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詩のようなもの

あと1センチ あと1ミリ

作者: 櫻月そら

武 頼庵(藤谷 K介)様 主催【恋の詩企画】に参加しています。

わたしはネコだ


ネコは鼻先で挨拶をする


それは親愛の証である


わたしはネコだ


忍び足のように


両手でそっと あなたに近づく


あなたの驚く顔が好き


わたしはネコだ


そっと鼻先を近づける


すると あなたは目をつむる


驚きに期待が混ざる その顔も好き


だけど わたしは動かない


あなたの吐息を 受けとめるだけ


あなたが不思議そうな顔をする


少し困った顔も好き


わたしはネコだ


鼻先だけを近づける


あと1センチ


あと1ミリ


それより先は


動いてあげない


あの(ヒト)


あなたの籍から抜けるまで

お読みくださり、ありがとうございました。


詩『もう少しだけ あと少しだけ』にリンクしています。



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― 新着の感想 ―
[一言] 恋の詩企画から参りました。 わ〜猫は猫でも……!!? ラストに驚きです。このような着地もあるのですね。お見事でした!
[良い点] ラストに驚愕! 狡猾な猫さんですこと…… もう一方の対となる詩を拝読すると、一層理解が深まりました。 この先三人がどういう道をたどることになるのか、想像が膨らみます。
[良い点] 焦らして焦らして……最後に切れ味のいいオチだと思いました。 どこまでもネコらしい、ですが人間のネコはとても恐ろしい……。 もう一つのリンクする詩と合わせて読むと、尚の事素晴らしい作品と思…
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