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番外編:魔物使いのファッションブーム・後編

お待たせしました、番外編後編です!

次回も無事、来週に更新できそうです。

 魔物使いの国にはゾファラと呼ばれる場所がある。

 ここは俗にいう商業地区という奴で、食べ物や衣服に魔物の世話に必要なアレコレは、皆この場所にひしめくお店で買いそろえることができる。


 ユビキタス商会の支店もまたこの場所にある。

 俺達は今日、「魔物耳型カチューシャ」作成の為にここを訪れていた。


 アルバイトとして来たものの、あくまでマジックアイテム作成の協力が目的なので、お店の奥に急遽つくられた小さな工房が居場所となる。

 マジックアイテム作成の工房と聞くとごちゃごちゃしていて、魔法使いらしい怪しげな物品がゴロゴロしているように思えるが、実のところそんなことはない。


 マジックアイテムを作るなら、魔法陣を書き込む筆記具と、書き込む対象だけがあればそれで良いからだ。

 なのでこの工房にも作業机と椅子以外には、壁一面にかけられた大量の魔物耳カチューシャぐらいしか存在しないのである。


 え? 壁一面に大量のカチューシャがかけてあるのはおかしくないかって?

 …………おかしいかもしれないね。



「それではレナータ様、今日からよろしくお願いします」

「はいっ、よろしくお願いします!」


 ジャクリーヌとレナータちゃんが丁寧に挨拶を交わす。

 お互い顔も知った中なので、そこには緊張などといったものは見られない。

 一先ず、職場の人たちとのコミュニケーションの取りやすさの点では合格だろう。



「ガフガフ、ガフゥ」(がんばってね、二人とも)

「うん、がんばるね! ティコ!」

「…………」


 一方、俺は工房の床に寝そべって、レナータちゃん達を応援するだけに留まる。

 ジャクリーヌが手伝って欲しそうな目で俺を見ているが、残念ながら俺はマンティコアで忙しいのだ。

 決して、決して「今回はサボってても良い」と喜んではいないぞ。



「……ふぅ、早速ですがレナータ様、作業に入りたいと思います。まずはこのカチューシャの動きを確認してください」


 俺の態度から手伝う気はないということを悟ったか、ジャクリーヌは小さくため息をつきつつ作業を始める。

 まあ、この程度の作業なら俺が手を出すまでもなく、ジャクリーヌとレナータちゃんならこなせるさ。


 そういうわけでジャクリーヌが取り出したるは、イヌミミ型のカチューシャである。

 耳が長い種類のイヌをモデルにしているのか、ピンっと立ったネコミミとは違って、その耳は垂れ下がっている。


「えーっと、具体的に私は何をすれば良いんでしょうか……」

「このカチューシャの耳と、レナータ様の知っているイヌ型魔物の耳の動きの差異を教えて下さい。不安な時や楽しい時に耳がどう動くのが正しいのか、それが分かれば書き込んだ魔法陣を手直し――これを繰り返して完成させます」

「な、なるほど」

「では、私がこれをつけて、耳を動かして見せますので――――」


 ジャクリーヌが作業内容を説明して、手に持ったイヌミミカチューシャをつけようとしたとき――ふと、その視線が俺の方向へ向く。


「…………」

「…………」

「あの? ジャクリーヌさん?」



 しばらくジャクリーヌと視線をぶつけ合う俺、レナータちゃんがその沈黙に疑問を覚えているものの、俺たちは構わず視線を交わしている。

 俺にはジャクリーヌが何を言いたいのかがよく分かる、長い付き合いだ、こうして視線を合わせるだけでも意思疎通など容易いもの。

 では、俺とジャクリーヌが今何を話しているかというと……。



(ダグラスはこちらを見ないでもらえますか)

(どーぞどーぞ、俺マンティコアだから、気にせずイヌミミを生やしてくださいな)

(くっ……!)


