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4話目

 イベントの準備も終盤に入ったいよいよ明日開始だ。

 部室の様子を見るとモディルは今日も厳つい体格に、キチッと上下の制服を着てるし、先進もしっかり校則に準じた格好なのだが、何故か着崩してる印象を受ける普段の行いのせいだろうか

「いよいよイベントは明日ね?と言うわけで最終確認よ」

と言うわけでイベント内容の確認だ俺たちが今回するイベントは校内全体を使ったオリエンテーションーである、学校のあちこちにある課題やクイズをクリアしてもらい一番の高記録を持った人を課題チャンピョンとなり、このチャンピョンにより多くなった者に豪華賞品をプレゼンと言うものだ。

 この数週間協力者の獲得、学校への許可書の制作、商品の用意、課題の準備と色々大変だったが、いやついに本番か。

「モディル」

「なんでしょう?」

「せっかくだから楽しもうぜ」

「······」

 だんまりか、無視というより反応に困ってるようだ、まあそれはさておき、今回イベント、イベントと言うぐらいだからもっと、大体的にやるもんだと思ってたが、まるで学校の〇〇週間みたいな位置づけでやることに会議のときから思っていた、先進曰く

「だって私達は超日常部よ日常に組み込むからこそじゃない」

 だ、そうだ。

 そして当日放課後

「おかしい」

 俺とモディルは険しい顔をしている、単刀直入に言うと明らかにムシロウシロムキ軍の気配がするのだ、この学校のどこかに紛れ混んでいるだかどこにいるかが分からない、そしてモディルもなにか困惑しているように見えるさっきから、ちょくちょく俺らから離れてなにか連絡を取っているように見える、おそらく幹部であるこいつですら予測できない事が起きていると言うことか?とにかく何が起きてるか確かめないと

「二人共?そこにいたのほら行くわよー」

 って、あれー?そうだった俺もこいつも今回役割があるのだった、しかも先進に怪しまれないように学校生活を過ぎすと言うのは俺たち共通の目的である、という事はつまり、いかに自然に先にサボれるかの勝負になるってことか!?これ?!

 作戦その1

「ちょっとトイレに」

「さっきそう言って出ていかなかった?」

「先進さん、所用があり離れたいのですが」

「所用って?」

「······なんでもありません」

 撃沈

作戦その2

「いた!いたたた腹がいてぇ」

「あら大変!とはならないわねその大根演技じゃ」

「先進さん実は私用がありまして」

「私用って?」

「なんでもありません」

撃破


作戦その3

「あーあんなところにUFOが!」

「実は急用が」

「さっきからどうしたのあんた達?あと、モディルはほんとに用があって理由言いたくないのなら別に良いわよ?言っても」

「しかし理由も言わずに途中離脱するわけには行きません」

 本当に生真面目なやつだなモディルしかしこうなったら仕方ない

「モディル協力するぞ」 


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