空港
空港は昔から私が一番好きな空間だった。
室内は湿度が全くないように快適で、少し人工的な匂いはあるか透き通る空気が感じられる廊下を歩くときの私はつまずかずに自由を感じた。
同時に空港は私が一番「マージナルマン」であることがわかる場所だった。
昔から人と人の架け橋になればいいとよく言われた。
聞いたいる際にいつの間にか道義的のようにその話を夢のように語ったのも、実際にできると感じていたことも好きだった。
空港は私が選べる可能性だけでいっぱいだった気がした。
そしていつまでも架け橋のままで生きていけると思った。
しかし、時間が過ぎていくたびに私が本当にそう思っているのか、それとも道義的にそう思っているたけなのかわからなくなった。
そのように空港での幸せだった記憶も薄くなった。
私は集荷物を探したとたん、空港バス乗り場に足を運んだ。
急いだおかげで1時間の間隔で予約しておいた二つのバスの中、先のものに乗れた。
少し前、飛行機で外を見る時までは空に穴が開いたようにこぼれでた雨が今は柔らかくなった。
雨はいまだに大好きだが、空の涙を受け止めるには地上はあまりにkも寒かった。
私の心と同じ温度になったようで何となく関しくなった。
それもあっという間で、夜景に向けて架け橋を渡ったらネオンサインの輝が溢れるまちが開く。
寒さなどどうでもいいとすれ違ういろんな店、明るく笑っている人たちでまちは賑やか。
私の街も賑やかだったらどれ程よかったかな。
私の夢はまだ寒いまちをうろついている。
パン・パン・パン。
スパイクがコートを割る瞬間、私は高校を選ぶ三つの選択肢の中一番いい選択をした。
人には誰にでも大きく成長できる時がある。
しかしだれでもその瞬間を味わえるわけではない。
適切な瞬間に適切な壁がたてられ、それを一緒に越える仲間や先生に恵まれてこそその甘い瞬間が味わえるのだ。
私が選んだ高校は学生の成長しやすい素晴らしい囲いを作ってくれ、そこで成長する時間私は楽しかった。
苦心して選んだ分、その選択をした自分自身にとても満足した。
世界が綺麗にしか見えない時期だった。
私は未だバスの中でその冬の夢をみる。