 単に魔物耳カチューシャをつけた姿を見られるのが恥ずかしいから、そっぽを向いて欲しいというだけであった。

 彼女にとっては残念だが、俺には弟子の成長ぶり(あられもないすがた)を確認するという義務ひまつぶしがあるのだよ。



「くっ……で、では。始めます……」

「あっ、これは恥ずかしい時とか、落ち着いてられない時の動きです。ジャクリーヌさん、合ってますか?」

「……ど、どうやらこの動きは、間違ってないようですね……」


 ジャクリーヌが観念して耳をつけた途端、イヌミミがプルプルと縮こまるように震え出した。

 レナータちゃんが指摘したその時点で、感情と耳の動きが正解なのかは、ジャクリーヌが言わずとも分かってしまったが。



 そのあと、魔物耳型カチューシャの作成は実に順調に進んでいった。

 ジャクリーヌがカチューシャを身に着けて耳を動かし、レナータちゃんがその動きの本来の意味を指摘する。

 その魔物が本来しない耳の動きがあれば動きそのものを削除し、逆に足りない動きがあればレナータちゃんが耳をつまんでその動きをジャクリーヌに見せる。

 魔物について詳しくないジャクリーヌにとって、これほど有り難い事はないだろう。



「―――ふぅ……、少し休憩しましょうか」

「はい、お疲れ様ですジャクリーヌさん」


 幾つかカチューシャの修正を終えて、二人は一息つくことにした。

 魔法陣の修正という奴は体力こそ使わないが、細かい文字を書き続けるので神経を使うのだ。

 こうして適度に休憩を入れなければ、ミスの元になる。



「あのっ、ジャクリーヌさん」

「何でしょう?」

「その……マジックアイテムって、いつもこんな風に作るんですか?」


 しばらく休憩していると、レナータちゃんは不安そうにジャクリーヌへそんな事を聞いていた。


「こんな風、とは?」

「あ、ええっと。私、さっきからただ喋ってるだけで、魔法陣の修正とかは全部ジャクリーヌさんに任せっきりなので……これでいいのかなって」


 ただ喋っているだけ、と来たか。

 確かにレナータちゃんからしてみれば、自分の中に当然としてある知識を言って聞かせているだけなのかもしれない。

 今まで彼女が体験してきた職場とは全く違う待遇なだけに、きっと彼女は「自分がちゃんと働いているのか」が不安なのだろう。


「なるほど、そういうことですか。でしたら全く問題ありません。レナータ様の知識には充分に助けられています」

「はぁ……」


 だが、俺もジャクリーヌもレナータちゃんが楽をしているとか、役に立っていないなどとは一つも思わない。

 それを示すように、ジャクリーヌはレナータちゃんが十分に働いていると断言する。

 それでもレナータちゃんは納得できないようだったが。



「そうですね、なら……レナータ様はこのカチューシャはどんな魔法を使って動いているのか理解できますか?」

「えっ? そ、その、わかんないです……」


 ならばとジャクリーヌはカチューシャを手に取り、被せてある毛皮を取り外す。

 カチューシャの骨組みであるそれには、びっしりと魔法陣が書き込んであった。

 当然、魔物使いであるレナータちゃんにはそれが何を意味する魔法陣なのかは理解できない。 


「詳しく説明すると難しい話になるのですが、心を読む魔法で感情を読み取り、その感情に合わせてごく小出力の電気魔法を出力します。このカチューシャは電気を受けると縮む材質でできているので、感情に合わせてどの部分にどれだけの電気を出力するかを魔法陣に書き込んでいます」

「な、なるほど」


「ですが、私は耳を動かすことができても「正しい動かし方」は知りません。マジックアイテムを作るには、ただ魔法が使えれば良いというものではないのです。それこそ……ダグラスお坊ちゃまがこのカチューシャを作る事になったとしても、レナータ様に助力を頼んだと思いますよ」

「私の知識が必要だから……」

「そのとおりです。「人の役に立つマジックアイテムは、沢山の魔法と、需要を正しく理解できる知識から創られる」。私が魔法担当で、レナータ様は知識を担当しているという訳です」



 魔法使いと魔物使いでは役割が違う、それは当然の事であるとジャクリーヌが力説すると、レナータちゃんの不安は和らいだようだ。



「ジャクリーヌさん、ありがとうございます! ……それにしても今の言葉、かっこいいですね! 「人の役に立つマジックアイテムは、沢山の魔法と、需要を正しく理解できる知識から創られる」って!」

「ああ、あれですか。……実はですね、あの言葉はダグラスお坊ちゃまからの受け売りなんですよ」

「ダグラスさんのですか!」

「ガウ?」(え?)


 ジャクリーヌが先ほど言った言葉が俺発信であったことに、レナータちゃんと俺が驚愕する。

 俺、そんな事ジャクリーヌに言ったっけ……?


 記憶を掘り起こしながらジャクリーヌの方を見ると、何故だか彼女は悪戯を思いついたような笑みを浮かべていた。


「はい、この格言はですね。お坊ちゃまがあるマジックアイテムを作った時に、とんでもない失敗をしたことから生まれたのです」

「ほえ!? ダグラスさんが失敗するんですか!?」

「はい、あれはとびっきり酷い失敗でした―――」

「ガウッッ!!?」(ちょっまさかッッ!!?)


