2.ちょっと待って。音楽無い世界ってマジ?
空気中に何故か、”鑑定”を使うと鑑定結果が出てきた。
異世界:クリムジャ王国。この世界は昔、魔人や魔物や悪魔が蔓延っていた。魔物はまだ居るが、悪魔と魔人の脅威は去った。魔人が生まれる危険は無くなり、悪魔は別の異世界に(労働力で)連れていかれたので完全に無い。
「へえ。なんか貴重な情報っぽいから黙っていよ」
すると、注意という文字が先程と同じようにチカチカしている。
さっきは有用なこと書いてあったし、押してみよう、と押す。
注意:混沌の世界を広めるために演劇などはあるし、戦争も起きません。しかし、音楽を楽しむ余裕が無かったため、この世界に音楽はありません。加えて、この世界には元々から音楽は無いため、人材や道具どころか文化そのものがありません。
「はあああああ????」
アイドルはいないと思ったよ??でも、音楽が無いなんてあり得ないじゃん。
「いくらチート能力があっても意味ねえよ!!!!」
…でも待てよ?無いなら作ればいい。その為の魔法創造と鑑定なのかもしれない。
天才か??
よし、だったら思い切ってアイドルを作ろう。別に音楽なんか、アイドルが広まれば増えるだろ。
アイドルは遠くから眺めてきゃあきゃあ言いたいタイプだけど仕方ない。無いもんは無いんだから、私がアイドルを推して学んだことや身に付けた能力すべてを出してやる!
どうせなら、メンバーは斬新なメンバーを集めたい。
スラム?知ったことか!成り上がってやるからな!!!