手続き
俺は二ヶ月程 公立高校に通って行った。
二ヶ月後だったいつも通りの道を通って下校していたらいきなり背後から話しかけられた。
「貴方は篠奈木蒼也君だよね」
俺と近い歳のように見え、上半身パーカー、下半身はジーパンのチャラそうな人だった。
「ん?」
「怪しくはないからね」
こういう風に言う奴が一番怪しい。
「話があるんだ」
「人が多い喫茶店で話しましょう」
「そうだね。そうした方が君も安心かな?」
俺はチャラ男を警戒しながら店の席に座った。
「うわー。凄いおしゃれだね〜」
「それで話しとは何ですか?」
「単刀直入に言うと特殊能力科捜査官に入ってほしい」
「えっ!?特殊能力捜査官ってあのテロ等を扱っている警察の部隊の中でも最高位に入ると言われている部隊ですか?」
「よく知ってるね。その部隊に君も入ってほしいと思ったんだ。どうかな?」
「いやいや、でも僕なんか入ったって足手まといになるだけですよ」
「もちろん。適当に選んだわけではなく君に素質があるからだよ」
要は俺このチャラ男に個人情報調べられていたから俺の名前知ってたんだ。
もしかしたら記憶喪失で無くなった記憶を呼び起こす鍵となるかも知れない…
「分かりました。やってみます」
「おー!ありがとな!」
「ではサインをここによろしく!
出された紙には色々文字が書かれている。
「あのーこの文字読む必要がありますか?」
「あー大丈夫だよ。早くサインよろしく」
「分かりました…」
俺は何か騙されているような気がしたがしぶしぶサインをした。
チャラ男は怪しい奴ではなく変なやつだと分かった
そろそろ登場人物を増やしていこうと思います!