 とんでもない失敗と聞いて、俺の脳裏に思い浮かぶは過去何回とやらかしたマジックアイテムに関連する大騒動。

 そのもっとも古い記憶――すなわち、最初に失敗した時にそんな事を言ったような気がする。



(まさか俺の恥ずかしい失敗談を、俺の目の前で言い触らすつもりかジャクリーヌ!?)

(私の目の前にいますのはレナータ様とティコ様ですので、何の問題もありません)

(くっそー!!?)


 視線で猛抗議をするものの、仕返しとばかりにスルーされた。

 お陰で俺はレナータちゃんに、恥ずかしい失敗談をばらされてしまった……。



 休憩の度に俺の失敗談を暴露されるという新手の拷問が生まれつつも、魔物耳型カチューシャは次々と完成していく。

 レナータちゃんが魔物の知識を提供し、ジャクリーヌがそれを魔法陣に反映する。

 それを数日と続けた末に――――。



「――カーバンクルの耳ですが、リラックス時の耳はこのように伏せさせれば良いですか?」

「はいっ、完璧です! ――っジャクリーヌさん、これで……!」

「ええ、これで全てのカチューシャの修正が終わりました!」

「やったぁ!」

(ついでに俺の恥ずかしい過去全部ばらされた……)


 ついに、ニャンテナの派生――「魔物耳型カチューシャ」の、注文にあった全ての型が完成したのである。




 こうしてジャクリーヌとレナータちゃんの共同作業の果てに、「魔物耳型カチューシャ」は販売を開始した。

 魔物使いの国では既にブームが最盛期となり他の店舗でも似たような商品が販売されつつあったが、「感情に合わせて実際の魔物と同じ動きをする」という唯一無二の機能のお陰で飛ぶように売れていった。


