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第玖話 作戦開始

「いいか、まずワイアットに続いて空に飛び相手を撹乱しろ、幸い船の量は相手は短期決戦で決める気だったみたいで、2艦だ。」

「了解、」


 ということで、俺が飛びサンディの元へまず向かった。


「おい!ワイアットどういうつもりだ!!」


 サンディが怒鳴ってきたが、教えるわけない。


「兵長!いつでも撃てます。」


 他の兵士たちが俺を慕ってくれている。

 俺というかワイアットだな


「いつでもいいわよ。」

「よし。射撃準備、撃て」

「ちっ、どう言うつもりだ!総員撃ち返せ!!

 一斉打法!」


 まずい、砲撃する気だ。

 砲弾が飛んできた。

 あ、これ死んだ?


(ワイアットさん、これまずいっす。)

 《問題ない。お前が使ってる身体は最強兵士ワイアットの身体だぞ。撃ち返しやれ。》

(そんなこと言われたって…)


 その時、記憶が出てきた。

 ワイアットの記憶、その時に使っていた技?

 これをやればいいのね?

 やれるか分からんが、まぁワイアットの身体だし、

 魂が違えど身体が覚えてるだろ。


「いくぞ…リベレイター・カウンターショット!」

「ワイアット!」

「死んだ、これだけの銃弾と砲弾に晒されたら流石に、死んだろ…」


 安心したようで微笑む、サンディ

 だが、彼は甘くみ過ぎていた

 次の瞬間ワイアットの周りは光で包まれた。

 ワイアットに撃たれた銃弾、砲弾は全て撃ち返され

 た。この技は、ワイアットの持っている技の一つ

 瞬時に見切って放たれた攻撃を全て撃ち返すことができる。そして、その破壊力は撃った方に倍の力になって返ってくるという物。


「なにが起こった…バケモノかよ、」


 絶句するサンディ。


(え、バケモノかよ、)


 絶句する俺


 その時、ワイアット達がいるさらに上の方から視線を感じた。

「なんだあれ?」

 俺がワイアットに聞いてみるも、

 《ポータル?分からんな。まぁ、今はそれどころじゃないだろ。》

 (確かに。)

 ということで、戦いに戻る。


「サンディ曹長!今の攻撃で戦艦の砲撃システムがダウン!エンジン部分もやられました!」


 サンディの部下が走って伝えに来てくれた。


「クソっ急いで復旧作業に移れ!」

(舐めやがって、)


 心の中で怒るサンディだった。


 ――――――――――――――――――――


 同時期、


「クロードか!」

(まさか、こんな至近距離に移るとは…しかも飛びながら動きやがって当てずらいな。)

「総員!武器持って、飛んでるやつを直ちに狙撃!」

「テリー様、ここは私に任せてください。」

「おお、ローラか…そしたら、あそこに飛んでいる黒髪の奴がいるアイツを頼む。」

「承知しました。」


 テリーにひざまつく一人の女がいた。

 名はローラ。今は兵士ではなく、テリーを昔からお世話しているメイドだ。


「クロード、撹乱は出来てる。ここからどうする?」


 スタンが聞いてきた。


「そうだな。一旦威嚇射撃でも撃っておこう。

 あくまで、俺たちの仕事は撹乱、少しでも相手が油断してくれればそれでいい。」

「分かった。」


 スタンがそういった時、

 クロードの足がいきなり引っ張られリシュリュー級戦艦の上でなんとか着地。


(おいおい、地上から20メートルも離れてたのに、

 ジャンプで俺の足を引っ張ってきたのかジャンプで!?)


 メイド服を着ていて、白髪、黄色い目をした女

 片手に剣を持っている。

 対してクロードは魔銃・幻刃という武器。

 製作者はシルバームーン、アレストロだけで造られる武器。

 銃口の下に剣がついており、特別な力は扱う者の

 技量の強さによって武器の強さが変わる。

 この武器が放つ銃弾には魔力が込められており,

 喰らった者の、防御力がダウンし使う者の攻撃力が上がる能力がある。非常に使いやすく、能力もシンプルなため武器のランクは上から2番目のゴールド。


「あなたが、クロードですね?

 テリー様があなたを邪魔だと言っていました。

 あなたには、ここで死んでもらいます。」

「そうかよ。なら、来いよ?」


 最初にローラが距離を詰めクロードに攻撃。

 距離を取り的確に撃つだが、銃弾は全て

 切られてしまった。


「おいおい、最高硬度の銃弾にしたはずなんだがね…」


 クロードが近距離で攻めるが、簡単に止められてしまう。


「そんな程度かしら?」

(くそっ)


 吹き飛ばされてしまった。


(まずいな、このアマふざけやがって。

 おっと、口が悪いな。深呼吸だ。にしても、この人ただのメイドじゃないな。強い、それに…)

「あんた、能力者か…」

「!…よく分かったわね。

 私は2秒先が見える。たった2秒だけど、戦いに置いて、この差はかなり重要よ。」


 間違っていない。

 戦いにおいて、2秒でも先さえ見れていればかなり有利で、更に所有者が強ければ相手の勝率は当たり前ながら落ちてゆく。


 それと同時期、


「お前がスタンとかいう奴か?」

「そうだが、悪いがさっさと船に戻らないといけない。今の命令にお前らを倒すと言うのは入ってないのでね。」

「そうか、まぁ私はお前を殺すがな。」


 そう言って、テリーは二丁拳銃でスタンを撃つ

 だが、サンディは避けつつ、後ろに下り距離を、取った。


「危ねえな。」


 サンディは持っていたサブマシンガンでテリーを射撃する。


「甘い、」


 そう言ってテリーはサンディの銃弾を全て目の前で止めた。


「何!?能力か…」

「ふふふ、どうだ?驚いただろ?」


 その時、奥の方で閃光のように光出した。

 ワイアットの技だった。


「何だ?」


 テリーが不思議に思った。

 その時、クロードも同じ光景を見て理解した。


「悪いな。メイドさん

 どうやら、時間切れだ。総員撤退。船に戻れ」


 クロードが兵士たちにそう命令する。


「了解。ってことなんでな。

 また後で、決着つけようぜ。お嬢さん。」


 そう言ってスタンも船へ戻った。


 ―――――――――――――――――――


「よし、全員戻ったな。」


 メレディス上官が言う。


「じゃあ、ここから、陸地を目指して移動するぞ。サンダーボルトサージ」


 そう言った途端、テリーの戦艦、サンディの戦艦が突然停止した。


「なんだ、急に停電しやがった。次はなんだ?!」


 混乱するサンディ


「ワイアットたちの船がレーダーから消えた…

 どういうこと?」


 混乱するテリー


「何したの?」


 アシュリーがそう聞くと、ロニー上官が答えてくれた。

「メレディス上官は海の水を使い電気を流し、敵の戦艦をショートさせた。

 能力は強いが、簡単に阻止されるから、お前達を敵と戦わせ、こっちの船自体を何もしてこないと油断させたんだ。」

「よし、今のうちに船を出せ。」


 メレディス上官がそう言って俺たちは陸を目指し移動した。


 戦いは舞台を変えて再開する。


リベレイターって解放者って意味だそうです。

ローナー上官じゃなくて、ロニーです。すみません

因みに、一応この作品、あまり、話数は作らない予定です。

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