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第2話 策略

第2話

ヘッドキラー


「よくわかってるじゃないか。じゃあ、なんで俺がアンタを狙ってたとおもう?」

少年が問いた。

「そんなの分かるわけないじゃ・・」と途中で俺は言葉を止めた。

まて、よくかんがえろ・・・俺は軍師だ。目のまえにいるコイツはヘッドキラーだ。このヘッドキラーが狙ってるのは俺だ。じゃあ俺は・・・

!?まさか!?俺は賞金首になってるのか!?まさかコアの軍師になったんじゃなくて、賞金首になったのか?!つまり俺ははめられた!!



3日前、コアの使者という男が俺の元にきた。

もちろん、コアの軍師になることを頼むためだ。

仕事のなかった俺は疑いもせずそのはなしにサインしてしまった。でもあれはきっと俺を賞金首に登録させるためのサインだったんだ。何故そんなことをするかって?いまはどこの国でも戦争だ。能力の高いおれたち軍師がどっかの国と手を結ぶとやっかいなことになる。だから、その前つぶしてしまおうと考える国がこんなことをしたんだ。

その時腹に激痛が走った。なんだ・・・よくみると刺されてんじゃねぇか俺。腹には小型の果物ナイフが刺さっていた。さっきまでいた少年は姿を消していた。いや、本当はどこかにかくれていたのかもしれない。でも、俺の意識はどんとん遠く・・・・・







気がつくと俺はベットの上に寝ていた。あれ、此処はどこだ?確か俺は賞金首にかけられて、!!腹の傷が治ってる!いや、傷跡がない!刺されたんじゃなかったのか俺は?その時、殺風景な部屋のドアが開いた。でてきたのは、3日前俺を賞金首にかけた男だった。

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