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「疲れた。こんな事になるなら、引きこもってないで少しは運動しとくんだった」

あれから、一時間近く歩いている。普段歩きなれていないせいで、足がキツい。それに山道のため舗装されている訳もないので、余計に体力を奪っていた。

一応バッグの中には、水と少量の食料が入っていたため、時々休憩を挟みながら、歩いている。

7回目の休憩を終え、再び歩き出そうとすると、目の前に草陰から、一匹の角の生えた兎が飛び出してきた。

この世界にも、兎がいるんだな。角が生えてるけど

兎は、俺の方をじっくり見ながら、固まっている。(どうしたんだ?)

兎はしばらくすると、俺に飛びかかってきた。

「うわっ!」

咄嗟に腕で庇ったが、兎は構わず俺の腕を噛んできた。勢いもあったせいか歯が腕の中にまで突き刺さり、そのまま兎は俺の腕を離そうとしない。

「痛って、いきなりなにすんだ。離せよ」

腕に噛みついている兎の首を掴み、離そうとするが、離れてくれない。と言うより、離そうとしたせいで噛む力を上げ、余計に歯が腕に食い込んだ。

仕方なく、腰から聖剣を抜き、兎に突き刺した。

すると、段々噛む力が弱まっていき、離すことができた。

聖剣で倒したせいか、傷が直ぐに治った。

HPが回復すると、傷も治るんだな。

これで、経験値が入ったのか調べるため、ステータスを開いた。

「ステータスオープン」


名前 ケンヤ                        

職場 無職                 

レベル 3                    

ステータス  (10)                

HP 20/20(3)           

MP 14/14(0)                 

STR 18(2)             

VIT 14(0)                  

INT 14(0)                 

MND 14(0)                   

DEX 14(0)                    

AGI 14(0)                    

LUK 30                 

スキル  (11)                         

WM(ウェポンマスター)                 

WC(ウェポンコレクター)                   

賢者の資格レベル1(4/0) 火魔術             

火魔術レベル1(4/0) ファイアボール(10) ファイアウォール(12)

獲得経験値10倍                       

                                  

お!レベル上がってる。ステータスも全部4ずつ上がってるって事は、俺のステータスが二倍されてる事を考えると、普通は2上がるみたいだな。

とりあえず、HP、STR、重視にするか。            


名前 ケンヤ             

職業 無職                   

レベル 3                 

ステータス  (0)               

HP 24/24(5)                       

MP 16/16(1)               

STR 22(4)                 

VIT 16(1)                    

INT 16(1)                   

MND 16(1)                                

DEX 16(1)                             

AGI 16(1)                            

LUK 30                     

スキル  (5)          

WM(ウェポンマスター)

WC(ウェポンコレクター)

賢者の資格レベル2(6/0) 火魔術 水魔術        

火魔術レベル1(4/0) ファイアボール(10) ファイアウォール(12)     

水魔術レベル1(4/0) ウォーターショット(10) ウォーターウォール(12)   

獲得経験値10倍             


こんなもんで良いかな。

この兎ってアイテムバッグに入るかな?

俺は、死んでいる兎から聖剣を抜いた。そしたら当然ながら、血が吹き上がってきた。

その瞬間、吐き気が上がってきて。立ちながら、地面に吐いた。


けして、バカにしないで欲しい。ゲームの頃はモンスターを倒しても、血は引き出さなかった。(当然だが)それに加えて。現代にいきる中人は、生き物を殺し、血が吹き出るところを見るか?慣れていない人は、生き物を殺して、血が吹き出るところを見たら、気持ち悪くなったり、ならなくても、いい気分にはなれないだろう。理科で体の臓器を教科書で見たり、実験で解体する時に吐く人がいるんだから。


気持悪い。まだ吐きそう。

理科で解体を見たときはこんな事にならなかったのにな。


5分後


この吐き気が治り、剣を腰にある鞘にしまった。

こんなんでこれから生きて生けるかな?そうおもいつつ、多分、あの兎を見るとまた吐くだろうから、ここに置いといて。

先に進むのだった。



                  

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