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【完結・短編ダークファンタジー】モンブラン・ファミリア

作者: 佐藤さくや



 長い影だった。


 ゴーレムは完全に足を止めて膝立ちのような格好をしている。それでもゴーレムは森の巨木の何倍もの大きさだった。


 約3000人。


 それだけの人間がゴーレムの中で生活している。ゴーレムの中はほとんどが空洞だ。


 つまりは住む場所だった。


 夏。


 9歳になったばかりのエイケの髪はまだ細い。川で洗った髪の毛を手で絞っていた。


 今は女ばかりがゴーレムから出ている。


 ゴーレムの頭の上から強い日光が目をさして、エイケは目を細めた。




 その年、エイケに弟ができた。


 名前はヒヅキといい、まだ歩くこともできないので母親がいつも抱いてあやしている。




 それからヒヅキはたったの5年で、エイケを見おろすまでに成長した。


 最近エイケはゴーレムの中で迷子になり、ヒヅキが1日かけてやっと見つけ出した。


「母さん、あそこだよ」


 ヒヅキが指を示す。


「あそこでさ。エイケが」


「やめてよもう。忘れた!」


 そう言ってエイケはヒヅキの胸を殴った。


 頭を叩きたかったが、届かなかった。





 あのときは歩いても歩いても、どこにもたどり着けなくて本当に怖かった。







 数年後、エイケは成人を迎えた。


 ヒヅキは9つも年下のくせにエイケをいつも見おろして、時々天井に頭をぶつけたりしている。


 ゴーレムが頻繁に夢を見るようになった。


「まずいな、そろそろ」


 近所の人がそう言っていた。


 ゴーレムが夢を見ると色々と面倒なことが起こる。内部の構造がぐちゃぐちゃになってしまうのだった。


 昔、エイケが迷ったのもこのせいだった。





「ゴーレムの寿命が尽きるな」


 長老は自分の部屋の壁に刻まれた数字をみて、そう呟いた。





 約3000人を代表する10人がゴーレムの中にある野原に集められた。


  エイケとヒヅキもその中にいた。

 

 長老が曲がった腰のまま、事情を説明した。


 ヒヅキが当然のように頷く。いや、選ばれたのだ。ゴーレム狩りに。


 100年に1回の割合だという。使っているゴーレムがどんどんおかしくなる。だから住めなくなる。


 確かに最近はひどい。


 ちょっと目を離すと眠り始めて歩くのをやめたりするし、いきなり壁が現れたりもする。


 野良のゴーレム、というものがある。


 見つけてゴーレムの体を奪うのだ。それで新しい住処を手に入れる。


 簡単なことじゃない。


 それは皆わかっている。


 だからこそヒヅキはここにいる。



 4



 ヒヅキ自身はもちろんよくわかっている。


 エイケはそれについて心配はしていなかった。


 その日からゴーレムは少しだけ早足で歩いた。大人たちが交代で野良のゴーレムを探し始めた。

 

 ゴーレムの口から這い出して肩に乗り、目で探す。エイケとヒヅキも選ばれた者として順番に肩に乗った。

 

 ヒヅキは早く見つけたいらしく自分の順番でもないのに、勝手に肩に乗って手伝っていた。


 





 「見つけた!」


 3日が経っていた夕方。


 エイケとヒヅキが遅めの昼食を中でとっていると、そんな声が上の方から聞こえた。


「いくぞ、エイケ!」


 パンを口に入れたまま、ヒヅキは腰を屈めながら部屋を飛び出していった。


 エイケも思わず腰をあげた。


 だが座りなおして、水で口の中のものを全部飲み込んだ。


「お母さん、私も見てくるから!」


 別の部屋の方を向いて大きな声で言った。それからヒヅキを追いかけた。


 大人たちも許可なく上へ向かうことはできない。禁止区域だった。ひもをエイケは潜って、せまい階段を上がる。


 ゴーレムの口から体を乗り出すと草と土の匂いがした。


 空が赤い。


 肩には数人の大人とヒヅキが立っていた。エイケも肩の先まできた。


 山脈。


 目線より下に森が広がっている。


 前方。


 野良のゴーレムが器用にその巨木を避けながら歩いていた。


 このゴーレムと同じか大きいくらいだ。


「秋だなあ」


「そうだね」


「あれと俺は戦うんだ」


 ヒヅキは得意げに言う。


「そうだね」


「あれが新しい住処になるんだな。ここより少しだけ広そうだ」


 ヒヅキは笑いながら言葉を続ける。


 エイケは黙って風に吹かれていた。鼻から大きく空気を吸い込むと、お腹のあたりまで冷たくなった。


 



