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とある男子?は悩みが絶えない  作者: しらする
1/1

俺は今、転生しようとしている・・・


トラックに轢かれかけて自転車から転倒した俺は、なんと恥ずかしいことに死んでしまった。

見事に死んでしまった俺はその後白い光に包まれて、目が覚めたら、女神様が目の前にいた。

どうやら女神様は俺に話があるらしく、俺はその話を聞くことにした。

そして、女神様!めっちゃ美人!!

「目が覚めたのですね?これからあなたには大事な話をします。」

死んだことはなんとなくわかっていたので、少し冷静な自分がいるが、どんな話なのだろうか。

「大事な話って何ですか?もしかして、神様の手違いとかで俺が死んだとかそのような感じでしょうか?」

「いえ、あなたの死因はちゃんと自転車からの転倒です。まぁ、気にしないでください、あなた以上にいたたまれない死因もありますから・・・。」

女神様は少し遠い目をして俺を励ました。気遣いは嬉しいのだが、ちょっと納得できない。

「そうなん、ですね。・・・ってそれじゃあ俺の大事な話って何ですか?まさか、『あなたはあまりいいことを積み重ねてこなかったので地獄粋です』なんて言わないですよね?ですよね!?」

「日本人特有の思想ですね。ですが、わたしの知る限りでは天国も地獄もありませんよ。って大事な話から離れてしまったね~。本題に戻すけど、大事な話というのはあなたが今からどうしたいかということなんだ。」

「どうしたい?そんなこと決められるんですか?」

「まぁ、正確には二つの選択肢から選んでもらうだけなんだけどね。」

そう言って女神様は俺に二つの選択肢を語る。

一つ目は、ここで働くことだよ。今の私みたいにね。そして、もう一つは転生して第二の人生を送るということ。これは、申請をして通らないとできないけどね。だから、あなたがする申請が通るかは私にもわからないんだ。」

一つ目の選択肢は女神様がいるところで働くのか~。ちょっと楽しそう?

でも確かに選択肢は二つあるけど、二つ目の選択肢を選んでも損はしなさそうなんじゃないか?

そう思いつつ、女神様に俺は聞く。

「その、二つ目の選択肢なんですけど、転生したら魔法とかが使える~なんてことはあるんですか?転生ボーナスみたいな感じで・・・。」

やっぱりこれがあるとないとでは、この二つ目を選択するかが変わるのだ!

「魔法かどうかはわかりませんが、たいていの場合、転生者ボーナスみたいなものはありますよ。」

「行きます。申請してください。」

次の瞬間俺は即決した。やはり男のロマンというものがあるのだ。それに申請が落ちたとしてもこんな感じの職場というのなら、何とかやっていけそうだし。

「はい。では今から申請させていただきますね!」

「はやっ!そんなにすぐ申請できるんですか?」

「まぁ、そうですね。そんなに時間はかからないんじゃないですかね~。なんせ私の上司は本物の神様ですから!」

「え?本物?あなたは女神様ではないんですか?」

一瞬女神様はびっくりしたような顔をして俺に笑いながら答える。

「そんなわけないじゃないですか~。私もあなたと一緒で死んでから働いているんだよ!ただ働いている年数とかが長いから昇進していっただけですよ。」

「ち、ちなみに何年くらい働いているんですか?」

「その話をするなら、申請しないよ。」

急な圧に俺は少しひるみながら、ごめんなさい、と謝った。

女神様?が上司(神様)に連絡をし始めた。

なんかテレパシーみたいなの使ってて、すごい!!

「はい、・・・ええ、そうなんです、え!?・・・・そうですか・・・はい、わかりました。ではそうさせていただきます。」

テレパシーなのにしゃべって届けるのはちょっとアナログだな~。

そんなことを思っているうちに女神様?がこっちに向かって笑顔でこう言う。

「おめでとう!!()()くんは転生して第二の人生を送ることになります。」

「転生できるんですか!?やったー!!ということはもしかして、転生者ボーナスももう決まってるんですか?」

踊る心に抗えず俺は女神様?に聞くと、女神様?はこう答えた。

「まず、()()んが行く世界は魔法と剣の世界です。」

「え?ほんとですか!?」

「ですが、あなたに与えられた能力は身体能力向上です。」

「え。」

その時一瞬世界が止まったような気がした。せっかくの魔法があるのに俺が使えるの身体能力向上?

