第 1 話 求めるものは光? 仄暗い穴の中から
木の箱からやっと出られると思えば・・・ みたいな内容です。
僕は箱の中に今もいる。周りを見たお陰で手元には懐中電灯・マッチ?・水分の入ったペットボトル。食べ物が無いところをみると、長くは閉じ込めないのか、そのまま殺してしまうのかどっちかだと思う。
~~~短い人生だったな・・・~~~
僕はさすがに覚悟を決めないといけないなと感じていた。それと同時に両親の死んだときにすら泣かなかったのに今は寂しいのか、死ぬのが怖くてなのか僕は悲しく、そして泣き出した。
~~~どうしてこんな目に僕が・・・~~~
~~~僕が何をしたんだろう・・・~~~
一頻り泣くと幾分か落ち着いた。落ち着くと喉が渇いた事に気がつき僕はペットボトルを取り懐中電灯を当ててみた。普通の水? それとも何か薬でも入れてるのかも。 キャップはまだ開けてないから多分大丈夫かな。 懐中電灯を脇に置き、キャップを開けてまずは用心して一口飲み様子を見ることにする。
~少し時間をおいて~ うん! 眠くもないし大丈夫みたいだな。 その後僕は二口、三口と水を口に運んだ。 美味しかった。 後は食べ物が無いからこのまま朽ち果てるのか、ここから抜け出せるのか判断をしなくちゃ。
僕はまずは閉じ込められた箱の中を身体を丸くして方向転換しながら周りの把握を始めた。子供のお陰で楽に動き回れた。 分かった事はと言うと
* 箱はそれ程、丈夫ではない *
* 土の中に埋められてる(さっき確認済み) *
* 箱が土に圧迫されて軋んでいる(WWWやばいのかな?) *
<<<ギシギシギシッ!!!>>> <<<パラパラッ!>>>
心なしか上の部分の木が反って来ているように見える、あっ! 横の木も同じだ!! 土の落ちてくる量も増えてきた。
「 箱、潰れるのかな・・・? 」
思わず漏れた一言。
「 元に戻れないのかな? 戻れないなら僕を貰ってくれるとこないかな? 」
「 僕の(を)必要な世界はないの? 」 <アナタヲヒツヨウトスルセカイ>
「 僕を(が)助けてくれる世界はないの? 」 <アナタガセカイヲタスケル>
「 僕に(を)何か出来る世界はないの? 」 <コノセカイガアナタニデキルセカイ>
<「僕が アナタガ 必要と ヒツヨウト される シテル 世界に セカイへ 行きたい!
ショウカンシマス。」>
僕は思わず独り言をしゃべっていた。 すると・・・・? 底の方から何か変な音が。
<<<ゴゴゴゴゴ!!>>>
音はすぐ止んだ。 でも何か違和感が・・・・? 足下から・・・? 風が感じられる? 方向を変え元々頭のあった方向に向き直る。すると確かにしたから風が・・・! あっ! 懐中電灯とマッチが足下に、急いで取りに行こう。もう一度、向きを転換したその時!!!
バキバキ!!!
とっ・・・! 先ほど頭を向けてた床板が剥がれてきた。 あっ!!! すべる!!!
床板の破損は予想以上に早く、僕は滑り落ちるように箱の中から投げ出された。 ドサッ!! と言う音と共に僕は落ちた。 あれ? 怪我してない? <ゴンッ!!!> 落ちた拍子に倒れかかったが、すぐ後頭部をぶつけた。 落ちた所はあまりに広いとは言えなかった。多分、縦長の畳一畳位の広さだった。
高さは・・・? 懐中電灯で上を照らすと高さは2メートル位かな。 身体が怪我してないのは大きなクッションのお陰かも。 足の下にはそれがあった。 助かった。 でも木の箱の時に気が付かない事はないよね。 てことはさっきの音の正体はこれ・・・? 僕は怖くなって辺りを懐中電灯で照らして見た。 他に開いてる穴らしきものは無いみたいだけど。 少し落ち着こう。 ペットボトルを取り水を一口。 ふ~~~~ぅ 落ち着いた。 でも箱の中と変わらないよ。 木から土に変わっただけ。 空気だってこの中だと、どの位持つのかな。 木の箱の中でも変わらないか。 僕は自分に言い聞かせる様に心で思った。
クッションに腰を下ろし周りを眺めてぼ~~っとしていた。
あっ! マッチって使えるの? 僕はさっきのマッチを試そうと懐中電灯を脇に置きマッチを擦ってみた。
<<シュッ!!>> <<ボッ!!>>
点いた!! ボヤッと辺りが明るい色に染まった。 でも何か染まってない物? 影? 奥から手の様な影が 1つ 2つ 3つ・・・・・!! えっ!!! こっちに向かってくる!! 僕は慌てて立ち上がろうとした拍子に懐中電灯を蹴ってしまった。 あっ!! でもあの影の手怖いよ。 懐中電灯はクルクル回転して僕と影の手を隔てる様に地面に線を引く様に照らした。 さっきまで見えなかったのに何故?
「 あちっ!! 」
僕はマッチの事を忘れて持ったまま慌ててしまっていた。 マッチを消した。
「 影の手が・・・ あれっ? 」
マッチの火が消えると影の手が消えた。 もう一度点けてみた。 やっぱり見える。 近づいて来てる。 でも、 懐中電灯の光の所で手が熱い物を触る様な格好をしている。 マッチで影の手が見えて、懐中電灯の光が手の行く道を防いでいる。 助かったけどどっちも無くなったら僕はどうなるの? どうにかしなくちゃ!!
まずはマッチを消えないように土に挿し固定っと。 後は立ち上がり僕の周りの土の壁を叩いてみる。
<<<< ドンドンドン!!!! >>>>
<<<< ドンドンドン!!!! >>>>
<<<< ドンドンドン!!!! >>>>
<<< ドンドンドン!!!! >>>
<< ドンドンドン!!!! >>
< ドンドンッ! パラパラ!! >
壁が崩れる箇所が、僕は急いで崩れそうな箇所を叩いたり、搔き分ける。少し崩れて来てもう一つ空間が出来そうな感じを僕は思い必死に土を叩き、堀り進めた。
向こうに突き抜けたのはもうしばらく堀り進んだ時に向こうに繋がった。 頭一つ分だけど。 少し明るく感じる。 もうこれは必死に掘ろう!!
僕一人何とか抜ける位の穴が完成。 よし!! 逃げなくちゃ。 その前に懐中電灯も持って行きたい。 光をそのままの状態でゆっくりゆっくり動かし、斜めに角と角をずらしながら出口へと近づける。手で取れそうな場所まで懐中電灯を持って来て、僕はやっと穴から抜け出せた。 慌てて抜け出したから転がる形で外へ飛び出す。 思い切り膝を擦りむいてしなった。 懐中電灯を回収して何とか安堵する。ここは床が石畳になっている。 何かの遺跡だろうか。 あっ!! あの影の手は?。 マッチを点けてみた。 手が穴から出て来てた。 でも・・・でも・・・? こっちには来れないみたい。 これを見て僕は更に安心しました。 でも次はこの遺跡みたいな場所を探索するんだね。 道具も武器も持ってないのに・・・。
仕事が忙しく申し訳ございません。 一日一物語(一善)で頑張ります。応援のほどよろしくお願いいたします。