 その日の夜、エイケは祖母、それから母親と祈りの儀式を行なった。もちろんエイケは初めてのことだった。それからエイケの母親も。


 祖母だけは昔、一度だけ経験があった。


 ゴーレムの下位層の内部。


 知らない部屋だった。


 そこに3人で入った。


 壁に石で決められた文字を刻む。それが祈りだった。大昔の文字なのでエイケにはまったく読めなかった。


 祖母もいままでありがとう、という意味だとしか言わない。








「あれぐらい余裕だ」


 階段を上がるとヒヅキが床に無造作な格好で転がっていた。


 「そうだね」


 母親が笑いながら言った。


 「うん」


 きっとヒヅキはそう言って欲しいだろう。


 エイケはそう考えた。


 明日、このヒヅキもゴーレムになる。





 朝日。


 横に長い影。


 約3000人。


 ゴーレムはうつ伏せになっていて、口から皆出ていく。ヒヅキとエイケたちは一番先に出たので丘の上からずっと行列を眺めていた。


 荷物は干した食料ばかりだから台車に乗せてそれぞれが転がしている。


 人で辺りは埋め尽くされた。


 この人たちのために戦って、新しい住処を得る。別に怖くなんてない。怖いわけがない。むしろ誇らしい。


 新しいあの野良のゴーレムを手に入れたら新しい名前が与えられる。あのゴーレムの名前は俺の名前になるわけだ。


 ギャリック。


 いまうつ伏せになっているゴーレムの名前だ。


 そしてこれは俺の親父の名前でもある。





 ヒヅキはこのゴーレムを自分の父親だと思っているだろう。でもこのゴーレムが手に入ったのは100年以上も前だ。


 人がそろそろ出終わる。


 ゴーレムがないと私たちは生きていけない。狩りだってゴーレムを使う。人が森の奥で大型の獣と戦ったらどうなるか、私は知っている。


 それでお父さんは死んだから。瀕死の熊でさえ油断するとあんなふうに簡単に人を殺すんだ。


 3000人分の食料なんて、ゴーレムがなければ得ることはできない。


 いまこうして地上に降りていることも危険な行為だった。


 ゴーレムは動かないから。


 ヒヅキが丘を駆け下りていく。


 私は土を両手で掴んでいた。


 出そうになる言葉を無理やり飲みこんだ。


 言っていいこと。それはさよならぐらいだ。


 でも言ったらきっと私は泣く。泣いたら、きっと私は全部をヒヅキに話してしまうだろう。


 でも。


 でも、と私は今まで何度思っただろう。


 私は見ていることしかできない。


 だから祈りのときに言いたいことは全部、ゴーレムの壁に書いた。


 それならこんな世界もう壊れてしまえばいいとさえ私は思う。


 丘を降りたヒヅキが拳を築き上げて笑った。


 膝のあたりに温みがあった。


 あごの下にもだ。


 拭うと赤くなっていた。


 下唇を無意識に噛んでいたらしい。


 私は泣かないと決めていた。


 そういうもの。

 そういうものなんだ。


 私は血を拭ってから、座ったまま大きく手を振った。





 ヒヅキは下からの合図を受けた。


 もう自分以外、ゴーレムの中に人はいない。


 口の中から喉へ。

 それからハシゴをのぼる。

 頭の中に入った。


 ヒヅキはゴーレムの内壁に手のひらを押し当てる。何をすべきかヒヅキはわかっている。ゴーレムの顎が動く。これは大人たちもやっている。


 一瞬だけ真っ暗になった。


 それからヒヅキの視界には大地と空が傾いて映った。ゴーレムの視界だ。はっきりと見える。ゴーレムの四肢。ヒヅキは完全に一体化した。指が動く。


 ヒヅキの一体化したゴーレムがゆっくりと体を起こす。


 皆もう丘の上に集まっている。


 足元に人はいない。


 2本の足で振り返る。


 森。


 もうヒヅキは前だけを見ている。


 歩いていた野良のゴーレムが足を止める。


 こちらに顔を向けた。







 ヒヅキはゴーレムを進めた。

 

 野良のゴーレムは逃げないどころかこちらへ向かってくる。


 そして、いきなり狂ったように走り出した。


 捕まえようとしてヒヅキは両手を広げた。


 頭をもぎ取ってやる。


 そうすれば、全部おわる。


 野良のゴーレムはその手をすり抜けて肩のあたりからぶつかってきた。


 何かがヒヅキの腹を突き抜けた。


 そんな感覚があった。


 遅れて痛みが全身をうつ。

 

