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公会2
九幸は弓手の後ろに慎重についてきました。公会の中の様々な人を見て挨拶します。
「あら、ノアは生きて帰りました」
「お疲れ様でした。律ちゃん」
「おい、ノア、どうして子供を連れて帰ってきたのですか?」
………
どうしたんですか?こんなににぎやかです。老人がゆっくりと上の階から降りてきた。
「あら、チャーリーさん、あなたに会いたいです」
弓手は腕を伸ばして前に向かって老人を抱き締めます。老人はおもむろに後ろから袋を取り出して、弓手に投げつけました。
「私に近づかないでください。これこそあなたのほしいものです。」
弓手で袋を受け止め、軽く握って、袋がかさかさと金属の擦れる音を立てています。
「相変わらず器用ですね。」
「私が欲しいものはどこにありますか?」