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第一部登場人物

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多良木花奈

 主人公。三つ子の真ん中(?)。善良だが猪突猛進、勢いだけで行動するクセがある。なにか目的があるとそれ以外のものは目に入らなくなるため、スルースキルもハンパない。何かあっても反省せず、同じ失敗を繰り返すタイプだが、毎度、天性の動物的カンと悪運で九死に一生を得るようだ。ちなみに合気道をちょっとだけ習っているが、あんまり生かされていない、

 行動指針:「みんな仲良く」

 当初のうちは『みんな』の範囲は家族に限られていたが、グラナアーデで過ごすにつれ『みんな』の範囲が広がっていき、だんだんえらいことになっていった。




多良木葉介

 花奈の三つ子の弟(?)。『紅玉鉱脈』として異世界グラナアーデの王国、ゲルダガンドに引きずり込まれる。花奈が来るまでは黒曜軍の一員として修羅場をくぐり抜けていたらしいが、彼は黙して語らない。『紅玉鉱脈の従者』ナルドリンガとは、現在交換日記すらしない清いおつきあいの模様。たまに手はつなぐ。ちなみに剣道の有名選手だが、グラナアーデではさほど生かされていない。

 行動指針:「やるべきことをしっかりと」

 『死んだ友人との約束を果たすために戦争を止める』『自分を一途に慕うナルドを見捨てない』『自分を追ってきた妹を守る』。彼はかなり、いっぱいいっぱいだった。幹也の参入はぶっちゃけ死ぬほど嬉しかったようだ。ちなみに葉介にとっての帰宅は自分の願望でしかないため、残念ながらあまり優先されない。




幹也

 花奈の三つ子の兄(確定)。IQ平均190の天才。IQが低く出たのは弟妹と喧嘩した翌日で、最高値を叩き出したのは花奈が隣の控え室で笑っていいともを見ていたとき。そういう感じで今までの短い人生を送ってきている。友達はほとんどいない。自分の心の中に自分だけの世界を持っていて、そこでうろうろ遊ぶのが好き。執念深く、恨みは根深く持ち続けるタイプだが、実行力に欠けるので、彼の恐ろしい復讐計画が実行に移されることは少ない。

 行動指針:「家族仲良く」

 自分を真に理解するのは弟妹のみと信じており、家族を守ることが全てのことに優先する。ただし家族に危険が及んでいないときは、その時々の感情に従うので、周囲の人間は振り回される。




ジュノ・リブラン・コルトワール

 黒曜軍の司令官。ほとんど自分の執務室であるテントから出ない。理由は今のところ不明。体の半分を覆う巨大で精緻な黒の刺墨を持ち、それが多良木家とグラナアーデをつなぐ時空の穴を司る番人の証である。感情をほとんど露わにしないため、花奈からは「いけすかないラスボス野郎」「性格なんて高尚なもの持ってるわけがない」とさんざんな評価を受けている。たまには演説のようなことをしたりするが、そういうときは大抵、相手を試しているとき。

 行動指針:「不明」

 そもそも現在に至るまで、ほとんど行動していない。何故行動していないのかも不明。




クラージュ・コフュ・グラジット

 電磁気力魔法使い。黒曜軍の中で二番目に偉いが、位は中佐。花奈をいじめたり気遣ったり、嘘をついたり優しくしたりして振り回すため、花奈からの好感度の変動が激しい。自分では振り回しているつもりだった花奈に裏切られると感じた時、自他ともに認めていなかった淡い恋心が突如暴走し、えらいことになった。実は騎兵隊を率いてもいる。その姿があまり見られないのは、騎兵隊ナンバーツーが大変に有能であるため、ほとんどクラージュの地位が形骸化しているせい。『鴉』『大火炎』『災禍』など、二つ名が多いことでも有名らしいが、本人は『副指令』と呼ばれるのだけは嫌がっている。

 行動指針:「善人になりたい」

 今まで表に出してきた面倒見の良い姿勢とは裏腹な、自分の利己的な面に気づいてしまったため、強く悩んでいる。もはや自分の感情には従わず、花奈を傷つけないよう距離をおくと決意したようだが………。




ナルドリンガ

 ナルドリンガとは『紅玉鉱脈の九十八番目の従者』という意味で、紅玉鉱脈である葉介に常に付き従う。自分の身体を別の生物、性別へ根本的に変化させることが可能で、現在は性器もきちんと(?)備えた少年の体をしている。その正体(生態?)の詳細は、現在不明。今は花奈にナルドリンドこと『紅玉鉱脈の九十九番目の従者』を産ませようと計画中なのを暴露して、三つ子たちからどん引きされているところ。幹也と花奈のことは、葉介の付属品としてまあまあ好ましく思っているようだ。

 行動指針:「葉介」

 花奈は『ナルドは葉介のためなら何でもする』と評しているが、実際には『葉介と一緒にいるためなら何でもする』が正しく、必ずしもナルドのすることが葉介のためになるとは限らない。




