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魔剣と聖剣

目覚めると、俺は木漏れ日が強く当たる所で寝ていた。     

体を起こし、周りを見るとどの方角にも、どこまでも続くように思えるほど木が生い茂っている。                                   

若干寝ぼけている頭で今までの事を、振り返っているとここにいる理由を思い出した。

「そうか、俺、女神に異世界に行かされたんだっけ」

はあ、これからどうなるのかな?俺……。

深く考えても、意味無いよな。それよりは、今出来る事を考えた方が良さそうだ。


まず俺はポケットを探ってみた。

ポケットの中を探ると、折り畳まれた紙を見つけた。


『無事にセカンドワールドに付いたみたいだね。ならまず、ステータスオープンと言ってみようか。それからは、自由に割り振ってね』

それを見終わった直後、文字は消え、白紙になった。

終わったら、次の指示でも出るのかな?まあ、実行してみるか。

「ステータスオープン」

すると、目の前にSWOと同じように、ステータスと表示された。


名前 ケンヤ                 

職業 無職                  

レベル 1                  

ステータス  (5)               

HP 10/10(0)                  

MP 10/10(0)                 

STR 10(0)                 

VIT 10(0)                  

INT 10(0)                 

MND 10(0)                 

DEX 10(0)                  

AGI 10(0)                  

LUK 30

スキル  (5)               

WM(ウェポンマスター) 全ての武器を不自由無く扱える。INT、MND、LUK以外のステータスが二倍になる。                    

WC(ウェポンコレクター) 武器を70%集めると、会得出来る。LUKが二倍になる。

賢者の資格 レベル0(2/0) レベルが上げれば基本属性魔法を全て扱えるようになる。 

獲得経験値10倍


何かすげー……。                  

名前には名字が無かったな。ゲームでの名前が使われているのか、それとも、この世界には、ファミリーネームは無いのか、…まあどうでもいいか。

無職…。そうだよな、SWOには職業なんて無かったもんな。それも置いといて。

ステータスやスキル自体は、ゲームと同じだな。でも、ここはゲームじゃないから、筋トレとかならステータス、スキルの反復練習でスキルレベルが上がるかもしれない。とりあえず、ステータスとスキルにポイントを割り振ってみよう。


名前 ケンヤ                 

職業 無職                  

レベル 1                

ステータス  (0)             

HP 16/16(3)                 

MP 10/10(0)                 

STR 14(2)                  

VIT 10(0)                  

INT 10(0)                  

MND 10(0)                 

DEX 10(0)                  

AGI 10(0)                  

LUK 30                   

スキル  (1)                  

WM(ウェポンマスター)             

WC(ウェポンコレクター)            

賢者の資格 レベル1(4/0) 火魔術       

火魔術 レベル1(4/0) ファイアボール(-10) ファイアウォール(-12)

獲得経験値10倍


こんなもんかな。

魔法じゃなくて、魔術なんだな。 はっきり言って、魔法と魔術違いは知らないけど、。

白紙になった紙を見てみると、また文字が書かれていた。      


『アイテムバッグって言ってみて。その中にあなたがSWOで集めたアイテムと、サービスとして、自動で埋まっていくマップ端末とお金が入ってるから。最後に。この紙は燃えて無くなります。良い異世界生活を』

読み終えると、本当に紙は燃えて、無くなった。 

「アイテムバッグ」

そう言うと、肩に掛かって、腰に固定されている、バッグが出現した。 

アイテムバッグの中には、本当に今まで集めたアイテムとマップ端末、お金が入っていた

「おお!『極魔剣デスセイバー』がある。?何だこれ『極聖剣ディバイン・スレイブ』?」

効果が気になったので、二つとも、アイテムバッグから出してみた。


『極魔剣デスセイバー』

異世界への鍵。

聖剣と合体させれば、神剣に変わる

MP回復⇒この剣で、敵を倒せばMPが回復する。

無劣化


『極聖剣ディバイン・スレイブ』

女神フレイアの剣

極魔剣と合体させれば、神剣に変わる

HP回復⇒この剣で、敵を倒せばHPが回復する。

無劣化                       


何か微妙。

でも合体させると、神剣に変わるか。

俺は極聖剣と極魔剣を重ね合わせてみた。

すると、眩しい光を放ち、一つの黄金の長剣になった。               


『神剣エクスカリバー』

全ステータスが二倍になる。

この剣になった時間の二倍だけ、再合体に時間が掛かる。

死の運命を7回だけ、切り裂ける。

無劣化

この剣で、敵を倒せばHPとMPが回復する。


解除と念じると、再び二本の短剣に戻った。再び合体させようと、合わせようとしたら、弾かれた。よく見ると、二つの剣の効果欄に23秒と書かれていた、その数はどんどん減っていく事から。これが再合体までの時間なんだろう。

俺は次に、お金を見た。銅貨~大銀貨までが、5枚ずつちゃんとあった。

次にマップ端末を取り、マップを見てみると、ここから、北に街が有ることがわかった。

このマップ端末は自分を中心とした、一定範囲内道を記録していくらしい。


「とりあえず、街へ行くか」

俺は、マップ道理に道を進み、街へ目指すのだった。


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