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ただのモブ(大嘘)がTSした原作主人公の代わりに逆転世界で頑張る話 ―女性特効ラスボスは俺が倒す―  作者: つくもいつき
1年目春 過去からの刃編

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幕間18:メイリーナの一学年一組評価レポートメモ②




一学年一組 評価レポートメモ/作成:メイリーナ/更新:春シーズン末試験後

※評定凡例:S=突出/A=優秀/B=良/C=可






■総括


 前回提出した評価メモは、春シーズン末をもって大幅に改訂が必要となった。



 一学年一組の生徒の成長は、異常である。

 なかでも中核生徒は、もはや「新入生として優秀」という枠に収まらない。

 レベル、実戦経験、危機対応、対人調整、外部組織との関係性。

 いずれも通常の一年生課程を明らかに逸脱している。



 冒険者ギルドにおける学校の意義は、最低限の能力を担保することにある。

 上級冒険者学校の卒業者は、原則として「レベル4」かつ「プラチナランク」に到達するまで卒業を認められない。(男子生徒は除く)

 ゆえに、私の主業務も生徒たちの「床」を上げてやることにある。彼女らが卒業できるよう、鍛え上げるのが私の使命だ。



 突出した生徒に対する特別なケアは、原則として学校側の業務に含まれない。

 せいぜいが、非行や事故に発展しない程度に監督するか、乞われてようやく指導するだけである。



 ──だが、どうだ。

 今年の一年一組においては「床」の高さも「天井」の高さも、歴代一である。

 春シーズン末時点で男子生徒含めて全員が、レベル3。

 中核生徒にいたってはレベル4!

 学校始まって以来の異常事態ともいえよう。



 ……そのすべてが、モブ・アイカータに起因している。

 全員がアイカータの背中を追うように、ダンジョン攻略に(はげ)んでいる。

 週に一度も二度も向かうものじゃないぞ、ダンジョンは? だがアイカータが放つ熱にうかされた生徒たちは、競うように次々とダンジョン踏破していく──。



 教師としては頭が痛い。手のかかる生徒がひとりもいないというのは、さみしいものだ。

 冒険者としては、……少しだけうらやましい。

 もし同じ学校で、同じクラスで学んでいたらと、思ってしまう。




■生徒評メモ




▼カナメ・ビゼン 総合:S レベル4


【所見】

 剣筋はさらに鋭くなっている。

 和国剣術の完成度、感知、瞬間的な踏み込みはいずれも学生の域にない。

 和国の剣士というのはみんなこれほどの技量を持ち合わせているのか? だとするなら恐ろしい。



 魔法運用についてはまだまだ未熟。だがこれは前衛という枠組みであれば気にはならない。



 対人戦では、すでに上級生最上位であるアストリッドを食いかねない。

 学生とは言え、相手はレベル6のルビーランクだぞ? どうなっている? 「天才」とうたわれる人種はレベル差を技量でひっくり返すが……ビゼンは特に際立っている。生まれついての剣の申し子と呼んでもよい。



 ビゼンがレベル4になってからは、レベル5の上級生たちですら負け越している始末。

 ……近ごろは私も負かされるのではと、肝を冷やすことも多い。気を引き締めねば。



 春シーズン末試験では、混合班において〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉を相手取り、ほぼ単独で足止めを成立させたと報告あり。

 撃破ではなく、味方が崩れない時間を作る判断を選べた点は高評価。





【リスク】

 ・生理周期未確定(本人申告) → 生理周期確定(本人申告)+ 安定 (リスク解消)



 リヴィエ村派遣時の体調急変については、同行生徒からの聞き取りと、現地医務記録により把握している。

 月経に未知の呪印反応と呪熱が重なった特殊事例として処理したが、症状の出方には不可解な点が残る。



 リヴィエ村以降は、月経症状そのものは表面上軽く見える。

 試験直前に時期に入ったと見立てているが動きに問題はなかった。

 軽いこと自体は望ましい。

 ただし、理由不明の安定化は、健康ではなく隠れた代償の可能性もある。継続観察。



 ・精神面に危険な兆候あり。

 今週に入ってから、訓練に鬼気迫るものがある。

 剣筋にも迷いや焦りといったものが感じ取れた。力は乗っているが、荒く、(つたな)い。これならば以前のほうが手強かった。



 強くなっている。だが、軸が揺れている。



【推奨ロール】

 前衛火力/索敵



【宿題】

 休息計画の提出/平静を保つための精神修練



[私見]

 将来レベル8に上がることは間違いないだろう。

 学生のうちにどこまで伸びるか?

 ……学生のうちに到達しないよな?



