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番外編:一方その頃ユビキタスさん家は 後編

ぎっくり腰痛い……。

次回更新はゴールデンウィーク中のどこかになります。

おそらく来週月曜は、間に合わないかもしれません。

「うわぁぁどうしよう、どうしよう……!?」


 そしてユビキタス家当主のケイは、自室で頭を抱えていた。

 顔を真っ青にしてガタガタ震えるそのさまは、とてもユビキタス商会のギルド長とは思えない。

 ケイをそこまで追い詰めているのは、机の上にある一つの手紙である。


「レナータちゃんが此処に来るなんて、しかもダグラスに会いにくるだって……!? 一体全体どうすればいいんだぁぁぁぁ」


 手紙の差出人はギュンター卿で、内容は「レナータがダグラスに会いに来ようとしている」とのこと。

 そう、ケイもまたレナータ来襲に悩んでいたのだった。

 親子そろって同じ悩み方をしている始末である。


 最近屋敷内でもダグラスが不在なことに感づかれて、いよいよどうしようかと思い悩んだところに投下された、レナータ来襲という爆弾。

 仕事ならともかく、家庭内ではポンコツのケイではとても対処できそうになかった。


「本当にどうしよう。魔法のせいで説明しようとしたら痛い目に遭うし、でも僕一人じゃ解決策なんて思いつかないし……」


 あの地下室でかけられた契約の魔法は非常に強力だ。

 「マンティコアのティコが死んだ」という事を話そうとすると話す気が失せていき、それでも話そうとすれば体中から雷に打たれたような痛みが走り、最終的には死に至らしめるだろう。

 痛いのはとても嫌なケイには、そんな踏ん切りは付かなかった。

 とすれば今日もまた、頭を抱えたまま時間ばかりを消費することになるのかというと―――そうでもなかったようで。

 


「ケイ様、失礼いたします」 


 コンコンっ、とドアがノックされる音と、ジャクリーヌの声が聞こえた。

 今の叫び声が聞こえてしまったのかのではないかとドキリとするが、幸いにも聞かれてはいないようだ。


「突然すみません。ですがお尋ねしたいことがありまして……」

「ええっとー、その、何かな?」


 しかし相手はジャクリーヌ、ケイが警戒しているメイド長である。

 なんせ彼女はダグラスの不在を怪しんでいる。

 聡明な彼女に問い詰められでもしたら、さしものケイでもボロが出るに違いない。

 だからこそ最近は顔すら合わせぬよう、徹底的に避けまくっていたのだが……まさか直接部屋を訪ねてまでくるとは思わなかった。


「率直にお尋ねします。ダグラスお坊っちゃまは、今どこにおられるのですか?」

(ひぃぃやっぱりー!?)


