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小学校と、おとこの子
ほいくえんをそつぎょうして、サクラがちりはじめたころ、小学校の入学しきがありました。
あたらしいせいふくに、あたらしいカバン。
まえの日までパパとママにじこしょうかいのとっくんをおねがいしていたなっちゃんは、じしんまんまんで小学校にいきました。
学校からかえると、すぐにもらったきょうかしょをよみはじめて、ねるまでには、こくごのきょうかしょはぜんぶよみおわってしまいました。
そして、つぎの日はひとりで学校にいきました。
しんぱいしていたママは、なっちゃんがかえってくるとすぐに、ようすをききました。
なっちゃんは、ふきげんなかおをして、こたえました。
「うるさくて、あたまがおかしくなりそうだわ。おとこの子たちは小学校にくるよりもさきに、どうぶつえんにいって、ちょうきょうしてもらうひつようがあるわ」