 女体化原因は調査中。

 これだけ結果を出しているのだ。

 正直もう男に戻る必要はないだろう。





▼アリス・マーケッタ 総合:S レベル4


【所見】

 指揮・探索・索敵・判断・補給・交渉・会計いずれも高水準の域。

 前回評価時と変わらず、戦闘そのものより、戦闘が始まる前と終わった後の支配力が強い。



 春シーズン末試験で混合班班長として、〈試しの山〉のヌシ討伐にも貢献。

 スカウト、という役割におさまらず、現時点でも十分戦闘で役割を広く持てる。

 風魔法と細剣を用いた戦闘術は磨き上げ途中だが、光るものは多い。

 近ごろは体力(スタミナ)を重点的に鍛えている姿を見かける。

 自身の弱点を認識し、腐らずに地道に積み上げるところを見るとやはり将来有望である。



【リスク】

 ・水の王国の王立冒険者校への引き抜き → 最近はアイカータのパーティに参加多めなので安心か?



 ・最近よく、焦った顔を見せる。話を聞いたところ、周囲と比べ、埋もれていると言うが……。

 お前の言う周囲がアイカータのパーティ内の話であるなら比較対象が悪いぞ? とは忠告済み。



 結局なんでもできるやつは強い。マーケッタが目指すところはそこだろう。

 だが、回復魔法を覚えようとするのは違うからな?

 お前に光魔法と、水魔法の適性はないからな?

 やるなら、火属性魔法の習得を頑張れ。



【推奨ロール】

 班長/中衛支援/中衛火力(短時間)/補給線統括/交渉窓口



【宿題】

 特殊攻撃訓練(火力増)



[私見]

 マーケッタ商会の導線を使えることは、学校にとって大きな利点である。

 同時に、学生一名に持たせてよい影響力ではない。





▼マリー・バッドガール 総合:S レベル4


【所見】

 レベルが上がったことで回復役としての価値がさらに上昇。

 こいつほど高体力・高耐久・高火力な回復術師は学園にはいない。──いや、学園のみならず冒険者ギルド内でも希少な存在だ。

 シーズン末試験でも、前衛と並びながら回復役と攻撃役両方を務めたと聞く。



 バッドガールのおかげでパーティ編成に幅が出る。

 編成を考える側の教師としても、非常にありがたい存在である。

 三年生筆頭のアストリッドがパーティに加えたがっていたのもうなずける。



 鈍さは相変わらず。レベルが上がったことで少しは緩和されたと思うがまだまだである。魔物が近づいたら気づくようになっただけマシか。

 相変わらず、ひとりで探索させると迷子になる。単独で活動できる日はまだ遠そうである。



【リスク】

 ・アイカータ以外の男と距離を置くことが多い。

 本人に問いただしたら才能(タレント)の問題と言っていたが本当だろうか?

 訓練して改善しないか、検討してみることにする。



(追記)

 後日、対男性克服訓練の相手をアイカータが買って出た。

 その際に王子様抱っこで抱えあげられた後、意識を失って医務室に運ばれたことから、事実と判明。

 訓練しての改善は、しばらく様子見をすることに。

 ……アイカータがすごい憔悴(しょうすい)していたのはなぜだろう?



【推奨ロール】

 中衛回復/中衛支援/現地施療



【宿題】

 対男性克服訓練

 (上記は一度様子見)



[私見]

 元聖女候補という疑念。実力だけで見るならば、候補ではすまないはず。男性接触問題が起因しているのか?





▼カーラ・ソードマン 総合:S レベル4


【所見】

 盾役として大きく前進。

 三年生と混ぜて盾受け訓練を実施してみたが、やはりカーラは物が違う。レベルが上がったことで、私の攻撃に目が追いつくようになり、徐々にいなしはじめている。



 このレベル差でさばかれるとはな……。ちょっぴり傷ついたぞ? レベル7のブライニア・アイアンブラッド実技主任が、目を輝かせていた。近ごろはブライニア主任の直接指導を受け始めたことから、さらに伸びるだろう。

 ビゼンが剣の申し子というならば、さしづめカーラは盾の申し子といったところだ。



 加えて、無類の体力(スタミナ)を誇る。学校内でこいつと体力(スタミナ)勝負をして勝つことができるのは、それこそ、レベル6の三年生アストリッドぐらいなものだ。

 体力(スタミナ)はレベル差が一番出るというのに、いったいどうなっている? 体力バカにもほどがある。



 ただ、相変わらず火力が課題。

 〈試しの山〉で入手した〈転輪の写盾〉という特殊盾のおかげで、盾を失わずにシールド投擲できると聞くが……。

 本人はまだ不慣れでシールドそのものを投げることしかできないらしい。

 要訓練。



【リスク】

 ・メンタルにいまだムラがある。サポーターと組ませる必要性大。アイカータやリーダ、アウクシルだよりは卒業しろ。



 ・二組のシグリッド・ヴァレッタに盾持ちファイターとしてライバル視されているらしい。

 が、カーラ本人の競争意識が希薄なせいか、せっかくの関係を活かせていない。

 もっと相手してやれ。



【推奨ロール】

 前衛盾/避難誘導・護衛/陣形維持



【宿題】

 メンタル安定ルーティンの習得/特殊盾運用訓練



[私見]

