトルのふたが一向にしまる気配を見せない夢から目覚めるとこう言った。
「…マヨネーズの油分はきっと前世のカルマなんだ。」
「それに気づいたのは全盛期の朝青龍くらいだぞ、大したもんだ。」
ツプタンコスの反応はクルヌンティウスが予想した以上に的を得ていて、感動したクルヌンティウスはペットボトルのふたをついにしめた。
「…ゆ、夢じゃなかった…。」
「え?何ハリウッドデビューの話?」
ツプタンコスの三流以下のボケに対して執拗に左足を攻めるローキックを食らわせるとクルヌンティウスは窓から出るフェイントをこれまた執拗に見せたのちにドアから家を出て夜の六本木に消えていった。