かていほうもん。
きょうは、なっちゃんのかよう、ほいくえんの先生がいえにくる日です。
おひるにかえってきたなっちゃんは、すぐにれいぞうこをあけてむぎちゃと、こおりがあるかかくにんしてから、先生がくるのをたのしみにまっていました。
ピンポンとチャイムがなると、ざぶとんをかかえて、げんかんまでにはしっていきました。
「ママ!はやくはやく!」
先生はママがくると、ほいくえんでのなっちゃんのたのしいようすをはなしたあと、なっちゃんにむぎちゃのおかわりをたのみしました。
なっちゃんはコップをもって、よろこんでだいどころにはしっていきました。
ママと二人になった先生は、なっちゃんがほいくえんから、ひとりでかえろうとしたときのことをはなしました。
でも、すぐになっちゃんがむぎちゃをもってくると「ああ、おいしい」と、いってをおちゃをのみ、もってきてくれたなっちゃんをほめてかえっていきました。
先生がかえったあと、なっちゃんはママにいいました。
「もちろん、かってにかえろうとしたり、それをとめようとしたみっちゃんをおこったわたしもわるかったけれど、わたしのいないときに、わたしのしっぱいをつげ口する人って、すきになれないわ」