乙女ェ…
更新が遅れて申し訳ないです´д` ;
言い訳としては研修やらテストが忙しかったのです。
今回は帝視点でお送りします。
「さぁ!帝様!どこで挙式をあげますか?私としてはここがオススメなんですがーーー」
「えぇ⁈帝君もう結婚するの⁉学生婚なの⁉」
「ふむ…僕は親友代表としてスピーチを考えたほうがいいのかな?」
「ほ、本当に…結婚しちゃうんですか…?」
「ほら、愛神。そんな捨てられた子犬みたいな顔しない」
「…………なにこの混沌」
こんなカオス空間になってしまったのにはエベレストより高くマリアナ海溝よりは深い理由がある。
それは先ほど俺が愛神達を先に行かせた時まで遡るーーー
愛神達に先に行ってもらった俺は裏路地に来ていた。
さっきチラッと女の人が連れて行かれるところを見たんでね。それを見て見ぬ振りをするほど腐ってはいないつもりだ。
裏路地を少し進むと案の定ゴロツキが数人で金髪の女の人を囲んでいた。
あれ?あの金髪の人を何処かで見たような…....…まぁ覚えてないってことはそこまで重要なことではないんだろう。
「ちょ、ちょっと!貴方達!なんなんですの⁉離しなさい!汚い手で触れないで!」
「この女なかなか上玉ですね。どうします?ここで一発いっちゃいますか?」
「……そうだな。いいぞ、その代わりちゃんと録画しとけよ」
「ヘイ!わかりやした!ぐへへ…さてとまずはそのうるさいお口を塞いじゃいますか」
「ヒッ⁉」
リーダーらしきゴロツキが残りの部下らしきゴロツキに指示をすると数人がかりで襲いかかる。
おいおい!それはマズイって!!
「俺の連れに、なにやってんだ !!!」
助走をつけて今にも襲いかかりそうだったゴロツキの1人を飛び蹴りで吹き飛ばす。
「ぐぇ⁉」
ドスッッ!!と鈍い音とともに吹っ飛んで壁に激突し伸びた。
「大丈夫か?」
「は、はい………」
『話を合わせてくれ』
『えっ?えっ?』
金髪の子に耳打ちをして話を合わせてもらうようにする。
そのほうがもし問題になっても言い訳ができるかもしれないからな。
「な、なんだてめぇは!!」
「あ?こいつの連れだよ」
なっ?と金髪の子を見るとコクコクと首を縦に降る。
「ということでこの場はこれにておさらばってことには出来ないかな?」
「出来わけねぇだろ!ったく、良いところに来やがって……おら!やっちまえ!」
ゴロツキリーダーが下っ端ゴロツキに指示しながら向かって来る。
ふむ…...なんかゴロツキリーダーってゴブリンリーダーに語呂が似てるな。
なんてことを考えながら腹に蹴りをいれて次々にゴロツキ達を無力化していく。
弱ぇ……超弱いんだけど……なんかあんま弱いとこっちがなんか悪いことしてるみたいに思えてくる。
……はっ!まさか……これが罪悪感ってやつか!なるほどなるほど。俺はまた一つ賢くなった。
まぁそんなことはどうでもいい。
あとはゴロツキリーダーだけか。
「さて、後はあんただけなんだが?やる?」
「……くそっ!」
やけくそ気味になって殴りかかってきた。
ならばここは躱してからの………
「ミ○ト○ティンキッーーク!!」
グーパンを繰り出す。
「それキックじゃねぇぇぇぇえええ!!」
そんな捨て台詞とともにゴロツキリーダーは地に沈んだ……
「さて、片付いたわけだが……君大丈夫だった?これからは気をつけたほうがいいよ?じゃあ俺はこれで」
……なんか目がハートになっていたのは気のせいだな。まるで恋した乙女のような顔してたのも気のせいだ。見間違いだ。俺は颯爽と去るぜ。
「あ、あの!」
呼び止められてしまった……なんか厄介事の匂いがする。プンプンする。蓋してぇ……
「……なんですか?」
しょうがないので聞いてあげる。嫌々だが。
「貴方が……貴方が……」
「……俺が?」
なんだ?俺がどうしたんだ?俺は別にあんたを助けただけで他はなんにもしてないんだからこれで警察に御用になったらふて寝するよ?
「私の王子様だったんですね!!!」
「はっ?」
俺の予想斜め上を超えていた。
ということがあった、というのを愛神達に説明した。
「へぇ〜、そんなことがあったんだね。というか帝もお人よしだねぇ」
「……そういえば久遠さんってウチのクラスだったよね?」
「そうですよ。帝様と同じクラスです帝様と」
「うん2回言わなくても分かってるからね?……というかイメージと全然違う」
冬樹さんの言うとおりで教室でのイメージと全くと言っていいほど違う。
教室だと『私に気安く話し掛けないで!』オーラをバシバシ放ってるから近寄りがたかったんだよな。見た目がどっかのご令嬢みたいのも相まって。
「な、なんか凄く乙女ですね久遠さん」
「愛神の言うとおりね、今時王子様は初めて聞いたわ」
愛神は微妙な顔してるな。
「帝様のご友人なんですからマリアでいいですわよ?」
「わかったよ!」
「そうだね」
「分かりました」
「そうさせてもらうわ」
ふむ、仲良くなってみたいだし良かった良かった。
それじゃあこれ以上マリアが変なこと言う前に帰るか。
あっ、ちなみに俺がマリアと呼んでいるのはここに来る途中そう呼んでくれと言われたからである。
「っとそろそろ遅いから今日は帰るか。続きはまた学校でってことで」
「そうね。明日も学校があることだしね」
「うーー、名残惜しいけどしょうがないか〜」
「そうですね。遅くなったらお母さんが心配しますから」
「僕も早く帰ってスピーチを考えないとだからね」
「お前はまだそのネタ引きずってたのか!冗談に決まってるだろ?マリアのイカしたジョークだよジョーク」
「えっ?」
「えっ」
えっと……なにその心底驚いたような顔。
……ひょっとして本気だった?本気と書いてマジと読んでた感じですか?
……マリア恐ろしい子!!
家に帰った後、夕飯と風呂を済ましてベッドに寝転ぶと疲れていた為がすぐ眠くなってきた。
………なんか明日は嫌な予感がする。
そんな予感とともに睡魔に身を任せた。
土日にバンバン更新して行きます。
感想やアドバイスなどお待ちしてます!




