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第拾伍話 決まりつつある方針

「どこだ、ここ……?」


 目を覚ますと、クロードは薄暗い部屋にいた。

 そこには何人かの黒い服を纏う怪しい男達が立っていた。


「やぁ、クロード君。君の強さには我々は目をつけていた。」


 そう言って向かいの椅子に座る男。

 クロードが動こうとするも、手足が縛られて身動きが取れなくなっていた。


「すまないね、君の力は強すぎる。

 ので、少し荒いが拘束させてもらった。」


 そう淡々と喋る男。

 黒いスーツに帽子、全く顔が見えない。


「なんで俺?」

「君には才能がある。

 ワイアットとは、わけが違う。力、知能、応用、技術、判断。

 誰をとっても素晴らしい。だから、ね。スカウトだ。」

 そう言って黒いスーツの男は、刀を抜く。


「この刀を受け取れ。

 そうすれば、こちらに来ると解釈して君を招き入れよう。」


 そんなバカみたいな提案。

 どんな奴も受けないだろう。

 だが、クロードの意識はまるで誰かに乗っ取られたようなそんな気がした。


「はい、、、わかりました、、」


 クロードは刀を受け取った。

 その瞬間辺りは黒い炎に包まれる。


「素晴らしい、やはり、この刀と君は相性がいいようだ!」


 そう言って男は拍手する。

 周りのスーツの人々も皆拍手をした。


「うっせぇよ、で?何をすればいい?」


 クロードの心を黒いモヤが覆う。

 まるで、別人のような風格だった。


 ――――――――――――――――――――


「え、それってどういう……」


 俺は思わず聴き返してしまった。

 すると、すぐに腕が勝手に動き目の前にある机を叩く。


「なんでだよ!クロードを殺す?させねぇって!!」


 操作しているのはワイアット。

 会議内容に不満がありまたしても、飛び出してしまったようだ。


「落ち着いて、ワイアット!」

 アシュリーがそう言ってワイアットを宥める。

(おい、ワイアット、、暴れすぎだって……)

 《あ?しらねぇよ!そんなこと言ってる場合じゃない!》


 確かに、ワイアットが言うことも一理ある。

 まだ証拠が集まったわけではないのに、いきなり親友殺すでと、なると、俺も17歳の時だったらブチギレル。


(じゃあ、コイツらに見つかる前に、俺と探すぞ!)

 《探す?》

(その通り。)


 こう言う時は本人に寄り添うことが大事なのだ。

 一応、俺は前の会社ではサラリーマンをやりつつも、後輩とかのお世話、相談役など多くやっていた。

 相手の気持ちぐらい分かるのだ。


「お前がそんなことを言うのは珍しいな。」

「え?ワイアット?」


 ワイアットが思わず声に出してしまったようだ。

 珍しいミス。よっぽど焦っていたのだろう。


「何でもない、」

 《おい、勝手に変わるなって……》

(うっさいうっさい。)


 久しぶりの投稿なのにこんなにぐだぐだにするなよ、、

 と、思う俺であった!!

 という事で、決まった方針は黒いスーツの男達の調査。

 クロードの捜索。見つけ次第もし、攻撃を開始したらこちらも殺す気でいく。という事。

 何故、殺すのか、それはこちらの国にとってもクロードの強さは以上で脅威なため反抗したら殺すと会う意味のわからない理由。納得いかないのだ。


「ワイアット、今回ばかりは俺たちも協力をする。」

「クロードは、敵だけどまぁ、いい奴?だし……」


 サンディ、テリーも今回は協力してくれるそうだ。


「ありがとう。」

(あれ?もしかして、テリーって?)

 《なんだ?》

(何でもないで〜す。)


 そうして、方針が決まりつつあった、

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