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死神のとどけびと  作者: 花
1章 とどけびと 
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プロローグ 

始まりの樹がこの星を作った。

この世界に土を作り、水を与え、緑を与え。命を育んだ。

豊かな世界は広がった。


始まりの樹は世界の秩序を守るため、自身が選び出したものに力を分け与えた。

彼らこそが後の世で”役割持ち”と呼ばれる存在である。


海を守るものは汚染された水を浄化する力を得て。山を守るものは春風を吹かせ種をまく。

姿形に一貫性はない。私たちが魚や犬。そう呼ぶ生命の形をしている。

恐らくは環境に適した形をとっているのだろう、彼らのことを瞬時に見分けるのはかなり困難である。


そして、この世界にそんな”役割持ち”がどれほどの数、存在しているのか。私たちが知る由はない…


はずだった。


だが、私は出会うことになる。


彼らの中には少女がいた。


私たちと同じ姿形をし、つまりは人間の娘だ。




少女の名は、ミツキと言った。




医師アルバートの手記



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