Dead Line
特に何かが起こる予感などしなかった。いつもと変わらぬ下校道。でも、突如として現れた白い門に僕は導かれるように足を踏み入れた。
そこはまるでRPGのゲームのような世界、そう『異世界』だった。自分のいた世界が小さな島のように思えるほどの壮大感。自分のいた世界の猛獣が小動物のように思える魔獣や魔物。一度は夢見た魔法や魔術の類。すべてがそこにあったのだ。
しかし、そんな『異世界』で僕が出会ってしまったのは殺し屋集団だった。
Dead Line
2017/05/15 03:37