表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短歌・俳句・川柳を詠んでいく  作者: 窓際の箪笥
1/10

1

水筒の 水面に映る 我の顔 情もなしに 虚ろになりけり


(すいとうの みなもにうつる われのかお なさけもなしに うつろになりけり)


虚ろなる 我の瞳の 奥底に 留まり消えぬ あなたの光


(うつろなる われのひとみの おくそこに とどまりきえぬ あなたのひかり)


憎らしき 頬の面皰と 底の音 濁った音に 去りゆく他音


(にくらしき ほおのにきびと そこのおと にごったおとに さりゆくたおん)


無味の空 水を飲み干し 見上げては 涙の滲む 目元の隈よ 


(むみのそら みずをのみほし みあげては なみだのにじむ めもとのくまよ)


光無き 瞳の奥に 映る彩 穢れた色など 混じる訳無く


(ひかりなき ひとみのおくに うつるあや けがれたいろなど まじるわけなく)


耳の奥 響く爆音 痛む耳 止めること無く ただ逃げるだけ


(みみのおく ひびくばくおん いたむみみ やめることなく ただにげるだけ)


シャーペンに 入る力と 空の音 私の心 折れた細い芯


(シャーペンに はいるちからと からのおと わたしのこころ おれたほそいしん)


現実に 流す涙も 枯れ果てて 水に溺れる 私は何か


(げんじつに ながすなみだも かれはてて みずにおぼれる わたしはなにか)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