6話目
超日常部のイベントも終了し季節は6月外は雨、俺達はというと絶妙に暇を持て余していた、一応雨の日だからこそ楽しみをある程度満喫したが、それでも外に出られないということは、選択肢を狭べてしまう。
「雨の日のお茶会、雨の日の勉強会、雨の日の森林観察、だめだ、結構やったわね」
「森林観察はやるべきではなかったかもしれません」
珍しくモディルが否定的な意見を言った、しかもなんとなく声がいつもより低い気がする。
「なんか、調子わるそうだな?どうした?」
あれ?肩に手を置いたときの感触が、何時ものふわふわじゃない、しっとりしてちょっとごわごわ?雨の湿気のせいか。
「!!」
「うわっ」
手をはねのけられてしまった
「!?し、失礼しました」
もしかしてイライラしてる?こいつ毛並みにこだわってるのかな?だから何時もふわふわなのか、意外だ。
「あーいや悪かった急に触って」
「いえ!触ったことが嫌だったのでは無く······」
「どうした?」
「何ででしょうか?分からないです?」
「······さあ!このままここでぐだぐだしてても仕方ないわね、各自家で企画書を用意してきてね」
「は、はい了解いたしました」
帰り道、少し雨が強くなってきたな、ん!?この反応は
「ははははは!俺っ様の力で雨の量が増えるぞ」
そっかーだから少しだけ雨の量が増えたんだな
「明日の天気もあめだぞー」
そっかー明日は曇りの予報だったのになー
「よっしゃこのままこの世界はおれさまの」
「季節にあってなーい!」
「突然のとびgdぼはあ」
「そういうのは梅雨明けぐらいになかなか雨が上がらないねー見たいな展開でやるんだよ0が1になるから違和感なのに10を11にしてどうする、違和感すらない!攻めて豪雨になるぐらいはしろよ」
「え?えぇ!?そんな理不尽なえ?連絡?え?え?出撃予定とずれてる?え!減給!?え?なんですか?せっかく明日は多少なんとかなって、ごわごわじゃ無くなりそうだったのに、こんな毛並みあの人に触られたくない、え?朗読するな?さらに減給!?」
「あいつそんなに毛並みのこと気にしてたんだなドロップキック!」
「減給されておわったぁああ」
次の日
「あれ?先進、モディルになにしてるんだ?」
「んーやっぱりというかなんというかジメジメで機嫌わるそうだったからねドライヤーとブラシサラサラになったわよ?髪の毛」
なるほど頭だけでもか
「なるほど、ふわふわで気持ちいいな」
軽く頭をなでただけでわかった何時ものモディルだ
「そ、そんなに気持ちいいのなら、しばらくさわっていいですよ」