 やはり彼女は「ダグラスが旅行に行った」などという嘘を信じていない。

 事情は全く知らなくとも、ダグラスが厄介ごとに巻き込まれていると確信している、そんな言い方だった。


「あははーどうしたんだいジャクリーヌ。ダグラスは旅行に行ってるってこの間話したじゃないか」

「下手な嘘はやめてください。あのおぼっちゃまが自分から外に出ることはあり得ないと、ケイ様が一番ご存知でしょう」


 それでもなおケイは隠し通そうと足掻く。

 ついでにじりじりと、予め用意していた逃走経路へ近づいていく。


「うぐ、そ、その通りだけども……」

「答えてください。それとも、私たちにすら話せないことをお坊っちゃまにさせているのですか? 例えば……無理矢理、どこかで働かせているとか」


 図星をつかれた、とケイは思わず顔を歪めた。

 ダグラスは決して認めていないが、ケイ的にはダグラスはマンティコアに就職しているという認識なのだ。

 そしてジャクリーヌには、ケイのその顔だけで十分に察してしまった。


「――働かせて、いるんですね」

「そそそんなことないこともないけど今ちょっと大変だからっ。とわあぁぁぁ!!」

「あっ!?」


 鬼気迫る表情のジャクリーヌ、しかし一歩遅かった。

 ケイは机の上にあった手紙をすぐさま懐にしまうと、躊躇なく窓をぶち破り、外へと飛び出した。


「くっ、逃げられた! 二階からダイブする度胸があるなら素直に話せばいいものを……!!」


 慌てて窓から外を見ると、ケイは見事な五点設置で着地、そのまま脱兎の如く逃走していく姿がみえる。

 こうなってしまえばジャクリーヌ一人では決して捕まえられないが……今日の彼女は一人ではない。


「こうなることは予想済みですが……ケイ様がそのつもりなら、私達にも考えがありますよ!」


 ジャクリーヌは懐から、手のひらに収まるサイズの、赤いスイッチが取り付けてある物体を取り出した。

 これはマジックアイテムだ、ダグラスがいざという時のために彼女に渡しておいた物の一つである。




「ひぃ。ひぃ……なんとか逃げ切れたかな」


 ガザガザと植え込みの中でケイは蹲っていた。

 庭師が丁寧に手入れした自慢の木々に潜むその姿は、とてもこの屋敷の主人には見えない。


 だがケイにとっては、見てくれよりも秘密がバレることの方がよっぽど重要なのである。

 もっというと、ジャクリーヌに捕まって無理矢理情報を吐けば、命すら危うい。


 ただまあ、ジャクリーヌが後を追ってくる様子はないので、このままほとぼりが冷めるまで大人しくするつもりだったのだが……。


『ユビキタス家に使える全使用人! 緊急事態です!!!』

「んわぁーっ!?」


 突如として、屋敷中に響き渡るジャクリーヌの声。

 あまりに大きな声量に、ケイは思わず飛び上がってしまった。


(なんだなんだ!? ジャクリーヌの声が、あっちこっちから聞こえてるのか!?)


 これこそダグラス特性マジックアイテム「手動式、屋敷のみんなに声を届けるくん」。

 ジャクリーヌの持っている端末のスイッチを押し込むことで魔法陣が起動し、端末に向かって話しかけると、屋敷のあちこちにこっそり仕掛けた魔法陣から声が拡散されるという、魔力式の手動警報だ。


