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天地の変  作者: 匹々
元一の章
5/51

謎から謎

そう...じゃあお気をつけてと

話を聞くと、魔物が突然現れたかと思えば人間に目もくれずに走り抜けたり、魔物が魔物を攻撃したり、ありえない異常行動の報告が4月に入ってから何件か上がっていたらしい。魔物のことはわかっていないことが多いが、今までの情報から考えれば明らかにおかしいと思えるものばかり。


町に戻ってもふたりはいなかった。

「どうしましょう」

「協会は持ち場で手一杯のようだ。手伝ってもいいが」

「...手伝わないんですか?この状況なら、依頼とは別に調査もあると思いますけど」

「この後どこへ行くつもりだと言っていた?」

「?ああ、エルですか。バフスです。ここの北東にあるボーアの南端の町です。歩けば2日ほどでしょうか」


「雨が降るでしょうか」

イヴが空を見上げる。

「少し怪しいですね」

一緒に町を出た二人組の一人が言う。

それでも引き返しはしなかった。


川に架かった橋を渡る。結局雨は降らなかった。

歩いている途中、奇妙な地形を見た。

丘が半径5メートルほどの球状に抉られたような痕があった。そこだけ草もほとんど生えていない。

「なんでしょうねこれは」

見当もつかなかった。


行く手のほうで音がして、一行は止まる。

「魔法の音だ」

注意しながら音のする方へ向かうと、ウィウェントたちが誰かに群がっていた。振り払われても次から次へととびかかる。トワたちが横から加勢する。


「いやー助かったよ」

バフスへの道を歩きながら話す。

「あの数は流石にきつかったから。まさかウィウェントが群れで襲ってくるなんて、びっくりしたよ」

「なんであんなところにお一人でいたんですか?」

「オレはいつもはバフスにいてさ、今日は散策」

「危なくないか?」

「こう見えて腕には自信があってねー。ある程度はなんとかできるつもり」

そうしているうちにバフスの城壁が見えてくる。

「そうだ、キミらは旅人?」

イヴが頷き、二人組は曖昧に答える。

「宿を貸すからさ、話を聞かせてくれない?」

イヴが頷き、二人組はあてがあるから、と断った。

丁国ボーアに入る。

バフスの町で二人組と別れて、先導についていく。

どこまで行くのかと

出来たらこんな話はない

油断したなー

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