りそうの、おとこの子
小学校にかよいだしたなっちゃんは、おうちにかえってくると、ふきげんな日がおおくてママはしんぱいになりました。
そして、ほとんどのふまんが、おとこの子のこと。
うるさいとか、むしんけいとか、はしゃぎすぎだとか。
ママは、なっちゃんがこのまま、おとこの子ぎらいな子になってしまうのではないかと、気が気ではありません。
そんなママのようすに、気がついたなっちゃんは、ある日ママにいいました。
「ママ、だいじょうぶだよ」って。
「でも、なっちゃんは、おとこの子が大きらいなんでしょう?」
「うん。それはそうだけど、わたしのせかいはこれからドンドンひろがっていくわ。だって小学校には、いろんなほいくえんや、ようちえんからきた子があつまっているでしょう」
「そうね」
「中学校になれば、またいろんな小学校からきた子があつまるわ」
「そうね」
「その中には、いいおとこの子もきっといるものよ」
「そうだといいね」
「そうよ。ママだって、そうやってパパをみつけたんでしょう?」
ママは、おしゃまななっちゃんのことばに、ホッとしました。
今まで読んで下さった皆様、ありがとうございましたm(_ _"m)
これにて『おしゃまな、なっちゃん。』を終了します。
なっちゃん、凄く堂々としていて不正を許さない性格で、私とは正反対の子です。
私は保育園の卒園式で立っていられないくらい号泣して、親に担がれて帰りました(;´Д`A ```
だって子供心に「今生の別れ」なのだと勘違いしていたのですから……小学校に入ったとき同じ人たちとまた同じクラスになったときメッチャ恥ずかしかったですよ(^^ゞ
子供って、個性があって面白いですね。
またお会いできる日を楽しみにして、今後も活動を続けます(o^―^o)ニコ




