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短歌・俳句・川柳を詠んでいく  作者: 窓際の箪笥
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軽やかに 宙を彩る 蛍かな 光よ早く こちらへおいで


(かろやかに ちゅうをいろどる ほたるかな ひかりよはやく こちらへおいで)


大丈夫 答える声に 中身無し いつも通りと 嘘を吐くかな


(だいじょうぶ こたえるこえに なかみなし いつもどおりと うそをはくかな)


貴方の眼 茉の薫が 現れて 解くに解けぬ 私の頭


(あなたのめ まつのかおりが あらわれて ほどくにほどけぬ わたしのあたま)


初秋の日 勇気を出して 紡ぐ彩 紡がなければ こうにはならず


(しょしゅうのひ ゆうきをだして つむぐあや つむがなければ こうにはならず)


後悔の 念など今に 役立たず されど辞めれる 訳もなきかな


(こうかいの ねんなどいまに やくたたず されどやめれる わけもなきかな)


重鈍な 瞼の裏に 映る顔 笑顔見ること 二度と叶わぬ 


(じゅうとんな まぶたのうらに うつるかお えがおみること にどとかなわぬ)


落とされる 愛想笑いと 同情に


(おとされる あいそわらいと どうじょうに)


自分さえ 他人他人と 潰される 


(じぶんさえ たにんたにんとつぶされる)


合唱も 掠れた声で 嫌悪感


(がっしょうも かすれたこえで けんおかん)


低い椅子 軽い財布は 身の丈に


(ひくいいす かるいさいふは みのたけに)


玄関は 乗れぬ自転車 ただ眺め


(げんかんは のれぬじてんしゃ ただながめ)

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