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サンドリヨンは向こう三軒のずっと先 プロローグ
本日より新話投稿。
前話(第一章)とは別のお話です。
昔々、ある国に継母と義理の姉に、まるで召使いのように酷い扱いを受けた哀れな娘がおりました。
ある日、お城で王子の結婚相手を探すパーティーが開かれます。
意地悪な母と姉達は、娘に家事を言いつけると招待状を手に意気揚々に出掛けて行きます。
取り残され、一人寂しく泣く娘の前に魔女が現れました。
親切な魔女は、健気な娘に魔法で美しいドレスとガラスの靴を。
ネズミは白馬にカボチャを馬車に。
そうして娘は城へ行き、見事に王子に見初められました。
最後はガラスの靴を頼りに彼女を探しに来た王子と結ばれて、二人は手を取りハッピーエンド。
めでたし、めでたし。
って、ねぇ、それってほんとうに?