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天地の変  作者: 匹々
続釦の章
38/55

余猛

「久しぶり」

リアと呼ばれた誰かは一段と深くした笑みを向けて呼ぶ。

「ユーリ」

「...なんで...」

ユーリと呼ばれた、今までリアと名乗っていた者はそれだけ呟いた。

「どういうこと?」

「ウチがリア」

「...オレのほんとの名前はユーリ」

「...?」

「...なんで?」

「いろいろあってさ」

困惑するルカとレタにそう言ってユーリはラズに目を向ける。

「なんで教えてくれなかったの?」

「気づいていなかったのか?」

「...。...まあいいや。キミたちはなんでオレたちと協力しないの?」

ルカたちは黙って成り行きを見守った。ラズが目線をずらし、ユーリもリアを見る。

「そうは言ってもねー。あとはエル次第」

「「...」」

「で、次はウチらは次はネウラに行くから」

視界からリアとラズの姿が消え始める。

「それじゃ」

3人は止めようとはしなかった。

「...何やってんだかね」


体が動くようになって、スォーツカの町に戻りながら、ユーリは説明した。

「リアは双子の姉。すごい省略すれば、死んだと思ってた」

「「...」」

「町は大丈夫そうかな」

「壁はそんなに壊れてないし、怪我人も思ったほど多くないみたい」

「ここの人たち避難がはやいんだよ」

「地下は少し心配ではあるけど、アタシたちがいたところでそれは変わらないしね」

「行くのかネウラに」

「その前にマホたちと連絡とらなきゃねー。どうしよう」

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