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短歌・俳句・川柳を詠んでいく  作者: 窓際の箪笥
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顔の上 嘘の仮面を 貼り付けて 私はどこへ 行くべきだろう


(かおのうえ うそのかめんを はりつけて わたしはどこへ いくべきだろう)


冷える指 眩む視界と 口に水 震える瞳 止まらぬ呼吸


(ひえるゆび くらむしかいと くちにみず 震えるひとみ とまらぬこきゅう)


書けぬ絵と 理想に追われ 逃げられぬ


(かけぬえと りそうにおわれ にげられぬ)


浮いた足 取ってばかりで 我下げぬ


(ういたあし とってばかりで われさげぬ)


あれもいい これも良いなと 金は無し


(あれもいい これもいいなと かねはなし)


進む歩に 追い付けられず ただ独り


(すすむほに おいつけられず ただひとり)


くしゃくしゃの 鞄の中を 搔き回し 何かを出して 積み上げる日々


(くしゃくしゃの かばんのなかを かきまわし 何かを出して 積み上げる日々)


生きてきた 私は何処で 踏み違えた


(いきてきた わたしはどこで ふみちがえた)


好きでした その一言で 消え去った 積み上げたもの 無様に崩れ


(すきでした そのひとことで きえさった つみあげたもの むざまにくずれ)


起き上がり 至福の時を 思い出す あれが現実 これが夢など


(おきあがり しふくのときを おもいだす あれがげんじつ これがゆめなど)


道端の 葉桜の葉は 散り始め お前と私 似た者同士


(みちばたの はざくらのはは ちりはじめ おまえとわたし にたものどうし)


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