 体が折れ曲がった。


 勢いのまま、たたらを踏み、2つの巨体は木々の上に倒れ込んだ。


 野良のゴーレムが覆いかぶさってくる。


 両腕を振り回してくる。


 それが、頰を直撃した。ヒヅキは自分の首が取れたかと思った。だが視界はしっかりとしている。


 そして歓声も聞こえる。




10




「ヒヅキ」


 エイケは倒れた巨体を歓声にまみれながら、丘から見ていた。


 たったの一人。


「負けるな!」

「頑張れ!」

「ヒヅキ君、頑張れ!」


 たった一人だけ違うことを考えていた。


 昨日まで実感なんかなかった。でもいまになってわかる。


 こんな世界もう、いやだ。


 エイケは立ったまま泣いていた。母親はそれにも気が付かず声を張り上げ、拳を突き上げている。


 ヒヅキの上に乗っていた野良のゴーレムが体勢を崩した。ヒヅキが今度は上になる。


「いいぞ、いけ!」

「首だ、首を折れ、ヒヅキ!」


 歓声はさらに太く、大きくなる。エイケの腹の真ん中にびりびりと響いた。まるで一つの声のように聞こえた。




11




 これでもう立てないだろ。


 今度はヒヅキが野良のゴーレムの上に馬乗りになっていた。野良のゴーレムは手足をばたつかせて激しく暴れている。


 あとは頭を引っこ抜けばいい。


 ヒヅキは体を倒して首に組みついた。腕を交差させて、首のうしろからもう一度自分の腕を引き戻す。


 首が極まる。


 野良のゴーレムの背中の方へ、ヒヅキは押しのけるように力を入れた。


 小さく乾いた音がした。自分の腕。そして野良のゴーレムの首。どちらも軋んでいる。


 歓声。


 大人になったら結婚するって!

 言ったじゃん!

 ばか!


 歓声のよりもはるかに小さな声。


 いや声なのかどうかも怪しい。


 それでもはっきりと聞こえた。


 思わずヒヅキは上体を起こした。


 野良のゴーレムが体をねじって横になった。絡めた腕が剥がされた。


 誰。


 そう思ったとき、強烈な一撃がヒヅキの顔面をとらえた。


 体がうしろに倒れる。


 両手をついて体勢を保つ。


「俺は戦って、このゴーレムに」


 立ち上がってヒヅキは見据えた。


 それは、目の前のゴーレムではなかった。


 操作されてきた、本当の記憶。


 いままでの出来事。


 一番、自分が望んでいたこと。





 また野良のゴーレムが視界に入った。


 前にも戦ったことがある。


 初めてじゃない。


「親父」


 目の前の巨体。


 ヒヅキにはわかった。


 自分が今、対峙しているこのゴーレムこそが父親だと。


「なんだ、おい。なんで!」


 野良のゴーレムは無造作に拳を振り抜いてくる。ヒヅキは腕を交差して顔を守った。


「どうなってんだよ!」




12





「おい、ヒヅキの様子がおかしいぞ!」


「ヒヅキ、頑張れ!」


 男たちが野太い声を張り上げる。


「記憶が戻ったんじゃないのか、もしかして」


「そんなわけあるか! そもそもヒヅキはなんにも知らねえよ!」


 エイケを含めて全員が知っていた。


 ヒヅキが人間ではないことを。


 100年前も200年前も、ヒヅキはヒヅキだった。





 寿命の近いゴーレムの内壁から土の塊みたいなのが出てきてくる。それが膨らんで人の形になる。


 それを人は育てる。


 成長はかなり早い。


 10年で大人のような見た目になる。


 そして、こんなふうに戦って新しいゴーレムを手に入れる。


 ヒヅキがゴーレムなんだ。


 ヒヅキは捕まえた野良のゴーレムを乗っ取って、人の言うことを聞くようにしてくれる。だからこそ大人たちは普段、ゴーレムを操作できる。


 そうやって新しい住処は生まれる。


 それが、人の生き方だった。





13




 

 本当のことを全部知ったのは18歳のときだった。あれから2年も経っている。


 人間はゴーレムの中から生まれたり、お母さんの中から出てきたりする。


 子供はそう思っている。


 ゴーレムから生まれるのはゴーレムしかいない。それを知るのは18のとき。


 だから、それまでは本当の弟だと思っていた。


 どう考えたってヒヅキは人間だった。








 18歳のとき、エイケはあの部屋で動く土の塊を見た。

 

