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第6話 最初の敵

「ところで、これからどうするつもりだ?」俺はバースに聞いた。「取り敢えず、会ってもらいたいやつがいるんだ。そいつの所にまずはいこう。」おれたちは洒落たレストランをを出て、2kmほど離れたところに住んでいるという、コア軍宰相のところに向かった。もちろん徒歩で向かうわけだが、向かっている間コリンズとアルザはずっといい争っていた。バースによると、何やら宰相が話したいことがあるそうで、そのために宰相のいるコア軍指令部に行くらしい。

「あぁ、あと宰相の前ではファイルの時みたいに掴みかかるなよ」とバースが忠告した。

「何だ?怖い方なのか?」フィアットがバースに替わって答えた。

「ああ、あの方はどんなに小さい失敗も許されない。掴みかかったら、腕が飛ぶぞ」

どうやら、コアの兵士が少ないのはここにも原因があるみたいだ。

そんなことを話しているうちにあっという間に宰相のいる、軍指令部の近くまできた。

「漸くついたな。さすがに徒歩2時間はキツイな。」とコリンズ。

「あら、コリンズ。貴方基礎体力がないのよ。だからあんな斧捌きになるのよ。」

とアルザ、ここでまた喧嘩が始まった。俺達は彼らを無視して、すすんでいたが、先頭をいくバースが

「静かに。」と言うとあっというまに静まった。

「どうしたんだい、バース??」とニルバーナが聞く。

「何かきこえないか??」

確かによく耳を澄ますと音否、声らしきものがきこえたが、低くボソボソとしているので何をいっているか全く聞き取れない。

「敵か?」

「嫌、この時点でおれたちを狙うグループはないはずだ」

「じゃあなんなんだ?この・・・」

といいかけた、ところで俺は思わず鼻をつまんだ。低いこえがちがづくにつれて、強烈な腐敗臭が鼻を襲う。

「やだぁ!この臭いってもしかして・・・」アルザが鼻を覆いながら叫んだ。俺もこの臭いは知っている。

「生きる屍」つまり、ゾンビの臭いだ。


何故こんなところにゾンビがいるのかは知らないが、臭いがピークを迎えたとき、二体のゾンビが姿を現した。

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