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第65話 巨竜襲来

はっはー!遂に!遂にあの方がやってきます!


読者の皆さんには何のことだが分からないでしょうが、コメッコの脳内妄想では『魔王をするのにも飽きたので神をボコって主人公に再転生!』を書き始めた初期から妄想していたあのキャラです!


ではどうぞww

ほぼ丸一日、冒険者協会内に閉じ籠っていたギルドマスターは久々に外に出ていた。



(ふぅ、都市長の話は疲れたな)



魔人との戦いに勝利した冒険者協会だったが、その後の都市長の話が長々と続き先程やっと解放された。


都市長の弁はこうだ。


冒険者協会のランク制度はどうなっている?


なぜガデュスとゾデュスを倒したE級冒険者の実力を見抜けなかったのか?


等々だ。


そんなものはギルドマスターの知った事ではない。

昔から決まっている制度なのだから。


ギルドマスターの一存で変えられるわけはなかったし、そもそも冒険者協会のランク制度に疑問を持った事など一度もなかった。


しかも聞いてみればE級冒険者パーティー【魔王】が冒険者登録したのはたったの3日前のことだ。


そんな【魔王】をどれだけ柔軟に対応すれば勇者扱いになどできるというのか。


むしろたった1度の依頼でランクを上げることができた冒険者協会の柔軟なランク制度を褒めるべきだろうとギルドマスターは思った。



「さて、昼飯でも食いに行くかな」



ギランディーの話では勇者パーティー【光の剣】とE級冒険者パーティー【魔王】の面々はシステアの転移門でそんなに時間がかからないうちに帰ってくるとの事だった。


ならば民衆への報告はその時でいいだろう。


とそのように話が決まった。


そうしてギルドマスターが昼食を取る店を物色しようとしたその時だった。


ギルドマスターは謎の違和感に襲われた。



「……なんだ、これは」



ギルドマスターにはその違和感の正体が掴み切れずにいたが、何かが来る。


そんな直感がした気がした。


そして次の瞬間、東の空が光った。


とギルドマスターが感じたとほぼ同時に光がシラルークの町のすぐ横を凄まじい勢いで通り過ぎて行った。



「なんだ、今のは!?」



ギルドマスターが叫んですぐに、後ろの冒険者協会から冒険者協会受付のエリーゼが飛び出してきた。



「ギルドマスター! 今、光が!」



「今見た! なんだあれは!?」



更に、続々と冒険者協会から職員やシラルークの町の要人が飛び出してきた。


その内の冒険者協会職員の男が叫ぶように言った。



「未知の光による攻撃を確認しました! 外の見張りから得た情報によるとシラルークの町を僅かに避け、光は西に消えていった模様!」



それを聞いたギルドマスターはほっと胸を撫でおろしたが、すぐに職員に聞き返す。



「他の町は大丈夫なのか!? どこから撃たれた?」



「光の直線上に町はありません! どこから撃たれたものかは不明! 最低でも200km以上東から放たれた攻撃だとのことです」



「そんなわけがあるか! 200km以上東っていったらアリアス様がいる地点よりさらに東じゃねぇか! そんなバカげた射程の魔法など存在するか!」



そんな高射程の魔法などギルドマスターは見たことはおろか聞いたことすらない。



「ですが、報告によれば間違いないと……」



流石に200km以上東は大げさだとギルドマスター思いたいが、実際の攻撃を見てしまってもいた。


ギルドマスターの想像を遥かに超える大魔法が行使されたのは否定しようのない事実だった。


更に、冒険者職員の男は絶叫に似た声でギルドマスターに報告を続けた。



「ギルドマスター! シラルークの町のすぐ東に突如謎の巨竜が出現したとのことです! ——ってこれは流石に嘘だろ! ふざけんな!」



冒険者職員の男は監視行動を続けていた魔法通信の相手を怒鳴りつけ、一方的に通話を切った。


冒険者協会職員の男がギルドマスターを申し訳なさそうに見るとなぜかギルトマスターは空を見上げていた。 



「……あぁ、見えてるよ」



ギルドマスターはそんなことを言う。何の話か冒険者協会職員の男には分からない。


冒険者協会職員の男はふとギルドマスターが見ている方の空を見ると、その存在に気づき驚きで尻もちをついてしまう。



「あ、あ、あぁ……」



彼やギルドマスターの視線の先にいたのはシラルーク東の空に覆うかのように滞空していたのは1体の巨竜と3体の竜だった。

来たよ、キタヨ、KITAYOー!

次週!……じゃなかった次話遂にあの方の第一声が!


クドウとゾデュスファンの方はすいません。次も主人公出てきません。

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