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9話目

「今日の放課後ここに来てください、部活は休む事を伝えています」

 当然、昨日の事を話すのだろうと、俺は指定された場所に向かっている。

「決着、つけないとな」

 到着した場所は人一人いなかったそこにはモディルが

「······来ましたねイツモさん」

 涙ぐんだ赤く腫れた目をして立っていた

「お前......泣いてた、のか?」

「分からないんです、貴方が敵ならば、ムシロウシロムキ軍の幹部としての行動を取らなければなりません、でも私は!」

「殺したくない?だろ?じゃあ殺さなければいい、お前は怪人なんだ自由にすればいいさ」

「怪人だから!組織にいるしかないんです!私は!」

「じゃあ俺の家に来ればいい、怪人でも悪の組織じゃなかったらいいだろ」

「え?」

 わけがわからない、そんな顔をしている、こいつはおそらく、本人が行ったとおり、そういうふうに作られてるのだ、基本的に自分の欲望で動く他の怪人と違い、そいつらをまとめるように、組織に準ずるように。

「俺は自由にヒーローやってんだ、守る正義も自分で決める」

「·····私は最初、ゆのんさんはめちゃくちゃだと思ってました、でもあなたも、何ですね」

「そうか?じゃあ行こうぜ······ん?着信?ゆのん?どうした······は!?さらわれそう!?」

「ついに!動き出しましたか、貴方には話さないといけませんね、先進ゆのんの秘密を」

 



 


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