いやそれ、ただの運動家じゃね?

俺のあまりの落ち込み具合に女神様?はフォローするようにこう言う。

「身体能力と言っても、あなたがいた世界の基準じゃないですよ!あなたの世界で例えるなら大体クマを拳一発でダウンさせるくらいには強いですよ!そ、それに魔法は初級であれば、学校で教わるぐらいですし。」

クマを一発でダウン?

内心めちゃくちゃテンションが爆上がりした。なんて言ったってクマを一発でだろ?

なんということでしょう。あんなにテンションが下がっていた俺ですが、一分以内でものの見事にテンションがカンストしました!

「あ、そういえば年齢は十三歳で学校に通うような形の人生から始まります。」

なにっ!?さらに若返りもついてくるだとっ!!・・・まぁ、これは高校生の俺にはあんまり関係ないような気がするけど・・・。

なんだ~、めちゃくちゃいい次の人生送れるじゃ~ん。

「そういえば、()()くんが快適に暮らせるように家は日本と変わらない感じにしたよ~!まぁ、少し町から離れているけどね。」

「そうなんだ~・・・ってそういえばさっきから海人って俺の名前呼ぶようになったけど、なんで?」

「それは・・・まぁ、仲良くしていきたいからかな?」

これはもしかして転生はするけど、天界につながっていろいろ話をしたりできるのかな!

じゃあ、これは仲良くするための第一歩として、そう、あくまで仲良くするために聞いておこう。

「俺の名前は知っての通り志村海人ですけど、あなたのお名前は?」

そう聞くと、女神様は少し考えた後、こう言った。

「・・・内緒です!でも、じゃあ私を呼ぶときは『ルー』と呼んでください。」

内緒か~。なんかいいな。

そんなことを考えている間にルーさんがはっと気づいたかのように俺に言ってきた。

「もうそろそろ転生の時間ですね!ではそろそろ行きましょうか!」

そう言われ、ルーさんについていくと魔法陣のようなものが地面に書かれてある部屋に連れられた。

「魔法陣の真ん中の方に立ってください。」

言われるがままに、真ん中に立つと突然魔法陣が光りだした。

目が少し眩む中ルーさんの方を見ると、笑顔でこう言った。

「それでは、よい第二の人生を送ってください!!」

「女神様!!ありがとーーー!!!!」

「あ!!!______。」

この言葉を最後に残し、俺は魔法陣の光に包まれた。

この感覚は二回目!!!

気が付くと、あたりには少し大きな一軒家が目の前にあった。これが俺の家なのかな~。

周りを見渡すと、少しこの家から少し離れたところに町がある。

早速家の近くに来たがやはりいつもより視線が低いような気がして家が大きく見える。

十三歳ってまだ成長期の中だし、仕方がないか。

しかし、なぜか髪が長い。転生の時にミスったのか?

だんだけ長いんだ?と窓を鏡にして自分の姿を見てみると、そこには美少女がいた。

え?美少女?寝ぼけたのか?ともう一度見ても鏡に映るのは美少女だった。

ま、まさかと自分の体をまさぐってみると・・・


・・・ない?!?!アレが?!?!?

いつもの俺の夜の相棒が!!!


意識するとなんか気持ち悪い。あったものがなくなるってこんな感じなの?

急な喪失感を感じた俺はそれを取り返すかのように胸を触ってみることにした。

ま、まぁ自分のものだし・・・ちょっとだけ罪悪感はあるけど・・・。

恐る恐る触ると、そんなになかった。ちょっと柔らかいような気はしたが・・・。

まだ十三歳だもんな~、これからだし~。

そんなこと?はさておき、とりあえず家に入ろうか。

「ルーさん、俺こんな体になってしまったんですけど、頑張ります。何とかやって見せます。」

家のドアノブを回し、家の中に入ろうとすると、後ろから突然声が聞こえた。

「じゃあ、がんばろっか!()()君!!」

後ろを振り向くとまさかのそこにはルーさんがいた。

「えーーーーーー!?!?!?!?!?」

こんにちは。読んでいただきありがとうございます!!

面白かったら、高評価とか絶対よろしく!!

次作を作る励みになります!!!

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