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3話目

 この間の事件によってモディルの

目的が先進の監視らしいことが推測できた、先進曰く、恋愛的な視線ではなく興味の視線をずっと浴びせられ続けたらしい、あ、因みにドジコさんはもう部活に来ていない、言いたくないがサンキューモディル、お前は絶対俺が倒す

「ちょっと聞いてるの?」

「あ、ああ、えっと確か5月が、えっとなんだっけ?」

「この学校は、大体毎月何らかの行事がある、しかし5月は何もない、こういう時こそ、超日常部の真価が問われる、と言う話をしてました」

 なるほど、言わんとしてることはなんとなくわかる、行事があるときばかり騒いでいたのなら、ただの高校生と変わらない、超日常部なのだから日常をどうにかするべきだと言うのは、だけど······

「それをなんで4月の頭に言うんだ?」

「始業式が終わって部を立ち上げてから特にイベントが無いのよね、あ、一応体力測定はあるらしんだけど、でもそんなもんだから、今のうちに準備に取り掛かりたいのよ」

 つまり、クラス全員で準備するようなイベントが特にない今のうちに企画を勧めて5月に入ってから超日常部としてイベントを開始できるようにしたいということか、だけどね先進さん?それはつまりこれから放課後忙しくなるわけで

「ははははは!来たな!ザット·ファステルド!ってお前なんか疲れてないか?」

「そんなことは無いぞ!さあこい······はぁぁああ」

「うわ、その、楽しかったけど方つけるの大変だなぁみたいなため息、傷つくんだけど」

こんな感じで、部活での会議やら準備やらのあとに怪人退治をしてヒジョーに疲れることになっている、どうにかならないかぁこれ

「バイタルの低下を確認、休みをもらったほうがよろしいかと、先進さんに報告しますか?」

「モディル、か·····なあその質問に答える前にちょっといいか?」

「なんでしょうか?」

「お前、楽しいか?部活」

 なんとなく、なんとなく聞いてみたくなった、と言うのもモディルの放った質問に思うことがあり、そしてそれを思ったことである疑問が生まれたのだ、こいつに楽しみがあるのかが、だ

「わかりません」

「······そうか、俺の質問への答えだがな、疲れるけど、楽しいからいいよ休まなくって」

「楽しいから······」

 そう、俺は正直楽しかった、今まで学校にいるときは身体的休息を取れていたも同然だった、そこに先進が来て、例えば遊園地に行くような、そういった心の休息ができるようになった、それは戦いの苦を明らかに減らしてくれたのだ。

 だがこいつはどうだろう?モディルはここにいる間はずっと仕事をしている、おそらく学校が終わっても仕事だろう、ではこいつは、いつ休んでる?こいつは、他のムシロウシロムキ軍とは明らかに違う、あいつらは感情をむき出しして欲簿を叶えようとしてる、だがこいつは淡々と業務をこなしてるようにしか見えない、そう思ったらなんとなく聞いてみたくなったのだ

「それじゃあ俺は行くから」

「はい、さようなら」

「あんた、疲れてたのねごめんなさい」

「先進、聞いていたのか」

「うん、そうね、それでも、頑張りたいときはね、こうするのよ」

 今日の敵、強いとは言い難いがなんていう持久力だろうか、一向に疲れを見せてる気がしない

 「はぁ·····はぁ·····やっぱり休んどきゃ良かったかな」

 相手よりこちらのほうが明らかに疲れてる、そうだ、疲れてる時は!

 ため息などをついて下を向かず、妙に空元気で上を向かず、前を向いて、遠くの目的ではなく目の前の目的をリズムよく片付ける感じで、リズムと呼吸をしっかり保って攻撃を繰り替えず!よしこの少しずつのダメージが敵をついに追い詰めた!

「これで!とどめだぁあ」

「ぐわぁぁああああ!」

 つ、疲れただめだ前も見えなくなってる、でも帰らないと、あれ?ここ····はど······くらリと重力が体にかかる感覚、それを倒れていると気がついたのは地面、ではない別のものにぶつかったからだ。

「あったかくって、ふわふわzzzz」

「バイタルが非常に低下しています、一体何をしていたのでしょうか?······私がこの方に興味を持っている?私の使命は先進ゆのんの観察のはず、この方は頬っておきましょう」

 うわ!しまった町中で寝てたのか、しかも学校のすぐそばだ、あれ?これはうちの学校のブレザー?なんでだろう。



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