第七話 被害
ごめんなさい、タイトルをまちがえてしまいました。「対決」となってますが「大陸物語」の七話です。ご迷惑をおかけしてすいませんでした。これからも掲載して行くので気が向いたらアクセスしてください!\(~o~)/
ゾンビ・・・・肌は青く、やけただれ、黄色い目をギラギラ光らせている。ゾンビの吐く、特殊な液にふれると腐敗してしまうといわれている。
「皆、下がってろ!ここは俺とフィアットで戦うから、奴の攻撃範囲外に移動するんだ!」バースがゾンビの初撃を受け止めながら叫ぶ。
俺は、コリンズ、ニルバーナ、アルザと共に近くの木陰に隠れた。
「でも、何でゾンビがこんなところに現れたんだ・・・?」
コリンズが独り言のように呟いた。
確かに俺も同感だった。ここは、一般人も通る一般街道。管理はきちんとされている筈なのに・・・!?俺は待て!と叫ぼうとしたが遅かった。
「悪魔腕」
フィアットの放った闇魔法がゾンビの体を両断した。両断されたゾンビは断末魔の悲鳴とともにどくどくしい液を辺りに牧き散らしながらも、光の粒子になり消えた。
「フィアット!?大丈夫か?!」俺はなりふりかまわず蹲っている彼女のもとに駆け寄った。どうやら、ゾンビの液を触れてしまったらしい。「何処だ、何処に命中した?」彼女は顔の右半分を隠していた。
「まさか、顔にあたったのか??」俺は彼女の手をどかした。
「や、やめろ見るな!」彼女は弱弱しく言ったが、俺は力づくで彼女の手を顔から外した。
心配して駆け寄ったアルザが
「きゃー!!」と叫んだ。フィアットの顔半分は火傷の様に焼けただれていた。
「バース、バース!来てくれ!」パニックに落ちたコリンズがバースを呼ぶ。この大事でもバースは冷静だった。




