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✧ 詩 ✧   祈り

永遠の旅







水の中に目覚めて

君は雨上がりの路地を歩く


空はほのかに暗く覆われて

雲なのか霧なのか誰も知らない


ふたりの唇を秘めやかに重ねて生まれる言葉

それは僕たちが幸福であるための

ふたりに許された唯一の希望


荒削りな僕の孤独な言葉を

君はなめらかにいとしいふたりの言葉に変えていく


強く光るものだけが真実ではない

だから何も心配しなくていい

ほのかに淡く光る穏やかな喜びを

わたしたちは知っているはずだから


風を感じて

目を閉じて


秘密の口づけを交わすように

ときめいて静かに


今を感じて

今、この一瞬だけを










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