 これが、放っておくと人の形になるんだと言われた。


 時々、間違って出てきてしまうのだと。


 そして時期を間違えて出てきたものを、大人たちは隠れて殺す。





 最後に伝えたいことがあるなら、ここに刻みなさい。祖母は祈りのとき、そう言った。


 だから、20年分。


 言いたいことを全部、刻んでやった。


 目の前からいなくなるなら死んだのと同じだ。野良のゴーレムとヒヅキが戦ったら勝っても負けても、ヒヅキは死ぬってことだ。


 エイケはそう思っていた。


 でも誰にも言えなかった。言ったところでどうにかなるわけでもない。


 ヒヅキを連れて逃げ出す。


 ここから二人で。


 何度、そんなことを考えただろう。


 できるわけない。


 お母さんやお婆ちゃんを残してはいけない。それに他の皆はどうなる。


 住む場所は。

 食料は。

 どうやって生きていくのか。


 この世界に逆らったら、ゴーレムがいなくなったら、人は生きていけない。


「危ない!」


「伏せろ!」


 弾けるような音。


 エイケは思わず耳を塞いで目をつぶった。


 エイケの目から涙の粒が溢れた。




14





「死んだ、のか?」


「ヒヅキ君が負けた」


 男たちがわめいている。


「お母さん」


 エイケはうしろから抱きしめられた。母親の長い髪がエイケの肩にかかる。


 野良のゴーレムは、倒れて2つにわかれたヒヅキから興味を失ったのか、こちらに背を向けて歩き去っていく。


「俺たち、これからどうしたらいいんだよ!」


「ゴーレムがいないんだぞ。生きていけるわけない。どうやって狩りをするんだ」


 勝手な事ばかり、皆言っている。


「お母さん」


 エイケは呟き、母親の腕を優しくほどいた。


 数百年前に一度、人はゴーレムを失った。そのあと、どうやってまた新しいゴーレムを手に入れたのかは定かではない。


 エイケは歩いた。


 ゴーレムがどれほど大きいのかよくわかる。


 森へ入る。


 倒れている巨木。


 えぐれた土の深さは自分が縦にすっぽりと入るほどだ。 


 2つになったヒヅキ。


 いやヒヅキが一体化していた、いままで自分たちが住んでいたゴーレムが、首のない状態でそこに倒れていた。





15





 エイケは首を探した。


 丘の上から見たのでおおよその場所はわかった。


 巨木を縫うように森を進む。


 明るくなっている場所が目に入った。


 エイケは駆け出した。


 視界が開ける。


 


 ゴーレムのねじ切れた首の上に、ヒヅキは力なく横たわっていた。


 そんな干された洗濯物みたいなだらしない格好で、首だけをあげて、なあ、とヒヅキは呟く。


 そう言われてもヒヅキは返事ができなかった。


 近づいて見上げた。


 ヒヅキは目だけを動かしてこちらを見返す。


「生きてるの、ヒヅキ」


「ごめん。生きてる」


「ごめんじゃないよ」


「お前の声がした。すごい色々文句言われた。で、気づいたらこうなってた」


 私が書いた言葉?


 ヒヅキがゆっくりと体を起こす。


「俺って人間じゃないの?」


 エイケはただ、力のないヒヅキの眼差しを見つめ返す。


「俺って、何度も何度もゴーレムの中から生まれてさ。人間だって言われて、育てられて、最後にはこうやって戦ってきたの?」


 風が吹いて、葉の作った影が揺れた。


「わかったよ」


 ヒヅキは、はっきりとした口調でそう言った。


 エイケは嗚咽をもらしていた。


 悲しくて泣いたわけではない。


 ヒヅキが降りてきて、エイケの頭を抱き寄せた。


「ごめんなさい」


「お前が謝ることなんかじゃないだろ」





16





 まだ、ヒヅキの視界は揺れていた。


 ヒヅキはエイケから手を離した。


 歩いた。


 エイケは黙ってついてくる。


 身体中が痛いし、歩くとおかしな音がする。


 自分は人間じゃない。


 それから、親父も。


 森を抜けると丘が見えた。


 約3000人。


 泣き声がこだましている。




 この人たちを、俺はずっと、何度も何度も、何百年も守ってきたんだな。


 生まれては人として育てられ、ゴーレムの寿命が近づくと、こうやって他のゴーレムと戦ってきたんだな。


 そこまでは覚えてねえけど。


「大人になったら結婚しようって言ったな。姉弟なのに」


「うん」


「でも、俺は人間ですらなかったんだな」

 



 了


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