 ミュゼ

 葉介の友人兼護衛のボンボン。凸凹コンビの凸の方。クラージュの遠い親戚でもある。軍人とは思えないふつうの少年っぽさがウリで、葉介の護衛という名の話し相手に抜擢された。強さは新兵並なので、護衛任務はベルに任せっぱなし。

 行動指針:「長いものに巻かれていたい」

 戦争もそろそろやめるべきだし迎えも来たから葉介は家に帰っていいけど、でもルビーはほしいので、自宅から通ってきてほしい。花奈には暴れられるくらいならモンハンで遊んでてほしいし、ぶっちゃけそろそろ自分も家に帰って貴族の暮らしに戻りたい。てゆーか買い取るからPSP置いてけ。そんな感じの穏健派。ベルとはなんだかんだで気が合わなくもない。




 ベル

 葉介の友人兼護衛。凸凹コンビの凹の方。一騎当百くらいの戦闘狂で、あだ名はベルセルク。バターナイフ一本で人が殺せるが、格闘とルールに則った戦いは若干苦手で、花奈の合気道にやられたことがある。頭に血が上ると手がつけられなくなるため、謹慎中はがちがちの拘束衣をつけられていた。普段はうすらぼんやりとしている。

 行動指針:「特技を生かして仕事がしたい」

 自分に戦いの技術以外に美点がないことを自覚しており、戦争が終わろうとしている今、これからどうしようかベルなりに悩んでいる。戦争が終わるならまた新たに起こせば良いじゃない! という結論に至るまであと少し。




 アジュ

 『紫晶鉱脈』の恋人メイロゥと共に、装備品によって能力が大きく変わるRPG風世界から拉致られた。拉致当時女装をしていて装備をはずしていたため、抵抗むなしくメイロゥを奪われ、以後、サングリアのスパイとして黒曜軍に潜り込んでいた。なんだかんだでメイロゥと再会でき、一安心。現在はサングリアに逗留。文字なら何でも読める、年をとらない、頭に花が咲いているなど、隠し芸が多い。彼のよく似合う女装は、メイロゥの趣味。

 行動指針:「かっこつける為ならかっこわるいこともする」

 メイロゥを喜ばせるために女装かっこわるいことするわ、メイロゥを助けるために罪もない一般人さらうわ、けっこうエキセントリック。ただし彼には彼なりの倫理があり、それにもとることは決してしない。




 メイロゥ

 『安寧』の感情でアメジストを生み出す『紫晶鉱脈』。なお、紫晶鉱脈の従者はずっと以前に絶えてしまっている。ゆるふわウェーブの灰色の髪に紫色の目という清楚な外見、23歳とは思いがたい童顔でもあるが、それとは裏腹に、アジュと同じくグラナアーデにおいてはかなりの戦闘能力を誇る。捕まっている間は精神攻撃を受け続け、眠らされていた。ちなみに鉱の姫は例外なく処女なので、メイロゥもアジュとは清い関係だったことが想像される。六年もつきあってるのに。

行動指針:「みんな仲良……あっ、アジュさん! アジュさんだ! やっほうアジュさん! ぎゅってしてよアジュさん! えへへ、アジュさんがぎゅっとしてくれたぞ! よかった…世の中まだ捨てたもんじゃないんだね! この思いアジュさんまで届け! 届かないならこの心臓えぐりだしてでも……あ、ごめんなさいアジュさん」

 こんな感じ。




ソワレ

『奉仕』の気持ちに合わせて銅鉱石を生み出す『百銅鉱脈』。

異世界『ラクシア』からやってきた若干十歳の冒険者で、パーティの中では身の軽いスピードファイター兼斥候役。見た目は少年ゲリラにしか見えないが、性別は女。ほぼ自動的に振られる二つの六面ダイスの出目によって行動の成功不成功が決まる。無抵抗の相手を容赦なく攻撃したり、子供ゆえの残酷さが残っているが、根はいい奴のようだ。難しい言葉と慇懃な大人が苦手。芋虫でもクモでも毒さえなければ平気で食べる野生児だが、好んで悪食というわけではない。『トカゲ先生』というあだ名の大男が彼女の親友。

 行動指針:「腹具合とダイスの目」

 彼女の最大のモチベーションは温かい食事。神殿から逃げ出したのは、出てくる食事が冷たかったからというせいもある。




ラグルリンガ

『百銅鉱脈の九十八番目の従者』で、通称ラグル。

元々は人間の姿をしていたが、人間の姿では主であるソワレと打ち解けることができなかったため、大狼の姿となってソワレに付き従っていた。とても幼い言動をとるが、それも幼いソワレのよき友人となるため、彼女に合わせてのこと。自分の世界へ帰るソワレに従い、自らも時空の穴に飛び込んだ……のか?

 行動指針:「ソワレ」

 ナルドとだいたい同じ。ただし、ラグルはソワレに合わせて性格まで変えてしまった。不気味さはナルドを凌いでいるかもしれない。





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