 いい盾になった。

 まだ不器用だが、不器用な盾ほど、折れなければ強い。

 ソードマン家の方針とは対立するだろうが、そのまま才能を伸ばす方が本人のためとなるだろう。





▼ルールルー・プルン 総合:S- レベル4


【所見】

 魔力感知、情報分析、魔法運用の精度、魔力総量は相変わらず逸脱。

 〈氷の矢(アイス・アロー)〉を着弾させずに、杖先で周回させるのを見て、ヴァウロラ・シルヴェレーン魔法主任は泡を吹いていた。

 いったい、どうやってやるんだあれ? ……見当もつかん。



 「既存の魔法法則をバカにしている」「〈氷の矢(アイス・アロー)〉を術式として完成させた先人に対する挑発」と、ヴァウロラ主任は憤慨していた。



 圧倒的な魔法制御を見せる一方、レベル3魔法をいまだひとつも使えないのはどうしてだ?

 春シーズン末まで覚える時間あっただろうに。

 本人に問いただしたところ、これまた才能(タレント)の問題と言っていた。



【リスク】

 ・体力不足は変わらず



 ・レベル3以上の魔法修得問題



 ・他者交流→シーズン末試験の混合班での報告資料を見るに、無口と表に出さないだけで、いたずら好きであることが感じ取れる。要経過観察。



【推奨ロール】

 後衛火力/後衛支援/情報分析・記録/偵察連絡



【宿題】

 レベル3以上魔法習熟訓練/基礎体力底上げ



[私見]

 バッドガールと言い、我々になにか隠していないか?

 要注視。





▼レン・リーダ/シモン・アウクシル 総合:CからB+相当へ上方修正 レベル3


【所見】

 両名とも先週末にレベル3到達、ゴールドランク昇格。

 カーラと、スカウトのカシャ・ヴェルトランを伴ってダンジョン攻略を繰り返していたのが、無事実ったようだ。



 存外、ヴェルトランとふたりの相性は悪くないらしい。……そう言えば、カーラ、ヴェルトラン、リーダ、アウクシルは入学後すぐの初級者ダンジョン実習で組ませたパーティだったな。

 アイカータ抜きでの〈霧潮の入江〉でのヌシ討伐・ダンジョン制覇は本人たちにとってもよい成功体験となったことだろう。



 レン・リーダは貴重な才能(タレント)持ちで、自身のレベル以上の魔法を習得できることからパーティの支援・火力増に貢献できている。

 〈試しの山〉攻略以降、レベル3風魔法〈竜巻生成(トルネード)〉を覚えたことが功を奏したか。

 次にレベル4風魔法〈雷球(サンダーボール)〉を覚えると、本人は息巻いていた。



 シモン・アウクシルは身のこなしが軽やかで、器用に中衛と後衛をこなしている。バッドガールには遠く及ばんが、他の回復役よりも走って動ける点が高評価である。アイカータとレン・リーダと一緒に、いまも朝の走り込みを続けているのが活きたな。



 近ごろはアルケミスト方面で、アウクシルはミスト・アルケミア錬金主任から指導を受けている。

 自作薬品による回復、状態異常付与、簡易補助。支援役として、持てる札が増えてきた。



 ……これでふたりとも冒険者を諦めてくれるならばよかったのだが、本人たちにその気はないだろう。

 レン・リーダはレベル5を目指すと公言していたしな。



 男子が伸びることと、男子が無茶をしてよいことは別問題である。

 無茶をしないよう、要観察。




【リスク】

 ・常に一緒に行動していることから、互いに別れた時どうなるかが不明。

  支え合っているようで、互いを支えにしすぎているきらいがある。

  冒険者として今後活動するならば避けて通れない問題。リンダ校長に指示を仰ぐ。



 ・アイカータ同様、無理に性欲を押さえている節がある。

 なにかがきっかけで心が砕けることになりかねん。

 注意深く見守る必要がある。



 ・二組の男子連中から恨みを買わないか心配。内心で、見下している様子がありありと顔に出ている。

  アイカータと違い、両名は相手によって振る舞いを選べないことから問題の火種と化す恐れあり。……リンダ校長の威光が防いでくれればよいが。



[私見]

 リンダ校長は両名のゴールドランク取得に、嬉しそうながらも複雑な顔をしていた。

 ……素直に喜べない事情があるのか?





