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プロローグ3

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「我々は今!危機的状況に陥っている。それは敵の予想を上回る強さによるものだ。だかしかし我々は諦めない。我々は世界の平和と法、秩序を守る為にここにいる。我々は悪ではない、決してだ。なぜ諦める必要がある。彼らは帝国主義の下に侵略を繰り返す。諸君!許せるか!?こんな横暴を!諸君はなぜ怒らないのだ!リメンバー・パールハーバー!この合い言葉はどうした!彼らのせいで何人の仲間が犠牲になった!我々は彼らという悪を許してはならない!今、この大西洋の向こうで!我々の友であるヨーロッパが必死に抵抗している!これを見捨てて何が友か!何がアメリカか!我々は助けを求める人々を見捨てない!この正義は!何者にも奪われない!真珠湾は不屈の精神で復活した!アメリカ本土への被害も少ない!なぜこの事実に目を向けない!?諦めるな!君らは何を誤解している?我々に力がないと?ふざけるな!まだ南アメリカはある!カナダもアラスカも健在だ!このような事実がある中で、一体どこに!我々が和解をする必要があると言うのだ!どうだ!いってみろ!ないだろう!侵略を恐れるなら、逆に来いと言え!かかってこい!と。もし来るのなら!我々がヤツらを地獄へといざなう!来るなら来い!今すぐにでも行きたいが、まだ敵は遠いところにいる。

今、英国民を我がアメリカに避難させているところだ。他の国も同様、やつらに占領される前に多くを救い出した。避難してきた皆さんにはこうお話した。よくぞ生き延びてくれた。故郷は失っても、あなた方がいれば国は消えない。あなた方がいる限り再建は出来る。今、国はあなた方の中にある。皆さん自身が国だ。だから諦めないで欲しい。あなた方の国も、国民も、まだ絶えていない!今こそさらに、一丸となって敵を討とう!そのチャンスは我々が提供する。あんなやつらにやられっぱなしでいられるか!とな。皆さん泣いて感動してくれましたよ。ただ、涙を・・・!涙を流してありがとう・・・!と。静かに、しかしとても力強い声で!良いか!我々はまだ負けていない!ただ、きたる決戦へ向けて準備をしているのだ!英国にいる米軍、英軍兵士達はもう覚悟している。だからどうか・・・!国民よ!頼む!我々と、友のため、世界のため、平和のため、そして何より、未来のため!未来を守るために!どうか!もう一度!力を貸して欲しい!諸君らが必要なのだ!この難局を乗り切り、世界を、未来を守る!そのためなら、私は・・・いくらでも諸君らに頼もう・・・この命すべてを使って・・・。以上だ・・・!」

この演説により下がっていた国民の士気は大きく上昇。この演説を聴いていた枢軸国陣営は大きく恐怖し、それを通り越して尊敬さえ覚えるようになった。枢軸国陣営はこの演説によって士気が低下。英国に駐留する連合国軍は大きく士気が上昇。玉砕さえいとわないほどだった。これを察したのか枢軸国陣営は英国侵攻を延期。実に1ヶ月、前線の士気を戻すのに費やした。この隙に連合国軍は英国で兵力を増強。決戦に備えた。

しかしそこに速報が入る。米大統領、ルーズベルトの死去である。それは世界に大きな衝撃を与えた。連合国には希望の光を失った事による悲しみ、枢軸国陣営には敵の士気低下を期待させた。しかしそんな予測は見事に外れる。大統領の最期の言葉が放送されたのだ。彼は自分の最期の言葉を録音させ、ラジオ放送を通じて放送した。正確には最期の言葉ではないが、国民へ送る最後の言葉とされた。

「・・・諸君・・・私はもう長くない・・・。いつ死んでも良いよう、ここにメッセージを残して置く・・・。ただ、一言だけ言う。正義を、平和を、未来を・・・。神は・・・我々にあり・・・!皆さん・・・後は任せた・・・私の執念を・・・思いを・・・受け継いで欲しい・・・私は死んでも・・・天より皆さんを・・・見守ろう・・・さらばだ・・・。」


この放送により一瞬下がった連合国軍の士気は再上昇。枢軸国陣営も衝撃を受け、完全に士気が上がりきる前に攻撃をする事を決定。枢軸国陣営の会議にて


日本軍士官「おのれルーズベルト、とんでもない事を最後の最後にしてくれたな。」


ドイツ軍士官「全くだ。せっかく戻した我が軍の士気に影響が出る。早期決着をしよう。」


イタリア軍士官「賛成だ。早くやっちまおう。」


遂に1945年7月4日、枢軸国陣営の英国上陸作戦が実行される。

その出撃前の演説において、ある指揮官の演説が行われた。





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