『消失後、1秒後の自己現像』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
『消失後、1秒後の自己現像』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
㈠
1秒後の定位、自己現像は、鋭利な頭脳で空間を切り裂く場合の使用法。
1秒後の定位、自己現像は、感覚的物言いで、静かに幕を閉じるエンド。
1秒後の定位、自己現像は、支離滅裂な語源同意で、暖かに眠る午後時。
1秒後の定位、自己現像は、光の幻影をまって、適切な靴で歩く午前時。
㈡
そもそもが、自己が、消失後、1秒後の定位、自己現像のことだったのだ。
沢山の光を集めて、誰かにそれを託す時、新たな渇望が目を覚ます。
所々に、意識を反映させては、人生を彩るかの如く、動く訳だ。
何、不自然なことじゃない、詩はいつだって、刹那の味方さ。
㈢
言葉は自由であるべきである、詩の繁栄を祈る、消失後、1秒後の自己現像で。