 魔物使いの国中に魔物耳型カチューシャが行き渡り、人々は当たり前のように頭に耳を生やす光景が広がっていく。

 更には、商品拡大として魔物の手や足を模した手袋や靴、尻尾のアクセサリーなんてものまで創りだしていくとになって――


 ――それが、大混乱の始まりだった。 




 例えばそれは、魔物使いの学校の、とある教室で起きる。

 そこには二人の男子生徒と女子生徒が、机に向かって勉強をしていた。


「あーあっ! 最悪っ! 学校が終わったらケーキを食べに行く予定だったのに!」

「しょうがないだろ……。というか俺、テスト中に熱出したお前を保健室に運んだせいで追試受けてるんだからな? ったく、被害者はこっちの方だよ……」

「なんですって!」


 二人は放課後も残って、依然受けられなかったテストを追試として受けていた。

 女子生徒がこの状況に文句を言っているが、男子生徒の言葉の通りこの居残り追試を受ける要因は女子生徒にあった。

 図星だからか、女子生徒はそれを指摘されて顔を赤くする。

 ちなみに二人の会話を止める筈の教師は、急な腹痛に襲われてトイレへ駆けこんでいるので居ない。


「私の所為って言いたい訳!? 私だってね、アンタみたいな奴と二人きりってだけで最悪よ!」

「なんだとう! てめ、人が折角親切にしてやった……のに……」

「?」


 女子生徒が怒気を込めてそう文句を言うと、男子生徒も負けじと言い返す――はずだった。


「なによ? 急に黙って、人の顔をじろじろ見て」

「い、いやその……。お前の耳とか尻尾が、めっちゃ(・・・・)喜んでるから(・・・・・・)……」

「っ!!?」


 男子生徒はそう言って、女子生徒の魔物耳型カチューシャを指さす。

 耳は兎も角、女子生徒のイヌ尻尾はぶんぶんと激しく左右に触れていて、とてもじゃないが怒っているようには見えなかった。


「お、お前まさか、俺と二人っきりなのが嬉しいの?」

「じょじょ――冗談じゃ、ないわよ!? ていうかソレをいうならアンタの耳だって随分と(・・・)浮かれてる(・・・・・)じゃない!」

「んなっ!? こここれはその、別に、追試のお陰で、お前と隣り同士で座れて喜んでるわけじゃ……!?」

「~~っっ!?」


 盛大に自爆し合う二人。

 隠していた本心が丸裸になった所為で、お互いの顔は真っ赤だ。


「「……………」」


 そして教室に教師はおらず、今は二人っきりなわけで――。




 ……例えばそれは、とあるモンカフェで起きる。


「いらっしゃいませーっス! ニャンちゃん家へようこそ!」

「トキコ、張り切ってるわねー」

「そりゃそうっスよカレナ先輩! なんたって漸く私もネコミミデビューっすから!」

「お陰でウチの店員全員がネコミミだわ、本当ユビキタス商会は凄いものを作るわね……。ところでトキコ、今朝キッチン焦がしたのアンタでしょ」

「えっ、へっ? いや、チガウッスヨー」耳びくっ

「よし、犯人確保」

「ななななんでわかるんスかぁ!?」

「この耳は……嘘を吐いてる耳だからよっ!」



 ……例えばそれは、とあるコロシアムで起きる。


「まるもちっ! 俺の体を踏み台にしろ!」

「シャァァァ!!!」

「そう来る事はお見通しよ! ココ! 躱してタクマにブレス!」

「キュッーーーカアッ!!」


「へへっ、その動きは読めてるぜシャーロット! まるもち、もう一度だ! 今度は――」

「――っ! 壁を蹴って更に飛ぶ気ね! でも残念、自由自在に飛ぶ私達には追いつけ――」

「――お前がどこへ飛ぶのかくらい簡単に――!」



「「…………さっきから全然攻撃が当たらないんだけど!? あんた(お前)インチキしてるんじゃないの(だろうな)!?」」



「フシュー」(耳に出てるんだよなー)

「キュルル……」(角から思考がダダ漏れなんだよね……)



 ――以上の出来事は、魔物耳型カチューシャが引き起こした騒動、そのほんの一端である。


 もうお分かりだろう。

 魔物使いの国に住む人達にとって、魔物の耳や尻尾の動きで何を感じ、何を考えているのかを把握する事は朝飯前の事だった。

 つまるところ、魔物耳型カチューシャを身に付けた人達は、他人にその思考を暴露しているも同然の状態になってしまうのである!



 人は誰しも心の内に本音を抱える生き物であり、それを打ち明ける相手は限られている。

 それを無差別かつ全方位へ発信してしまうこのマジックアイテムは、今や魔物使いの国の全土へ広まってしまった。


 こうして、魔物使いの国に突如巻き起こった「魔物耳ブーム」は突如として「全国民思考ダダ漏れパンデミック」へと変貌してしまったのだ……。





「………………」

「………………」


 ゾファラ地区にあるユビキタス商会の支店にて、魔物耳型カチューシャの製作に関わった二人は、作業机の上で仲良く突っ伏していた。

 その背後には、返品された大量のカチューシャが山積みになっている。


「……どうしろって言うんですか……適当な動きじゃ満足できず、精巧に作ったら作ったで思考がダダ漏れとか……私に言われても気付くわけないじゃないですか……ばかじゃないですか……」

「私……今までずっっと耳の動きで考えてる事全部バレちゃってたんだ……」



 二人とも完全に撃沈である。

 ジャクリーヌは自信を持って作ったマジックアイテムに、想定外の欠点があったことに。

 レナータちゃんはブームの最初期からネコミミを付けてたせいで、自分の考えていた事がモロバレだったことに。


 この騒動で二人が負ったダメージは深く、当分はまともに作業ができないだろう。

 今まで作った魔物型カチューシャ、そのすべての魔法陣修正がたっぷり残っているのだが……。



「グルルルゥ……」(結局俺が作り直すことになるのね……)


 俺は彼女達に気付かれぬよう、マンティコア姿のままこっそりカチューシャに刻まれた魔法陣を書き換えていく。

 感情に合わせて勝手に動くから思考がバレてしまうのだ、ならば自分から動くよう命じなければ動かないようにすれば大丈夫だろう。


 もちろんこれは、仕事ではない。

 彼女達の作業を俺は勝手にやってるだけ、なのでセーフである。



「「ううぅ…………」」

「ガフぅ、ガフガフ」(どんまい、二人とも)


 レナータちゃんにとっては初めての大失敗、ジャクリーヌにとっては二度目の失敗。

 俺には、この出来事がせめて、彼女達の今後に役立つことを願うしかないのであった。

今回の解説

魔物耳型カチューシャ:「全国民思考ダダ漏れパンデミック」の影響でブームはすっかり沈静化した。クレームが殺到したかと思いきや「このカチューシャのお陰で両想いになれました!」など謎の好評を受けたりしている。


魔物使いの国の人々:国民の殆どは魔物の仕草を見るだけで、感情や思考を読み取るのは朝飯前だった。なおカチューシャに高い再現性を求めるあまり、自分たちの思考が読まれることには全く気付かなかった模様。


レナータ:最初から思考が周囲にダダ漏れだったが、良い子なので周囲にバレたらマズイ事など考えてすらいなかった。なお本人はとても恥ずかしかった模様。


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