『ケイ様がダグラスお坊っちゃまを、無理矢理就職させた可能性があります! ダグラスお坊ちゃまに恩ある者は、直ちにケイ様をひっ捕らえ、詳細を聞き出しなさい!』

「まてまてまってまってまって!?」


 ダグラス就職の疑惑が屋敷中に拡散されてゆき、ケイの顔がどんどん青ざめる。

 避けなければならない人物は、もはやジャクリーヌだけではなくなってしまったのだ。



『あらあら、ケイ様。そんなところで何をなさっているのですか?』

「んひぃっ!? メメメイヤーさん!?」


 まさに最悪のタイミング、ジャクリーヌの声に驚いているところを、庭師のメイヤーに見つかってしまう。

 彼女もまたダグラスのお陰でユビキタス家に仕えるようになった人間の一人。

 生まれてつき声が出せないせいで、魔法が使えず、40年という人生は苦労が絶えなかったと聞いている。

 そんな彼女の手には手話に連動して言葉を発音する、ダグラス特製の手袋がはめられている。

 これのお陰で彼女は意思疎通を行う事が随分と楽になり、念願の魔法まで使えるようになった。


『そうそう、さっきのジャクリーヌちゃんのお話。ダグちゃんを無理やり就職させたというのは……本当なのかしら……?』

「え、えっとですねそのー。そんなでもなくて、深いわけがあって……」


 当然、メイヤーもまたダグラスに恩義がある人間。

 ケイを見つけるや否やにこやかに、しかし威圧感のある表情で迫ってくる。

 その手はバっ、バっ、バっ、と激しく動いている。

 辺りの草木がゾゾゾゾゾ……と反応していることから間違いなく、魔法の詠唱を手話で行っているのだ。


「とにかくさようならーー!!!」

『逃がさないわよ……! 風魔法、暴風竜の狂い舞いウィンダス・クルーエルフェーテ!』


 脱兎のごとく走るケイの後方から、数えきれないほどのつむじ風が竜の形をもって襲い掛かっていく。

 魔法が使えるようになった彼女は、この屋敷で一番の魔法使いだ。


「ひええええ!!?」


 しかしケイもまた逃走の達人。

 吹きすさぶ風に服のあちこちを破られながらも、紙一重で躱していくのであった。


『あらやだ、あれを躱されるなんて……まだまだ私も修練が足りないわぁ』

「メイヤーさん! ケイ様は見つかりましたか!?」

『ジャクリーヌちゃん、ごめんなさいねぇ。逃げられちゃったわ』

「仕方ないです。あの人がいざ逃げに徹したら、パトリシア様か使用人全員で追い詰めないと無理でしょうから。それより、アレを使いますので、こっちに来てください」

『まあ! アレも使うの? ジャクリーヌちゃんったら本当にダグちゃんが心配なのね!』

「――ッ! もうっ、そんなんじゃないですっ」


 そのすぐ後に、追いついたジャクリーヌがマイヤーと何やら話をしていたが……。

 残念ながら、逃げるケイにはその話を聞くことは出来なかった。



 「ひぃ、ひぃ……!」


 草むらに飛び込み、見つかっては逃げ、物陰に潜み、見つかっては逃げ。

 そうやって逃げるケイの元には、使用人という名の刺客が次々と襲い掛かってきた。


『ダグ兄ちゃんは耳の聞こえない俺に、音が振動で感じ取れるマジックアイテムをくれたんだけど……。ケイ様の心音ぐらいなら、余裕でわかっちゃうぜ!』

「ムーブンくんのセンサーは優秀だなあちくしょう!」

「ダグラス殿は、四肢を捥がれ畜生として野垂れ死ぬ筈だった拙者に手足を授け、新たな生を歩ませてくれたお方……故にケイ殿、覚悟」

「ドンゾウさんちょっとまって刃物は洒落にならないからー!」

「正直言って私達はあまりお坊ちゃまに恩とかないんですけどー」「せっかくだから頂いたマジックアイテムの試し打ちがしたいのでー」

「それを雇用主の僕に向けてやるかなぁ君たち!?」


 どいつもこいつも一癖二癖ある強者であった。

 ユビキタス家、ひいてはケイが雇っている筈の使用人たちに次々と牙を向けられ、ケイは泣きそうになる。

 

「うっ、うっ……僕当主なのに、皆に苛められる……」


 もはや屋敷に居場所は無く、ケイは屋敷の傍にある森の中、大木に寄りかかりしくしくと泣いている始末。

 まさかジャクリーヌの呼びかけに応じて、全使用人が敵に回ることは流石の彼にも想定外だった。

 もっとも、そんな使用人たちの猛攻にかすり傷一つ負わず逃げ切るケイもケイだが。


「それにこんな調子じゃ、レナータちゃんの対策なんて取るどころじゃないし……。ああ本当にどうしたら……」


 もうあきらめて全部話した方が良い気がしてきた。

 ここまで酷い目に遭わされてやっと、ケイはそう思えるようになった。


 ――しかし、全てはもう遅すぎたのだ。


 カッ! と突如として巨大な光の柱が、天を衝く。

 光の発信源は、ユビキタス家の屋敷。

 もっと正確に言うなら、屋敷全体にびっしりと書き込まれてある魔法陣が、全て起動したことによる発光であった。


「……え?」


 ケイは見た。

 屋敷が轟音とともに浮き上がっていく様を。

 建造物のいたるところが、動き出し、切り離され、宙を舞うその様を。


 しかしソレは、決して「破壊」ではなかった。

 動き出した箇所はやがて動きを止め、切り離された部分は新たな部分へつながり、宙を舞う物は別の場所へ収まる。

 それは創造、あるいは……組み直し。

 今、ユビキタス家の屋敷は、全く別のものへと組み替えられていく――!!


『これは、ダグラスお坊ちゃまに危機が迫った時の最終手段!』


 光の中から、ジャクリーヌの声が拡散され、辺り一帯に轟いた。

 その勇ましい叫びとともに光は途絶え、生まれ変わった屋敷の全貌が明らかになる。





巨大人型魔道兵器ギガント・マギアウェポン「ユビキタス・ダイナミック」!!! 』


 端的に言おう。

 ユビキタス家の屋敷は、40メートル級のビッグなロボットへと変形していた。


『振動センサー、機能拡張! ケイ様、森に隠れているのはお見通しですよ!』

「は、はは、は……」


 数々の使用人たちから逃げ疲労しきった挙句に、自分の家がいつの間にか巨大ロボに変形するよう改造されていたという事実は、ケイの心をへし折るのに十分すぎた。


『鬼ごっこはもうおしまいです! ダイナミック、キャプチャービィーーム!!』

 

