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パパ、かいしゃにいかなくていいのに。
かいしゃにいくために、げんかんいくパパにきがついたなっちゃんは、ママといたリビングから、あわててげんかんにはしっていきました。
「パパ。いかないで!」
なっちゃんがパパのうでをつかまえてひきながら、ききました。
「パパは、どうしていつも、かいしゃにいってしまうの?」
パパはすこししこまりながら、えがおでこたえました。
「パパはね、なっちゃんに、おもちゃとか大すきなおかしをかってあげるために、かいしゃにいくんだよ」
なっちゃんは、あんしんしてわらっていいました。
「そんなの、かいしゃにいかなくても、なっちゃんとおみせにいけばいくらでもかえるよ」