8話目
今日は久々に何も無い一日なので午前中は飯以外ずっと寝てて現在夕方、仕方なく買い物にでていた、悲しいことに冷蔵庫の中に何もなく生活用品が切れかかっていたのだ、だからこれがどういう偶然か誰か説明してほしい
「やあイツモくんこんばんわー」
「どうも、こんばんは」
ゆのんの姉ミリキ、この人はどうも苦手である、何か嫌なもの感じるのだ、知り合いの姉にそこまで長く話す必要は無いと言うのが俺の脳内世界の常識だよしいこう
「今日はゆのんちゃんと一緒じゃないの?」
話しかけられてしまったこうなれば話すしかなくなってしまった
「今日は私用の買い物ですから、ではまた」
「そっかーまあそうだよね、あんな子付き合ってられないか、あんな無能なこと」
「っは?」
「あの子外ではつよそうにしてるけど、家では私に気ばかり使ってばっかりのつまんないこだからね」
なるほど、きっとこいつは、ずっとこうだったんだ、自分の僅かな世界だけを見て勝手に見下して、ウシロムキですらない。
だけど、俺は
「あいつは無能なんかじゃない!」
俺は知っている、俺だけは知っている、ゆのんが、あいつがいたから今この世界は平和なんだ、俺だけは、確かに知っているんだ
「あんたがどう思うと、俺が知っているゆのんは有能だ!それだけでいい」
いい休日にしようとしたのに、でもちょうどいい具合に奴らが来てくれたようだ、まだ何か嫌味らしい事を言っているが、完全に無視して走り出す
「······モディルか」
現場にいたのはモディルだった、俺を見つけるや否や攻撃を仕掛けてきた
「なあ!なんでお前らはこんなことする?」
声をかけた瞬間モディルは少し戸惑い、すぐに冷静に戻り応えた
「これが、一番効率が良いからです、他人の足を引っ張るものを引き入れそのものに見えないうちに、世界を混乱させ、足を引っ張り合わせる」
「そのうちにトップが独り占めするってことか?」
「そのとおり」
モディルはそう言った瞬間飛びかかり俺を掴み掲げた、当然なげらげられると思ったが
「この重さ!この感覚、それに声、まさかそんな!」
大きく慌てて去っていった、
これはまた一波乱だな