 ガゴン、と巨大ロボは両手首を合わせる形で、手のひらをケイの居る方向に突き出す。

 その手のひらには屋敷の中に貯蔵してあるマジックアイテムが無数に配置されており、魔力を一斉に流されたそれらが猛烈な輝きを発して――――光線として、放出された。


「うわぁぁぁぁん!! 屋敷を改造するなら僕に一声くらいかけてよぉぉぉぉぉ!!!」


 とことん当主としての立場が無視されているという事実に泣き叫びながら、ケイはあえなく拘束魔法(キャプチャービーム)の奔流へ飲まれたのであった。




「ぐすっ……あんまりだ。みんな酷いよ……」

「ケイ様が早く本当の事を話して頂ければ、このようなことにはなりませんでした」


 こうしてケイは無事(?)捉えられた。

 決して逃げ出せないように、地下牢へぶち込み、簀巻きにされ、使用人たちに囲まれているその姿は、最早当主の威厳もクソもない。


 ちなみに巨大ロボへと変形した屋敷は、事が済んだら綺麗にもとの屋敷の姿に戻っている。

 変形時にあれだけ目立っていた魔法陣は影も形も見当たらなかった。

 おそらく、見えないだけで残ってはいるのだろう、ダグラスはその辺りの偽装工作も完璧にこなすのだ。


「それでダグラスお坊ちゃまの居場所ですが――契約の魔法で上手く話そうにも話せないと」

「そ、そうなんだよ」

『あのギュンター卿の秘密ですものねえ、ばれちゃったら大変な事なんでしょうけど』

『ダグ兄ちゃんがそんなことに関わってるなんて……心配だなぁ』


 それで、肝心の事情聴取だが……これが思った以上に難航していた。

 ケイが隠し持っていた手紙により、ダグラスが魔物使いの国にいることまでは判明した。

 しかしそこから先は、やはり契約の魔法による制約が厳しく、ダグラスが今何をしているのかということがサッパリわからない。


「手紙の内容からして、ギュンター卿のご息女そくじょがこちらに来られることも分かります。ですがこの「対策を立ててほしい」とは一体どういう事なのですか?」

「それはレナータちゃんがダグラスに会いに来るんだけど、今ダグラスは魔物使いの国でンギャピィィィィィィィ!!?」

「ケイ様!? 大丈夫ですか!?」


 バリバリバリと電流が流れたように痙攣するケイ。

 かけられた魔法は強く、ユビキタス家にいる使用人たちではとても解呪できそうにない。


「はぁ……これでは、ケイ様を捕まえてもお坊ちゃまの事が分からないままじゃないですか…」


 ジャクリーヌ、ひいては使用人たちが皆落ち込む。

 しかし、その時であった。


「待たれよ、ジャクリーヌ殿。まだ手はある」

「ドンゾウさん、一体……?」

「簡単なことよ。ケイ殿には「話せない事以外すべてを話してもらえば良い」のだ。聞けばダグラス殿が魔物使いの国にいることは話せている。これは確かな情報だが、呪いは発生していない。となると呪いに抵触しない範囲というものが存在し、その瀬戸際の範囲内から情報を得て、ダグラス殿の状況を推測できる」

「なるほど……!」


 ドンゾウからの意見に、ジャクリーヌたちは光明を得る。

 確信が聞き出せないのなら、外堀をすべて埋めて推測する。

 これならある程度事情をつかむことができるだろう。


「ちょっとまって、ねえ、そのやり方って。下手したら僕なんどもビリビリするんじゃ……」

「制約ギリギリの会話ですからな、初めの内は何度か失敗もしましょうが……仕方有りませぬ」

「お坊ちゃまの為ですので」


 ケイの人権が無視されることを除けば、だが。


「いぃやだぁぁぁぁぁぁ!!!」


 こうして、ユビキタス家の使用人たちの間で、ダグラスについての情報が行きわたったのである。

 ダグラスが、魔物使いの国で「誰か」になりすまして生活していること。

 その「誰か」は常にレナータの傍にいなければいけない存在だということ。

 そして当のレナータがダグラス本人に会いに来るから、これを誤魔化す作戦が必要だということ。


 肝心の誰になりすましているのかまでは最後まで分からなかったが――これを機に、ユビキタス家ではダグラスをサポートする体制を整えたのであった。

 

今回の解説

メイヤー:庭師。魔法が使えるようになって日が浅いので、練度はまだまだだが、賢者級の才能を秘めていることが分かった。


ムーブン:料理人見習い、12歳の少年。生まれつき耳が聞こえず、発音も上手くできないのでメイヤーと同じく手話で会話している。音が振動で感じ取れるマジックアイテムは、猫耳カチューシャ型の可愛らしいデザインで、頭部に装着している。本人は恥ずかしがっているが、妙に似合っている。


ドンゾウ:執事。壮年の男性で、東の国の元シノビ。四肢はダグラス特製の義手、義足となっておりこれもマジックアイテム。ロケットパンチはもちろん撃てる。


ユビキタス・ダイナミック:ダグラス達の悪ノリによる悪ノリによって生み出された、最強のマジックアイテムとう名前のスーパーロボット。屋敷一つを数多の魔法によって丸々加工して生み出される。最低でも頭、胴、両手、両足に人が乗り込まなければまともに操縦できない。ダグラスの書ける魔法陣だけでは、こんな巨大なマジックアイテムが作れないので、当然、使用人全員ケイにはないしょでが協力して作り上げた。


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