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ゴブリン1

「コンコン」

俺はその音で目を覚ました。

目を開けて、体を拭き起こして、回りを見てみると。自分は見知らぬ部屋にいた。

何でこんなところに?そう思い昨日のことを思い出そうとした。

「あ、そうか。俺、異世界転移させられたんだっけ?、で、ここは俺の泊まってる宿の部屋か」

そう一人で納得していると。ドアの向こうから誰かが話し掛けてきた。

「もう9時だよ。さっさと出てくるさね」

宿のおばあさんの声だ。朝ごはんの時間なのに全然起きてこない俺をわざわざ起こしに来てくれたらしい。

「おばあさん、準備したら直ぐ行くよ」

「さっさと降りてくるんだよ」

おばあさんはそう言い、一階に降りていった。

俺は、床に置いてある、アイテムバックから、短剣2本を取りだし。腰に下げ、部屋を出た。

食堂に行くと。結構な人数の武装した人達がいた。皆首からギルドカードを掛けている事から、冒険者っていうことがわかる。

俺は、席に付き、おばあさんが持ってくるご飯を食べて、冒険者ギルドに行くため、宿を出た。


ギルドに入ると。ほとんどの人依頼掲示板に集まっていた。

俺も、掲示板の所に行こうとしたら、酒場にいた三人が俺に話し掛けてきた。

「よう、お前昨日の新人だよな?」

「多分、そうですが。何かようですか?」

そう尋ねると。3人はニカッと笑い、

「いやな、新人にちょっと戦い方を教えてやろうと思ってな。」

「戦い方ですか?」

回りを見てみると。掲示板に釘付けだった人間もこっちを見ている、同情の眼差しで。

「ああ、そうだ。ただしそれなりはいただくけどな。」

なるほど、皆が俺に同情してるのは、ほとんどのやつがこいつに、ぼったくられたせいか

「じゃあ、お断りします。貧乏ですので。」

「そうかそうか。貧乏なら仕方ないな。でも良いのか?」

「何がです?」

「最近な、俺の誘いを断ったやつが、次の日には、全身アザだらけになることが多発していてな。」

そう言うことか、誘いを受けたら、金をぼったくられ、断ったら全身アザだらけにされ、金を奪われるのか。

で今度は、俺がこいつの得物になったということか。

「そうですか、お気の毒に。俺に関係無いので。これで失礼します。」

「そうか、気を付けろよ。」

そう言い、3人は何事も無かったようにギルドから出た。

今、考えたって仕方ないか。そう考え掲示板の所に向かった。


掲示板にはE~Lランクごとに別けられており、Eランクの仕事を見ていると。結構良いのを見つけた。

【ゴブリン討伐】

南門の近くの廃村にはゴブリンが巣作りし、時々この街に出入りした女性を拐っていくらしい。

そしてそのゴブリンは繁殖力が凄まじく、毎日狩ってないと。この街に被害が出るらしい。

だから。最低10匹は狩ってきて欲しい。

もし。拐われている女性を助け出した場合、多額の褒賞金が出るから皆頑張ってくれ。

要約するとそんな感じだ。

行う依頼を決めたので。受付に移動した。

「あの、ゴブリン討伐の依頼がしたいんですが」

「ゴブリン討伐ですね。かしこまりました。ギルドカードをお見せください。はい、ケンヤ様ですね。依頼の譲受完了いたしました。何か質問は有るでしょうか。」

「ゴブリンを討伐するのは良いですけど。倒した証拠に何を持ってくればいいんでしょうか?」

「ゴブリンに左耳です。後忠告すると。最近廃村でオークの目撃情報が有りますので。お気をつけください。」

「はい、わざわざ忠告ありがとうございました。」

そう言い、ギルドを出て、廃村に向かった


廃村に着くと。いくつかのグループを見つけた。みんな真剣な顔で作戦を練っているようだ

俺は気にせず、廃村に入った。

しばらく、歩き、角を曲がろうとした時。五体のゴブリンを見つけとっさに体を引いた。

向こうはまだ、俺のことに気付いておらず、俺の方に向かってきた。

短剣を構えた、

しばらく、待つと。5体のゴブリンは俺に気付かず俺を通り過ぎた、

チャンスだと。思い一気に駆け近くにいた。ゴブリンの首を切り裂いた。

「ぎゃええええええええええ」

ゴブリンは大きな叫び声をだし。死んだ。

この声で。俺のことに気付いた。ゴブリンたちは、一斉に振り替えって、襲い掛かってきた。

まず2匹のゴブリンが左右から同時にメイスを降り下ろした。

それを。バックステップで避け、着地と同時に前に進み、両手の短剣でに2匹のゴブリンを切り殺した。

「「ぎゃええええええええ」」

3匹を殺した所で、2匹のゴブリンは勝てないと悟ったのか。逃げ出した。

そのゴブリンたちに、頭に目掛けて短剣2本を投げ、2匹の頭に突き刺さり、叫び声をあげながら死んだ。

「まあ、こんなもんか。」

俺は、死んだゴブリンたちのそばにより、短剣で左耳を切り落とし、バックに入れた。

気持ち悪さが全く来ない、多分ゴブリンも獣の内に入るのだろう。

そんな事を思いつつ、次のゴブリンを探しに歩き始めた。



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