▼モブ・アイカータ 総合:評価不能 レベル4


【所見】


 ……いったいこいつはなんなんだ?



 春シーズンの六週目あたりからこいつはビゼンやマーケッタらと組み、週二度のペースでダンジョンに向かい始めた。

 それからはまるで息をするかのように、学校指定ダンジョンのみならず、近隣の初級ダンジョンに向かっては、ダンジョン踏破、〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉の討伐まで行う始末。



 ダンジョンは遊び場じゃないんだぞ……?

 ダンジョンが命を懸けて資源を得る場所であるということを、この男は忘れているに違いない。



 先のシーズン末試験でも、アイカータは他班員の練度差、二組の男子と同班、急造連携、想定外の交戦という悪条件下で、全班唯一の〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉討伐を達成していた。



 報告書上は「事故での交戦」となっていた。

 同班の班員に対する聞き取り調査では、私に無礼な振る舞いをした二組のバカが〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉の徘徊場所に踏み込んだとのこと。

 不注意が過ぎる。

 「近場を通った自分の責任。マイバッド」とアイカータは言っていたが、それは違う。

 そんな常識知らずなんて捨て置いた方が社会のためになっただろう。



 ……裏を返せば、そんな備えのない状態でアイカータたちは〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉と戦ったということになる。



 確かに〈潮騒の人影〉は本体を看破さえしてしまえば、他の〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉よりも倒しやすいと言える。

 だが、生易しい相手ではない。

 本体の体力が一定を切ると、二つに分裂する。しかも分裂後は、両方を同時に倒さなきゃ傷を与えてもすぐに再生する。



 同班の連中の話によると、彼らはアイカータの指示のもと、本体にダメージを蓄積させた。そして本体が分裂する直前に、アイカータの号令のもと、集中砲火して倒したとのことだった。

 ……私の知らない、予兆みたいなものがあったのか? どうやってアイカータは分裂直前を見抜いたのだろうか?



 ……なんにせよ、この男が中心になって〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉討伐を達成したのは確かなことだ。ほんとうに、どうかしている。



 前回のレポートでは「男。以上」と切り捨てたいと書いた。

 撤回はしない。男は男であり、レベルが下がってしまうという肉体的制約がある。長期的に評価することはできない。その点を踏まえて、男子らのことは精確に評価すべきである。



 だが、こいつだけは別だ。

 現在のアイカータを男という一語だけで扱うことは、現場判断として誤りである。



 第十二週の初めに攻略した分を含め、アイカータが春シーズン中に踏破した初級ダンジョンの数は4。

 討伐した〈特殊徘徊魔物(高レベルモンスター)〉も4。

 いずれも、重複を除いて、だ。



 いったい誰が、入学一年目の春シーズンの功績だと信じようか?

 この男は、クラス内の誰よりも数をこなし、命を懸けてきた。

 それだけじゃない。

 アイカータは自身だけ成長するのではなく、周りも引き上げている。

 他者に与えることで、味方を作り、交友の輪を広げている──。



 成績総合、サポーター評価ともにS+。

 実際は評価不能。最高評価でも物足りん。

 なぜこの男が英雄ランズやダークの再来ではないのか?

 女神の差配というのは、残酷だ。本当に惜しい男である。



 ──こいつはなにを目指しているんだ?

 どうしてそこまでして、レベル上げにこだわるんだ?

 わからない。

 担任としてやれることはせいぜい、助力を求められたら手を尽くすことと、正当な評価を下してやるくらいだろう……。




【リスク】

 ・プラチナランク申請中。冒険者ギルド支部長から個別面談の要請あり。……プラチナランク認定証授与はギルド支部長の仕事であるが、個別面談とはなにかあるのか?



 ・各部活動……主に運動部からサポーターとしての照会あり。勧誘をしたければ私を通せと通達。ルールを守らなかった上級生の何人かは医務室に送った。



 ・前衛転向の相談あり。スカウト技術を教えていたカリスタ・ディープゲイズ座学主任がそれを聞いて腰を抜かす+泣いていた。いったん、前衛訓練にて適性を見極め予定。



 ・無理に性欲を押さえている節がある。いまは四週ごとに経験値が放出されているらしいが、放出の直前あたりは顔に苛立ちが現れるほど。

 女生徒たちに余計な刺激はしないよう通達済。




【推奨ロール】

 班長/中衛支援/中衛火力(短時間)/補給線統括/交渉窓口



【指導方針】

 前衛訓練は許可制で段階的に行うこと。

 基礎剣術、足さばき、撤退手順を重点指導。



(極秘/本音)

 アイカータが前衛希望、か。

 ……いかん、少しわくわくしてきた。

 ──週末、王都に帰って、ソードマン先輩に男子に対する手ほどきの仕方、聞いてみるか。あの人もあまり知らんと思うが。




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